デイサービスのおすすめレクリエーション・ゲームを10選大紹介!

nursinghome

介護事業所では様々なレクリエーション・ゲームが行われます。とりわけデイサービスでは、それらを行う機会やゲームの種類が、他の介護業種より多くなります。介護業務の中でも重要な事柄ですが、実行には難しさを感じる事もあるでしょう。
何のためのゲームなのか、どういった事に留意すべきかなど考えてご紹介させて頂きます。

 

デイサービスのゲームって?

レクリエーション・ゲームとは

「レクリエーション・ゲーム」とは、利用者のADLやSQLを維持したり向上させたりする行為を、遊びを通じて行うものです。
言葉にすると一括りですが、内容は実に様々です。目的によって「運動」や「脳トレ」なる種類分けがあるものの、実際には単なる物忘れ防止や筋力アップに留まらない多くの効力を持っています。
食事や会話、植木への水やりなど、日常生活で行われる動作も効果はあります。しかし、それ以上に期待出来るのがレクリエーション・ゲームなのです。ゲームの特色となる日常動作とは違った行動と、感じ取られる楽しさは、心身への良き刺激となり活力となります。、孤独になりがちな利用者に、他者と共同で物事に取り組み話をする場を提供して、社交性の向上も図れるのです。また、ゲーム後は、改めて利用者の身体状況や心境を知る事にも繋がり、介護のための情報収集に有効な手段となります。

デイサービスでは

デイサービスは通所サービスなる形を取っているため、ADLの高い利用者が他の介護事業より多くなりがちです。結果、ゲームを行う機会が増えるのが想定されます。。出来る物事が色々あるからこそ、様々なゲームで楽しみを提供し元気さを保つ事が求められるのです。
職員からすれば、その分、様々な悩みを抱える事でしょう。その時は介護の基本に立ち返って考えてみましょう。それは、利用者主体で考える事、観察とリアセスメントを重ねる事です。

例えば、「利用者の方にゲームをされたがらない人がいる」というパターン。そんな時は、介護職員が利用者に楽しんでもらうためにではなく、ゲームを行うという自分のノルマを利用者に課しているのでは無いかと考えてみましょう。
「どういったゲームをすべきか」。これは観察とリアセスメントを重ね、利用者の事を知る事で見えてきます。
「ゲームがマンネリ化している」。これはこれで悪い事ではありません。利用者からすれば、いつも同じというのは、ルールや方法が分かっていて遊びやすいという事でもあるのです。
それでは、ゲームの内容を見ていきましょう。

 

 

PIC-20140519073326

 

 

レクリエーション・ゲームの種類

レクリエーション・ゲームは大きく分けて体を使う運動と頭を使う、脳トレに分けることができます。

ゲームで運動

体操、ダンベル、風船バレー、ボール蹴り等。利用者の身体状況や事業所内の設備によっては、スポーツジムの様な運動器具やプールの仕様も有ります。
運動は、心理面に働き掛ける効果も持っています。利用者の方達が抱える加齢での衰えや障害は、生きる自信の喪失と孤独感に繋がります。それに対し運動は、「自分でもここまで出来る」との自信を付ける事になり、悲観を和らげる効果が見込めるのです。
ペアやチームを組む体操だと、SQLを高める効果もあります。綱引きなどの力比べや参加者を班分けしての体操は、交流の場となります。
運動関連のゲームでは、事故に注意しましょう。歩行や立位に障碍があり普段なら立ち上がる事のない利用者でも、運動繰り返すうちに勢い余って上半身からバランスを崩したり、「自分は歩けない」との自覚が無くなり立とうとしたりしかねません。結果、他のスタッフが離れた場所にいる時に転倒してしまう、などという事態に陥ります。
道具を使う場合は、利用者がそれを放り投げたり振り回したりして、事故が起きてしまう事が考えられます。道具を配るときはゲームの直前にする、運動中は常に当人達の位置に気を付ける、終了後はすぐに回収するなど、手順を定めておきましょう。

ゲームで脳トレ

折り紙、塗り絵、工作、トランプゲーム、計算や筆記など、様々な種類があります。会話したり、思い出を語ったり、歌を歌うのも脳トレの一環となります。非常に多くの物が、脳トレとなり得るのです。
脳のトレーニングは、記憶力や計算能力を維持するイメージが強いものですが、物事への好奇心を呼び覚まし思考がポジティブになるよう働きかけるものもあります。例えば、難読漢字の読みを考えるゲームや、他の利用者に知っている知識を披露して貰うゲーム等は、「もっと知りたい」という気持ちを呼び覚まします。工作は、「もっと作りたい」や「これを完成させたい」、「これが出来上がったらどうなるんだろう」等の、積極的な気持ちが湧く事が期待出来ます。
工作など、集団で一つの事に取り組むものは、利用者同士の交流にもなります。「他の人達と一緒に物事を達成した」との感覚は、人を明るい気持ちにします。
また、運動として行われるゲームも、脳トレになり得ます。例えば風船バレーだと、ゆっくり落ちてくる球を追う事が集中力を高める効果を持ちます。

道具を使う際は、事故に備えての注意が必要です。運動に使う道具よりも小さい物が多いため、スタッフの目が届きにくいおそれがあります。また、身体が衰えていなかった頃の感覚で道具を扱おうとして、怪我をするパターンも考えられます。筆者の勤め先では、洋裁を生業にしていた利用者に裁縫を勧めたところ、鋏で布地を手早く裁断しようとして指を深々と切ってしまう事がありました。

 

 

mig

 

 

 

オススメゲーム10選

1)魚の漢字クイズ

筆者の勤め先の定番。「鮫」「鰈」など、魚の名前を記した漢字を書き出し、読みを答えて貰います。日常で縁が無いほどの難読漢字でも無く、すぐ思い出せるほど簡単でも無いバランスの取れた問題となります。

2)伝言お絵かき

筆者が地域包括支援病棟に入院していた際に体験した物です。複数人のチームに分かれて伝言ゲームをします。最後に伝言を聞いた人は、それを絵にします。伝言の正確さと絵の上手さを点数として、勝利チームを決めます。

3)貼り絵カレンダ―

貼り絵を季節ごとに作り、月ごとの日数や曜日を思い出しながら書き込みます。一人でも複数人でも出来るうえ、完成が待ち遠しくなるとの楽しみもあります。

4)カルタ

誰でもルールを知っている利点があります。達成感もあります。なかなか札を取れない方には、さりげなく目の前に寄せるなどヒントを出して、花を持たせましょう。

5)じゃんけん肩揉み

ペアを作り、じゃんけんします。負けた側は勝った側の肩を揉みます。終えたら今度は勝った側が揉みます。

6)3人体操

これも筆者が入院中に教わりました。3人で並んで座り、音楽を流しリズムに合わせ行います。自分の肩を叩く、右側の人の肩を叩く、自分の肩を叩く、左側の人の肩を叩く、自分の膝を叩く……との流れで繰り返します。

7)後ろ向き体操

椅子に座り、上半身を後ろへ向けて左右に捩じり体操します。「転倒防止に有効な運動になります」と呼び掛け、運動への熱意を促して下さい。

8)大玉蹴り

大勢で行えます。椅子に座って円陣を作り、バランスボールの様な大きく軽いボールを用意します。利用者の方達は、ボールを蹴って、他の方にパスします。

9)玉入れ

上記と同じく円陣を作ったら、中央に箱や籠などを中央に置き、物を投げ入れます。ボールの他、投げ難い風船など混ぜて変化を付けます。

10)ペットボトルマラカス

ペットボトルに音の出る物を入れてマラカスを作り、体操します。運動にも脳トレにもなります。

 

 

ds_01

 

 

まとめ

レクリエーション・ゲームは様々な形で様々な効果をもたらします。少しのアレンジで別の効果を生み出す事も出来、楽しみ方と効果は無限大です。苦労も多いですが、様々な面で役立ち、職員にとっての腕の見せ所となります。

改めて介護の基本に立ち返りつつ、利用者の方達へ楽しい時間と喜びを提供して下さい。

 

qna