社会福祉士会ってどんな役割?入会するメリットは?

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福祉のお仕事をされている方であれば、一度は聞いたことがある「社会福祉士」という資格。社会福祉士及び介護福祉士方で位置づけられた社会福祉業務に携わる国家資格のことです。
身体や精神上の障害があり、日常生活を営む際に支障がある方に対して相談に応じて、助言、指導を行い、福祉サービスの提供をする機関との連携を図るなどの援助を行います。では、『社会福祉士会』とはいったいどのようなものなのでしょうか?

まだ、一般的に知られていない社会福祉士会について説明したと思います。

 

社会福祉士会とは?

1993年に設立され、法人設立は1996年です。
『社会福祉士』の職能団体で社会福祉士の倫理と専門的技能を深く学び、研究し、社会福祉士の資質と社会的地位の向上を目的として活動を行っている団体です。各都道府県の社会福祉士と協働して社会福祉の推進を目的とした活動を行っています。各都道府県の社会福祉士会の会員が研究を行い、テーマに沿った分科ごとに実践に基づく研究発表を行っています。その発表や研究をまとめた「社会福祉士」を発行しています。

啓発活動や社会福祉士の利益を守るための政治活動、ロビー活動を行っています。法律上は強制加入の制度はとっておらず、任意加入となっています。社会福祉士会に所属する会員が抱えている課題を社会福祉士会全体で考え、改善策に向けた取り組みを行っています。地域で安心して生活ができるよう支援をしていくことを目的とした活動を行っています。社会福祉士会は国際ソーシャルワーカー連盟に加入しており、国際ソーシャルワーカー連盟を通じて諸外国との交流や情報交換を行っています。
また海外の福祉制度についての研究を行うために、海外研修調査に社会福祉士推薦しています。また成年後見制度にも力を入れており、後見人の育成や相談、後見人候補者の紹介も行っています。各都道府県に『ぱあとなあ』権利用語センターを設置しています。

 

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社会福祉士会の役割とは?

超高齢化社会となり、老々介護が大きな問題となっています。また、身寄りのない高齢者も多くいます。行政の支援サービスがあっても、利用の仕方がわからない、知らないなどで生活全般に困っている方いるのが事実です。現代社会では、社会福祉士の役割は重要となっています。

相談者に対しての適切な助言、指導を行うことによって安心した生活と適切なサービスを受けることができます。また、身寄りがない高齢者がサービスを受けようとしても、身元引き受け人などが契約の際に必ず発生します。そういった中で、後見人制度を活用できれば身寄りがない方でも、安心してサービスを受けることができます。

社会福祉士は専門と知識の向上を常に追求していかなければなりません。社会が変わることで、福祉サーイスの需要も変化して行くものですから、常に先を見た動きが求められると思います。各都道府県の社会福祉士会は、これからも現場で働く社会福祉士に対して研修を実践し、質と知識の向上を行って行く役割があります。現場だけでは、知識と技術の取得への限界もあります。全国的な問題課題を抽出する役割ともなるでしょう。また介護従事者の減少が大きな問題となっています。

福祉人材の育成活動のため、研修事業にも取り組みを行っています。社会福祉についての情報発信と研修が大きな役割でしょう。

 

 

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社会福祉士会に入会するメリット

会に参加することでの一番のメリットは、学ぶことができるということです。上記にも記載しましたが、現場だけでは、大きな課題が見えてこないことも多いです。ですが、専門職の団体であるため、同じ悩みや課題をかえているため、話し合うことができ、解決策も見出すことができるでしょう。社会福祉を広い視野を持って、相談に応じることができるようになるでしょう。また、同職種以外の方も会員となっているため、医療や教育、保健、行政などのさまざまな分野の方のお話を聞くことができるので学ぶことも多いでしょう。社会福祉についての研究を全国で行っているので、情報の収集ができます。また委員会活動も行っているので、年間を通して一つのことを突き詰めることができ、スキルアップへ繋がって行くことができます。今後、社会福祉士として、独立することを目標としていれば、横のつながりが持つことができ独立に向けての話を聞くことができるのではないでしょう。また幅広い年齢層で、他職種の方もいらっしゃるので自分とは違った意見や話を聞くことができるので、さまざまな社会福祉の話を聞くことができるのではないでしょうか。

 

 

社会福祉士会に入会する際の注意点

各都道府県によって違いはありますが、入会金と年会費が必要となります。

入会金と年会費

入会金は5000円、そのほか年会費が13000円〜17000円となっています。入会金のない都道府県もあります。入会金は年度ごとの納入となります。実際に会費が高いという理由で入会をされない方も多いようです。(入会金については各都道府県で違いがありますので、各都道府県社会福祉士会の会費一覧をご確認ください)あくまでも、現在仕事をしている方は、それ以外に支部の活動をするということになりますので、研究や発表のための活動に力を入れすぎるとご自身のお仕事とのバランスを考えて活動をしなければなりません。

あくまでも自己啓発のためにと頑張れる方でなければ続けることは難しいのではないでしょうか。各都道府県によって研修の開催内容に違いがあるので、行われる研修が今学びたいものではない内容であることもあります。

各都道府県の社会福祉士会のサイトがありますので活動内容などはご確認ください。

 

 

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まとめ

これからの時代は社会福祉の需要は多くなってくるでしょう。ですが、介護福祉士の不足、介護従事者の不足が大きな課題となっています。日本は今高齢化社会と言われていますが、2040年には高齢者の数はピークを迎えます。ですが、介護の課題は多く残ります。介護や支援が必要な方が安心して暮らせる環境を作るには、社会福祉士の役割は重要なものとなってきます。介護を受ける以前の問題も今後でてくるかもしれません。社会福祉士会の設立もこのような問題を解決するために設立されたものであり、何よりも、社会福祉士の質の向上と、専門性の向上が目的です。変化してくるニーズに対しての一早い対応が求められることに柔軟に対応できるスキルが必要となってくることでしょう。特に、成年後見制度はこれからの時代でもっとも重要なことです。

サービスを受けることができないといった方をなくさなければなりません。「サービスを利用して入れば、もっと安全に暮らすことができたのに。」「一人で苦しんでいた」という、生活困難者が増えています。そのような事態を未然に防ぐことができるのです。適切な助言と、サービス提供がされるよう福祉従事者の専門性はこれからも求められるでしょう。

社会福祉士会のメリットや注意点について紹介しましたが、ご自身がどのように考え、どう支援していきたいか、社会福祉をどう考えているかが大切なのではないでしょうか。専門性を高めて、より深く研究をすることで多様なニーズに応えることができる社会福祉士を目指すのであれば、広い視野を持ってさまざまな意見や話を聞くことは大切です。それをどのように自身のものにするかは、ご自身次第です。

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