認知症対策はGPSで大丈夫!?メリット、デメリットは?

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認知症になると、うろうろ歩き回ったりして徘徊する人が出てきます。徘徊で交通事故にあったり、高速道路に入ったりする危険な行為にまで陥る場合があります。また、外に出なくても家の中を徘徊する場合があります。徘徊対策にはどんな方法があるのか、GPSをつけるメリットやデメリットなどを説明します。

 

認知症症状の徘徊

認知症の徘徊行為とは?

認知症の徘徊行為とは、家の中や外を歩き回ることを言います。本人にすれば、昔していた仕事に行くとか散歩に行く、畑に行く、息子の家に行くなどの目的があって外に出るのですが、それを忘れてしまい、歩き回ることになるのです。

徘徊が起きる原因とは

①見当識障害や記憶障害
見当識障害の場合、自分がどこにいるのかを思い出せなくなり、不安になって徘徊するようになります。自分の年齢や時間もわからなくなるので、夜に歩き回ることもあります。

記憶障害の場合、どこかに行こうと思って出かけるが、途中でどこに行くのかわからなくなってしまいます。それで、そのまま歩き回ることになります。

不安やストレスが原因

環境の変化や、人間関係で居心地が悪くて不安を感じると、居心地のいい場所に行こうとします。そのため、実家がある場所や昔、楽しい経験をした場所に行こうとします。しかし、途中で行く場所を忘れてしまい、うろうろと歩き回ることになります。

前頭側頭型認知症が原因

全島側頭型認知症(FTD)とは脳の前頭葉と側頭葉が委縮していて、血液の流れが悪くなり徘徊の症状がおきます。この場合の徘徊は、同じところを何度もぐるぐる歩きまわるという徘徊です。例えば、外では同じコースを毎日回るとか、家の同じ場所をぐるぐると回ります。

 

 

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徘徊対策とGPS

徘徊する人に対する対応

目的があって徘徊する場合、怒って無理に引き留めようとすると不安になるので、本人がその時どうしようとしたか聞くとか、一緒にいてあげるなどで次第に気持ちが落ち着いてきます。FTDの場合、無理に引き留めようとすると暴力をふるうことがあります。

家の中の場合は、「トイレへ行きましょう」とか「お茶を一緒に飲みましょう」など、本人の気持ちをそらすと徘徊を止められます。会社に行くという場合は「今日は休みの日ですよ」などと話を合わせてあげると納得します。

徘徊対策にGPSをつける

外に出る徘徊対策用にGPSを服に入れておくとか、袋に入れてベルトにつけておくと外に出るとどこにいるかわかります。携帯電話を使える人だと、小さめの携帯電話を身に着けるようにするとGPS機能でどこにいるかわかります。

行政の行っている徘徊高齢者家族支援サービスで徘徊する人に対して、多くの自治体ではGPSの機器を貸出するサービスを行っています。靴に装着できる重さ30g、大きさ4,5㎝、横4㎝、厚さ1,2cmほどのGPS端末です。費用は、無料の所もあれば、月200円ほどかかる場合があるので、詳細は各自治体や地域包括支援センターにお問い合わせください。
民間のiTSUMOなどのGPSの場合、要介護2以上の認知症の高齢者は福祉用具貸与でレンタルできます。専用カバーに入れて、靴紐等に取り付けるだけです。外に出ると、家族にメールで通知し、どこにいるかの場所も通知します。
ココセコムやALSOKなどの企業が月500円~独自のサービスを初めています。例えば、ココセコムなら、位置情報を検索できて、かなり遠くに行ってしまった場合でもオペレーションセンターに連絡すれば、緊急対策署員が現場に急行するサービスを行っています。
サイズは名刺より小さく、重さは48gと軽量です。付属のポーチに入れてベルトに装着したり、いつも出掛ける時に着る服に入れるポケットを付けたりしておき、GPS端末をいれておくと外に出ても安心です。自治体によっては民間のGPSでも補助の対象になる場合があるので各自治体にお尋ねください。

徘徊センサーマットを玄関やベッドに置く

徘徊センサーマットを玄関の降り口やベッドの脚を下す位置に置いておくと、その上を乗った時にブザーがなり家の人が気付きます。ベッドのシーツの下に置く離床探知センサーもあります。両方をうまく組み合わせて利用すると、玄関を出る前に気が付きます。福祉用具貸与でレンタルできる場合があるので、ケアマネージャーや各自治体にお問い合わせください。

ディアービスやショートスティを利用する

デイサービスやショートスティに行く日は家族にとって気が休まる日です。昼間、デイサービスで入浴やリクリェーションをすることにより、体が疲れて夜がよく眠れます。時々、ショートスティを利用することで、家族がゆっくり休むことができます。

最寄りの警察署に届けておく

最寄りの警察署に認知症の高齢者で徘徊することを話し、写真や住所を登録しておくと徘徊してわからなくなった時に県全域で捜索できる体制ができて、いなくなった時に連絡すると周辺を捜索してもらえます。

 

 

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GPSのメリット、デメリット

GPSのメリット

GPSをつけるメリットはどこにいるか早期に発見できることです。GPSを靴に入れておくとか出かけるときに財布を持ち出す場合は、GPSを財布に入れておくといいかもしれません。携帯電話だと、首からかけることやいつも持っているカバンに入れておくことができます。
GPSで位置を確認するときは、パソコンでインターネットにつなぎ地図で確認するかオペレーターに検索してもらうこともできます。携帯電話では、ドコモの「イマドコかんたんサーチ」や「イマドコサーチ」のサービス、ソフトバンクの「位置ナビ」サービス、auの「安心ナビ」というサービスがあります。
最近では腕時計型のGPSも発売されています。それは、ドコモが出した「みまもり端末 ドコッチ01」です。ドコモの2014年モデルで、子供や高齢者向けに発売されました。腕時計なので、普段から腕に着けておくとそのまま出かける場合でも安心です。イマドコサーチに入らないといけませんが居場所を探すことができて、近くにいないとアラートがなります。

GPSのデメリット

GPSは精度がかなり良くなってきていますが、誤差があり、その周辺にいるとわかってもGPSが示している場所にいないことがあります。そのため、周辺を探し本人を見つけるまでに時間がかかる場合があります。
認知症の高齢者の場合、GPSを靴に入れても違和感から出してしまったり、ポケットに入れていても落としたり、携帯電話も知らないので出るときに持とうとしなかったりなど、GPSを持たせることが難しい場合があります。携帯電話をわからないようにこっそり充電することが大変だという話もあります。

 

 

 

徘徊対策にGPSを利用するときの注意点

GOSは位置情報がわかるので、自宅の位置がわかってしまう可能性があります。セキュリティは大丈夫かの説明をきちんと聞いておいた方がいいでしょう。
認知症の高齢者の場合、いつもと違うものが付いている場合、途中で外してどこかにおいていってしまう場合も在ります。GPSが見つかったけれど、本人が見つからないということもあるので、取付位置はその人の行動特性を見てから取り付けるといいでしょう。
少々の水や衝撃では機器は壊れませんが、田んぼの水の中に入るような場合は壊れる可能性があります。昔は田んぼに入って田植えをしていたような場合、水にドボンと浸かってしまうと機器が作動しなくなる可能性があります。

 

 

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まとめ

2025年には認知症の高齢者が1300万人になるといわれています。認知症の中で徘徊は比較的早期に出現する場合があります。自治体ではGPS機器の貸し出しを行っている所があるので、それを利用すると無料か安価で借りることができます。詳しくは、各自治体の介護課や福祉課、地域包括支援センターにお問い合わせください。

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