社会福祉士の受験資格を教えて!資格要件は?

sat-scantron

数多くある資格試験の中でも社会福祉士国家試験の受験資格は複雑です。受験資格を得るために働きながら養成機関に通うルートを辿るということも少なくありません。せっかく相談業務のスペシャリストを目指すのですから、まずは自分に受験資格があるのか、学歴や職歴からどの資格要件に当てはまるのかをまずは正確に知るようにしましょう。

 

社会福祉士の受験資格とは

社会福祉士の資格を取得するためには、社会福祉士の国家試験に合格することが必要です。この国家試験を受けるためには、まずは資格を得る必要があります。
社会福祉士国家試験の受験資格を得る方法は複数あり詳しくは後述しますが、受験資格を得るための代表的なものは以下のようになっています。

■4年制大学で指定科目を修めて卒業した方(平成30年3月31日までに卒業見込みの方を含みます。)
■2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方(平成30年3月31日までに従事する見込みの方を含みます。)
■社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方(平成30年3月31日までに卒業(修了)見込みの方を含みます。)
■社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方(平成30年3月31日までに卒業(修了)見込みの方を含みます。)

相談業務に従事した経験年数が資格要件に加わってくるルートがほとんどなので、更に詳しく紹介していきます。

 

 

study_wakaru_boy

 

 

社会福祉士の資格要件

受験資格を満たす要件である学歴と、必要な実務経験との関係はどのようになっているのでしょう。詳しくみていきましょう。

■福祉系大学・短大(指定科目履修)など

・福祉系大学など(4年/指定科目履修)
・福祉系短大など(3年/指定科目履修)
→卒業後、相談援助の実務経験1年が必須
・福祉系短大など(2年/指定科目履修)
→卒業後、相談援助の実務経験2年が必須

■福祉系大学・短大(基礎科目履修)・対象職種従事者など

・福祉系大学など(4年/基礎科目履修)
→短期養成施設など(6ヶ月以上)
・福祉系短大など(3年/基礎科目履修)
→卒業後、相談援助の実務経験1年+短期養成施設など(6ヶ月以上)
・福祉系短大など(2年/基礎科目履修)
→卒業後、相談援助の実務経験2年+短期養成施設など(6ヶ月以上)
・社会福祉主事育成期間
→相談援助の実務経験2年+短期養成施設など(6ヶ月以上)
・対象職種従事者
→児童福祉士司/身体障害者福祉司/審査指導員/知的障害者福祉司/老人福祉指導主事で実務経験4年+短期養成施設など(6ヶ月以上)

■一般大学・短大相談援助

・一般大学(4年)
→一般養成施設など(1年以上)
・一般短大(3年)
→相談援助の実務経験1年+一般養成施設など(1年以上)
・一般短大(2年)
→相談援助の実務経験2年+一般養成施設など(1年以上)

■相談援助

→相談援助の実務経験4年+一般養成施設など(1年以上)

大学や短大を卒業しても受験資格要件となっている科目を収めているかなどによって、補足で履修しないといけない科目や実務経験年数との組み合わせがいくつもの種類があり複雑です。

 

 

image001

 

 

社会福祉士の取得ルート

さて、ここまで紹介してきたように社会福祉士の資格を取得するには一般的には福祉系大学(4年課程)に進学し、卒業するまでに指定科目を履修して社会福祉士の国家試験を受験するルートが一番分かりやすいでしょう。
また、それとは別に福祉系短大(2~3年課程)に進学し、卒業後に1~2年実務を経験する、あるいは一般の大学や短大を卒業後、1~2年実務を経験したのち、国家試験を受験、合格して資格を取得するという方法もあります。
このほか、4年の実務を経験を経て国家試験を受験、合格し、社会福祉士の資格を取得することも可能です。

公益社団法人社会福祉振興・試験センターのホームぺージには受験資格取得ルートが最新の情報で掲載されています。そして、現時点では11ルートあるとされていますので以下に紹介します。

●社会福祉士の11の資格取得ルート

1. 厚生労働大臣が指定した12科目の指定科目を履修した
4年制福祉大学卒業者

2. 厚生労働大臣が指定した12科目の指定科目を履修し、
1年間指定施設での指定業務経験がある
3年制専門学校卒業者

3. 厚生労働大臣が指定した12科目の指定科目を履修し、
2年間指定施設での指定業務経験がある
2年制の福祉系短期大学卒業者

4. 5年以上、児童福祉司、身体障害者福祉司、
知的障害者福祉司、査察指導員、
老人福祉指導主事の経験がある者

5. 厚生大臣が指定する12科目の指定科目のうち6科目の
基礎科目を履修して卒業し、かつ、
短期養成施設など・通信課程を修了した
福祉系大学等(4年制)卒業者
※短期養成施設等は現在設置されていません。

6. 厚生労働大臣が指定した12科目の指定科目のうち
6科目の基礎科目を履修して卒業し、
1年間の実務経験(指定施設における指定業務経験)があり、
かつ短期養成施設など・通信課程(6カ月)を修了した
福祉系短期大学等(3年制の専修学校など)卒業者
※短期養成施設等は現在設置されていません。

7. 厚生大臣が指定する12科目の指定科目のうち
6科目の基礎科目を履修して卒業し、
2年間の実務経験(指定施設における指定業務経験)があり、
かつ、短期養成施設など・通信課程(6カ月)を修了した
福祉系短期大学(2年制)卒業者

8. 一般養成施設など・通信課程(1年以上)を修了した、
4年制一般大学卒業者

9. 一般養成施設など・通信課程(1年以上)を修了した、1年間、
指定施設での指定業務経験がある3年制一般専門学校卒業者

10. 一般養成施設など・通信課程(1年以上)を修了した、2年間、
指定施設での指定業務経験がある2年制の
一般短期大学卒業者

11. 以上のどれにも該当しないが、
4年間、指定施設での指定業務経験があり、
一般養成施設など・通信課程(1年以上)を修了した者

 

注意点

社会福祉士国家試験の受験資格についての注意点はやはり、自分が受験資格を満たしているかどうか、職務経験や養成機関を合わせて受験資格を得る場合はどのルートに自分が当てはまるかを間違えないことが大切です。そのためにも事前によく調べ、確認しておくことが大切です。
先に触れた公益社団法人社会福祉振興・試験センターのホームぺージでは自分の最終学歴と職務経験を入力しながらどのルートで受験資格を得ることができるかのシミレーションができるようになっていますので活用しても良いでしょう。
また、インターネットでは情報が古い場合も多いので公式の最新の情報を参考にするようにしましょう。

 

 

counselor

 

 

まとめ

社会福祉士は、相談や助言を行うスペシャリストです。その活躍の場は生活相談員やケースワーカーなどとして行政、医療、高齢者、身体障害者、児童の分野と多岐にわたります。また、悩みを抱えた本人だけではなくその家族の相談や助言にもあたります。
少子高齢化社会である日本において、社会福祉士は今後ますますニーズが高まっていく国家資格です。

qna