認知症での運転は危険!?やめるタイミングは?

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近年、高齢者の自動車事故が増加しています。アクセルとブレーキを踏み間違えるなどが要因であり、大きな事故ですと、自身だけでなく他者を巻き込んだ人身事故にまで発展しています。高齢となってくるにつれて、身体機能の低下や判断力の低下などが出てきます。
特に、認知症はこれまでできていたことができなくなってしまうといった症状が出ますので、運転の危険性は大きいでしょう。では具体的に内容をご紹介したいと思います。

 

高齢者の運転の危険性

一色単に高齢者だからといって危険と言う認識はあまり良くないですが、高齢者となると先ほどもお話ししましたが、身体機能や記憶力が低下します。ですから判断力が遅くなり、判断してから体が動くまでに時間を要する場合があります。

例えば、歩行者が飛び出してきた時に、危険だと判断してからブレーキを踏むのが遅くなる。車を運転するということは、信号機や標識、歩行者へ注意しながら、対向車、後続車さまざまな部分に目を向けて運転しなくてはなりません。
一度にたくさんの情報や危険察知をして運転をします。このような多量の情報を気にかけながら高齢者が安全に運転をすることは大変なことだと思います。ご自身も気をつけることで、大変体力を消耗し、集中力も要しますので、疲労感も大きいでしょう。今はオートマの時代ですので、アクセルと踏むだけで自動車は走行します。ですが、マニュアル車に慣れている高齢者にとっては、なれるまではブレーキの位置などに違和感を感じ、踏み間違えることも多くあるのではないでしょうか。

オートマは左足を全く使用せずに運転しますが、マニュアル車は左足でクラッチを踏む操作があり、その感覚でアクセルを踏んでしまうと大変なことになってしまいます。

 

 

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認知症の方の運転の危険性

では高齢者でも最も危険性が高いのは認知症の方です。
認知症は自宅で生活されている方ですと、なかなか気づきにくいものです。まして、高齢者の単独世帯が増えているので誰も気がつかなかった。というケースも多いでしょう。毎日の日常生活に支障をきたすような認知症状が見受けられなくても、実際に認知症検査をしてみると、軽度の認知症ではなく中度、重度の認知症であったりするケースも少なくありません。認知症は昔からの習慣は忘れずに残っているのですが、短期記憶が欠落してしまいます。

初期の認知症は近所の方が見ても、いつも通りであるように見えている場合があります。ですが、短期記憶が欠落してくると、料理をしているのを忘れてしまってガスを消し忘れるなどの危険なことも起きているのです。認知症状が悪化すると、脳の細胞が死んでしまい、脳の働きが悪くなり日常生活に様々な生活に支障をきたし始めてしまうのです。

このような状態で自動車を運転したら、どうなるか想像はできますよね。常に危険な状態での運転を行っていることとなるのです。

 

運転をやめるタミング

これまで、事故なく運転していたのに、いつもの車庫で車をこすってしまう。ぶつけたなどが運転をやめる話をするタイミングとしていいかと思います。しかし、認知症になってしまってからでは、自覚症状もなくなってしまい、「どうしてそんなことを言うのだろう?」と感じてしまい、話を聞くことすら拒んでしまうかもしれません。ですから、ご自身や家族でも物忘れが気になってきた時点で運転を止めることが望ましいです。運転免許の返納は何歳以上とは特に決まってはいませんが、データでは70歳以上となると事故の件数が増加する傾向にあるそうです。

まだまだ運転できる年齢であっても、ご自身の命を守るために、一番安全な方法をとることが大切です。家族が心配していることもきちんと伝えましょう。そして予防のためにも、定期的に病院で認知症テストを受けることも良いでしょう。現実として脳の機能が低下していることをきちんと受けと受け止めることも大切です。現在の医学は進歩していますので、認知症の進行をゆるやかにする薬などもあります。
これまで車を使用して生活されていた方は不便と感じるでしょうが。命を落としたり、誰かを傷つけてしまってからでは遅いです。

 

 

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認知症で運転をやめてくれない時

対応が遅くなってしまって、運転を止めることを聞き入れてもらえない状況となってしまう場合もあると思います。家族が話をしても、親としてのプライドもありなかなか聞き入れてもらえないでしょう。
そんな時は、病院へ行ってきちんとした形で医師に説明をしてもらうことをお勧めします。鍵を渡さない、車を廃車にするなどの対策もありますが、強制的に行うと余計にストレスから認知症状を悪化させてしまう可能性もあります。ですから、なるべく、本人との話し合いで決定することが一番望ましいです。

家族が心配していること、安全に生活をしてほしいことを伝えるようにしましょう。

 

 

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まとめ

高齢者の事故の多くは、ブレーキの踏み違いや、右に曲がりたかったのに体が動かなかったなど、自分の考えとは違った動きとなってしまうために起こる事故が多いです。たくさんの車が走っている中で、強引な車線変更をしている高齢者を見かけたことはないでしょうか。
本人はタイミングを見計らって行っているつもりでも、完全にタイミングが遅れてしまっているのです。できると思っていても、できなくなっているという現実を知る必要があります。それには、家族の協力が必要です。
高齢者家族は、身体的面だけではなく、行動や言動へも注意して観察していく必要があります。

運転以外でも楽しめることを一緒に探してこれまでの生活から少しずつシフトチェンジしてみましょう。

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