介護施設の良し悪しきを教えて!選ぶ時のポイントは?

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もし特別養護老人ホーム等の介護施設に、両親を入所させなければいけなくなった時、今施設で従業員による事故や虐待等の報道がよく流れていますので、施設を選ぶときは内容を十分に把握したいものです。選ぶ施設が、いい施設か、悪い施設か判断が難しいです。今回は そんな時に必要な施設の選び方について紹介いたします。

 

介護施設とは

介護保険施設とは、介護保険サービスで利用できる公的な施設で、介護施設としての「特別養護老人ホーム(特養)」、リハビリを中心とした「介護老人保健施設(老健)」、長期入院して療養する「介護療養型医療施設(療養病床)」の3種類があります。いずれも、要介護の認定を受けた人が対象です。

 

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良い介護施設の条件

まず、介護施設を選ぶ時の条件を紹介します。現在はネットでの口コミサイト等からの情報も選ぶ時に参考になると思います。

介護施設の良い施設とは

1.明るい施設

経費削減、節電対策を行うあまり、足元や全体的に暗い施設、病院があります。高齢により良く見えない環境は転倒リスクも上がり大変危険です。

2.見学させてくれる、挨拶ができる

やはり施設を利用する前に、施設見学は大切です。しかし中の現状、状況を見せれない、見せたくない施設、病院があります。施設見学ができても、都合が悪い部分は見せないようにしている現場もあります。悪い現場の職員は、ご家族様に対しても挨拶しない事も多いです。

3怪我、事故、ヒヤリの電話報告をしてくれる

怪我や事故、ヒヤリをしても報告もせず、隠してしまうような悪い施設があります。
久々に会いに行ったら、顔面に怪我をしていた、腕には大きな内出血などと言う事もあります。良い施設では、その日のうちに謝罪の連絡と報告のお電話をさせて頂いています。

4.浴室が地下にあり、暗く寒い

古い施設や、後から地下に浴室を作ったような施設があります。生活動線も悪く、わざわざ地下まで移動させて入浴させます。そのせいで効率ばかり良くしようとして、裸で地下の廊下に何十人と待たせるような施設もあります。

5.1人1人にあったケアをしている

進んでいる施設では、利用者の方1人1人にあった細かいケアを行っています。排泄時間、オムツの当て方、口腔ケア、歯ブラシの種類、快適に眠るポジションなど、その人にあったケアを行っています。

6.他職種に対しての理解、勉強会が盛んに行われている

介護は常に勉強と他職種との連携が必要であり、1人の利用者の方を支えられています。口腔ケア1つ取っても、歯科衛生士さんとの協力が必要であり、正しいケア方法を学ぶ必要があります。いい加減な自己流のケアでは認知症を悪化させたり、怪我や事故の原因につながります。

7.専門用語や専門的な知識を分かりやすく説明してくれる

介護のプロである介護福祉士が、ご家族様や一般の方に対して分かりやすい説明ができる現場は良いです。分からない事だらけで不安なご家族様に対して、丁寧に分かりやすい説明ができる必要があります。

8.ケアプラン作成の際に、ご家族様を交えて進めている

ご利用者様や、ご利用者様の事を理解しているご家族様の意見、意思を無視してケアプラン作成をする現場は良くありません。ご家族様の気持ちも反映させながら、行えるケアプラン作成をする必要があります。

9.家族の出入りが多く、家族に対してもケアができている

悪い施設、病院ではご家族様に対して、煙たがったり、クレーマー扱いするような所もあります。ご家族様の悩みや気になった事も聞いてあげ、ケアに反映させていく事が必要です。

10.ご利用者様の過去の状態、記録をスタッフ全員が共有できている

ご利用者の方の情報を知らないで、ケアをするほど怖い事はありません、悪い現場では情報を知らずに、自己流の勝手なケアをしている職員がいます。間違ったケアを行い、転倒したり誤薬してしまったり、最悪亡くなる事もあります。

 

悪い介護施設の条件

■ 従業員教育や研修制度が整ってない施設

研修は介護職の介護スキルと知識の向上のために必要不可欠なものです。一口に研修と言っても色々あります。
①企業の製品開発部から講師を呼んで、実演してもらう。
②介護スキルの豊富なベテランが、経験の浅い職員に対して実演、指導する。
③資料を読み合わせるだけの、座学。

①、②はともかく③の座学研修しかやらないというところは、要注意です。上の人間が介護職のスキル向上をまったく考えていないということ。こういう施設はどんなおかしな事故が起きても不思議ではありません。やめとておきましょう。

■チームとしての連携がとれていない

施設はOT、PT、ナース、ケアマネ、介護職、ボランティアなどが連携して、利用者をケアするチームケアを行わなければなりません。それなのに、介護職を見下してほとんど口をきかないナースとか、長期有給をやたらとるケアマネ

とかがいたら、仕事にならないですよね。施設職員同士の、特にナースと介護職の連携がしっかりとれているか、施設見学の時に確認しましょう。といっても、ナースと介護職の中が悪いのは、大抵どこの施設にも当てはまるのですが確実にここまでくると選択外です。何らかの事故が起こると、介護職とナースが責任のナスリ付け合いをして醜い争いをしているような施設は要注意です。

■事故等に対して対応が遅い施設。

介護の現場は、原因不明の内出血や骨折だらけです。特に特養あたりだと、1日に5件位の内出血を見つけて、ヒヤリハットや事故報告書を書かねばならないことはよくある事です。残念ながら、その事故の原因が介護職自身にあることも少なくありません。

しかし、その都度事故を起こした本人や原因を明確にしない上司や経営者は、間違いなく要注意です。こういうところで、介護職のミスによる介護事故が起きたら大変。ヘタすると賠償金の支払いは、事故を起こしたお前がやれ、って言われかねません。事故が起きたら、その原因を排除しようとするのではなく、事故を起こした人間を排除しようとする施設はやめたほうがいいです。

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選ぶ際のポイント

介護施設を選ぶときには次のような「地域」「費用」「条件」「体制」の4つのポイントを注意して選びましょう。

■地域

どの地域を選ぶのかは介護を中心に暮らすのか、自立した生活を楽しむのかにより、大きく違ってきます。介護を中心にした場合は、ご本人にとって精神的な支えである、ご家族の通いやすさが重要になります。特に遠距離介護の場合はご家族の負担が大きいので、ご家族の近くへ移り住んだほうがよいことも。ただし、大きく環境が変わることでご本人が戸惑うことが出てくるかもしれません。ご本人の希望を優先して、できるだけ無理のない地域を選ぶようにしましょう。一方、自立した生活を楽しむ場合は、将来、介護が必要になったときのことも頭に入れて、終のすみかにしたいのか、住み替えをするのかも考えるべきポイントです。

■費用

まずは資金計画を立て、無理のない料金設定の施設を選ぶようにしましょう。前払い金(入居一時金)、月額費用とその内訳、実費負担(医療費、日用品、おむつ代など)、介護保険適用範囲と自己負担額、有料サービスなどもチェックしておきます。ある程度見通しが立ったところで、似たような料金のホームをいくつか見学してみて、選びましょう。

■入居条件

各ホームには入居条件(年齢、健康状態、要介護度など)と退去条件がありますので、住み替えせずに終のすみかとする場合は、要介護度が上がった場合、認知症が進んだ場合、医療行為が必要になった場合、長期入院した場合でも住み続けられるのか、しっかりと確認しておきましょう。また、入居時には身元引受人(身元保証人)が必要になります。いない場合は身元保証を請け負う社団法人やNPOを利用するのもひとつです。ホームによっては別途費用を支払うことで代替できるところもあります。

■ ケア体制

どれだけ手厚いケアが受けられるかは、スタッフの数によって違ってきます。介護付有料老人ホームの場合は、入居者3人に対して介護スタッフ1名以上を配置する「3:1」が国の最低基準です。これよりも多ければ多いほど手厚い介護が受けられることになります。夜間はスタッフが少ないことも頭に入れておいてください。看護職員の有無や勤務体制(昼間のみ、24時間勤務など)、医療機関との連携、日常的な健康管理、機能訓練指導員(リハビリ専門員)の有無、緊急時の対応や体制、看取り体制などもチェックしておきたいポイントです。 なお、住宅型有料老人ホームの場合は、外部の事業者との契約で介護サービスを受けるシステムなので、介護スタッフは常駐していません。

生活支援サービスをしてくれる施設スタッフの人数(夜間体制含む)、看護職員の有無、医療機関との連携、緊急時の対応などをチェックするようにしましょう。

 

注意点

介護施設を選ぶ時、どのようなことに注意すればいいのかを紹介します。
介護施設は各地域に点在していますので、まず希望する地域の施設で実際に提供されている、介護、医療サービスの内容をチェックしてください。施設によって提供するサービスも変わってきますので、自分に合っているのかどうかが大切になります。洗濯、掃除などの生活支援だけで十分な人もいれば、その他にも食事や排泄といった身体介護が必要な人もいます。体の具合によって医療ケアも異なってきますので、施設に十分なケアが施されているかを確認しておいてください。入居希望者に主治医がいれば意見などを聞いて、自分が希望する施設のケアで大丈夫なのか見てもらってください。また現在必要であるサービス以外にも、将来必要になる可能性のあるサービスも検討しておくと良いでしょう。さらにイベントやレクリエーション、また買い物代行や送迎制度など、介護以外の分野も大切です。提供しているサービスの内容をしっかりと把握しておいてください。

施設料金の注意点

介護施設を選択する場合、多くの人たちが気にするのが施設の利用料金です。各施設によって利用料金も異なってきますので、施設を比較検討してみるのもいいと思います。利用料金などはパンフレットにも記載されています。

各施設のパンフレットを取り寄せて、しっかりと確認してください。またインターネット上にも比較サイトがありますので、参考になります。資料ではサービスに見合った価格になっているのか、内容をしっかりと吟味する必要があります。介護施設によっては、インターネットやパンフレットなどに詳しい情報を掲載していないところもあります。その場合、施設に直接問い合わせてみるのもいいと思います。また施設によっては施設見学を実施しているところもありますので、見学の際に不明な点を聞いてみる方法もあります。介護施設は、これから長い間お世話になる所です。そのため、自分に合った場所を選択するようにしてください。一度入居すると後で変更するのも大変です。また追加料金も必要になりますので、最初の選択に注意しておいてください。

 

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まとめ

介護施設へ入所される方は、これから長い間、場合によっては生涯施設での生活が続くことになるかもしれません その為には施設を選ぶ時に、本人にあった施設を選ぶ事が最も重要です。「家族の都合の為」ではなく「本人が楽しく生活」できる施設を選ぶようにしてください。

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