グループホームとはどんな施設?人員基準は?

Picture by Gabriel Szabo/Guzelian

Peregrine House extension official opening in Whitby, North Yorkshire on 28th of May, 2013

皆さまは、グループホームという施設をご存知でしょうか?老人ホームやデイサービスセンターなどは聞いたことのある方も多いかとは思いますが、グループホームはあまり聞きなれないという方も多いと思います。
このグループホームも、高齢者の方にとってはなくてはならない施設の一つです。

今回は、このグループホームという施設についてご紹介していきたいと思います。

グループホームとは

では、このグループホームとはどのような施設なのでしょうか?
グループホームとは、認知症の症状のある方が施設職員の方々と一緒に生活をする福祉施設のことを言います。グループホームという名称の他には、認知症対応型生活介護というような呼ばれ方をする場合もあります。では、認知症のある方々がともに生活を送ることにどういったメリットがあるのでしょうか?
まず、グループホーム以外の福祉施設のも言えることではありますが、高齢者の方の介護の目的、テーマは、その人らしい生活を提供することにあります。身体的、精神的障がい、老いを理由に、自分らしい生活ができなくなってしまうことは、一番避けたいことなのです。その中で、認知症という障がいは、ケアが一番難しい障がいだと言われています。

身体的には全く問題がないのにも関わらず、日常生活に支障をきたしてしまう場合もありますし、家族や周りの方とコミュニケーションをとることも困難な状態になってしまうこともあります。一番辛いのは本人です。

このグループホームでは、認知症に特化したスタッフが一緒に生活をしておりますので、何かあっても対応が可能ですし、同じ悩みを抱えている人たちと一緒に生活をすることによって、自分らしい生活の仕方を見つけることができるのです。

つまり、プロの介護を受けながらも、自分のしたい、やりたいことが出来る、自立した生活を続けられるということが、このグループホームという施設の最大のメリットでしょう。

 

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グループホームの設備、役割は?

では次に、このグループホームの設備や役割についてご紹介していきたいと思います。まず設備になりますが、自分の居室はもちろん、洗面所、トイレ、浴室などがあるのは他の施設同様のことと思います。大きく異なることとしては、食事をする台所やキッチンがあることです。どのような福祉施設でも、例外を除き他の入所者とともに食事をします。

介護者が見守りをするためでもありますし、他の入所者の方とコミュニケーションをとりながら食事を楽しんでもらうためです。グループホームは、それに食事を作るという行動がプラスされるのです。何かを作るという行為は、実は高齢者の方にとってとても大切なことです。

高齢者の方は、だんだんと自分一人でできることが少なくなっていきます。そんな中、スタッフや他の入所者の方とともに食事を作ることが出来るというのは、生活にハリをもたせてくれる行為であると言えます。ただし注意点として、スタッフ以外の高齢者の方も火を扱うことになりますので、十分気をつけなければなりません。夜間時も常に気を配る必要があります。
また、役割としては大きくわけて二つあります。
まず一つ目は、上記でもお話させていただきましたように、高齢者の方が自立した生活を送ることが出来ること。そしてもう一つは、周りの家族のためでもあります。高齢者の方の介護をする時に、施設や福祉サービスなどではなく、自宅介護を選択されるかたもいます。
しかし、認知症の方の場合はこの自宅介護はより難しくなってしまいます。一般的な身体介護プラス認知症のケアをしなければならないからです。中には、自分の体を壊してしまう方もいらっしゃいます。

そんな時に、普通の施設に家族をお願いすることに抵抗がある方でも、施設にいながら家にいる時と同じような生活が送れるグループホームならばと、選択される方も多いのです。

 

グループホームの人員基準

では、グループホームの人員基準はどのようになっているのでしょうか?
スタッフの配置人数としては、高齢者の方3人に対しスタッフは1名以上設置することとなっています。そして夜間は、高齢者の方が何人いたとしても必ず1名以上はスタッフがいなければなりません。夜間は、事故が多いためです。火の不始末や夜間徘徊してしまう高齢者の方もいます。また、夜は消灯していますので視界が悪く、転倒してしまうリスクも高いのです。また、常勤の管理者も必要になってきます。しかし、介護者ならば誰でも管理者になれるという訳ではありません。福祉施設で3年以上、認知症高齢者の方の介護をしたことのある方が、グループホームの管理者となることができます。

他の福祉施設に比べると、高齢者の方はある程度自由に生活をすることができますが、そのぶんスタッフは十分気をつけて介護を行わなければなりません。

 

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グループホームの入居基準は

では、グループホームの入居基準はどのようなものなのでしょうか?
グループホームは、誰もが自由に入所できるというものではありません。まず年齢は65歳以上の高齢者の方になります。また、高齢者の方であれば誰もが入所できるというわけでもなく、要介護1以上が原則となります。
しかし、そればかりではありません。施設や住んでいる地域によって細かく規定がある場合がありますので、もし入所を考える場合は、問い合わせをして確認する必要があるでしょう。
たとえば、老人ホームなどの福祉施設とは異なり、グループホームの場合はある程度自立している必要があります。

そのため、自分のことは自分でできるという方のみの場合もあります。また、グループホームはたくさんの入所者と生活をともにすることになりますので、他の方に感染してしまうような病気にかかっていないなど、病気や怪我に関しても確認する必要があるでしょう。
認知症専門のグループホームの場合は、認知症の診断書が必要になってきますので忘れないようにしましょう。

 

グループホームのこれから

これから先、高齢者の方の人数はどんどん多くなってきます。
それに伴い、認知症の方の人数もどんどん増えて行くでしょう。グループホームのニーズもどんどん増えていくことが予想されます。今も認知症の方をケアしようと、様々な取り組みが行われています。また、他の方に認知症という障がいを知ってもらおうと、たくさんの書籍やセミナーなども開催されています。

これから先、認知症を理解してくれる方も増えていくでしょう。しかし、実際に家族や身近な人が認知症にならなければ、気が付けないことやわからないこともたくさんあります。私たちは高齢者の方に介護をする時、時間的なものや、スムーズに介護ができるようにと、つい過剰に介護をしてしまいがちになってしまいます。しかしそれは、高齢者の方の自立心を奪ってしまうことになります。
介護が必要になったとしても、自分のことは自分でできるよう、また自分で選択ができるように、グループホームという施設は存在しているのです。

 

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今は必要なくても、もしかしたらグループホームの知識が必要になる時が来るかもしれません。その時のために、今からでも少しずつ知識を得ておくと良いでしょう。少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。

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