老人ホームの事件あるある5選を大紹介!

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老人ホーム、そこには様々な修羅場をくぐって今日まで生きてこられた私たちの人生の先輩がたくさん暮らしています。
老人ホームで暮らしているのは介護が必要になって、もう老いるのみのお年寄り・・・いえいえ、そのような思い込みは捨てましょう。なぜなら沢山の個性、想いを抱いて日々人生を送っていらっしゃるのです。

老人ホームでよく起こるあるある事件について紹介します。

 

老人ホームの事件とは

老人ホームで起きる事件にはその事件が発生する独自の要因があると考えられます。
そしてその事件の多くが私たち若輩者にとっては意表を突かれたような内容であることが多いです。
人生の先輩である高齢者だからこそ起こりうる事件の要因として以下の3つが考えられます。
1、 高齢者は我慢強いが、時に想いがあふれ出す。
2、 高齢者は案ずるなと言われても家族の幸せがいつも気にかかる。
3、 高齢者にとっては50代、60代はまだ子供である。

これらの点を踏まえて老人ホームの事件あるあるを具体的にみていきましょう。

 

 

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老人ホームの事件あるある5選

【嫁に来ないか事件】

老人ホームを利用しているお年寄りの方にも勿論家族がいらっしゃいます。時々面会に来てくれたり、誕生日や敬老の日にはプレゼントやお花を届けてくれたりと家族は離れて暮らしていても気にかけてくれている存在です。
「○○さんの息子さんはやさしいねー、仕事が終わってからでも顔を見に来てくれるのから」、「○○さんのお孫さんは、大学生なのですね。ポーツマンで優しくてご自慢のお孫さんですね」などと声をかける介護職員もいます。
するとどうでしょう、結構な確率でお年寄りの方は声をひそめて「うちの息子、どうだい?気持ちが優しすぎて未だに独身なんだけど、あんたうちの息子の嫁さんになってくれないか?」という婚活が突如始まったりします。
「いえいえ、わたしには勿体ないですよ」と大概の介護職員は答えますがお年寄りを傷つけないよう、息子さんに失礼がないようにうまく答えることができるか内心ドキドキです。
お年寄りによる急遽の婚活のお誘いはちょっとした事件です。

 

【なんで俺がわざわざ食事を取りに行かないといけないのだ?事件】

老人ホームの行事食では、楽しみの一環としてバイキングが開催されることがあります。大皿に盛りつけられたたくさんの種類のメニューは、見た目にも華やかで楽しい気持ちと食欲を掻き立てます。
この日ばかりは自分の食べたいものを自分で選び、好きなだけ食べることができます。
車いす利用の方は介護職員の介助でお皿に好みのメニューを選び、自分で選択できない人は介護職員が見繕って運んでくれます。
自分で歩くこと、選択することのできる男性利用者さんにとってはとても楽しいイベントだろうと思い遠慮しないように介護職員が「○○さん、自由に取りに行っていいのですよ」声を掛けます。しかし、頑なに席を立とうとはしません。介護職員はもう一度声をかけました。すると、帰ってきた返事は「なんで俺がわざわざ立って行ってお膳を運ばないといけないんだ」という言葉でした。それを聞いていた他の男性利用者さんも「もっともだ。適当に運んできてくれればいいものを。男がのこのこと立っていけるか」と言うのでした。
この「なんで俺が事件」は以外にもデイサービスなどの行事食のときも発生するようで、得てして男性利用者さんに多く見られるようです。取りに行くのが面倒くさい、気恥ずかしい、というのが主な動機のようですがなんとなく微笑ましいですね。

 

【今日はお顔が違います事件】

朝晩の老人ホームの洗面所は大混雑です。自分で洗顔をはじめとした整容ができる方もいれば、介護職員の介助が必要な方もいてごった返す時間であります。
コップや歯ブラシ、タオルなどを取り違えてしまうこともあるので物品には名前を記載しています。
基本的に毎日の介助に慣れている介護職員がそばについているので整容に必要な物品の
取り違えは意外と発生しません。
その代わり、思いがけない物の取り違えが起きることがあります。その事件は「あれ?この方、今日は顔が少し違う!?」という介護職員の気づきから発覚する場合が多いです。
なぜいつも見慣れたお年寄りのお顔が違って見えるのか、それは他の利用者さんの入れ歯を入れてしまっているからです。
入れ歯は個人の持ち物ですが名前は書いてありませんし、本人にしてみれば多少の違和感はあっても不思議と口の中におさまってしまったので自分の入れ歯だという確信があるのです。
入れ歯取り違え事件の一番手ごわいところは「○○さん、他の人の入れ歯を入れていませんか?」と介護職員が言っても「そんなことはない!」となかなか認めてくれないことです。
お顔の違和感と他人の入れ歯を入れてしまっていることに、思わず笑いそうになってしまうことを耐えるのがとても辛い事件です。

 

 

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【某炭酸飲料は万能薬だ、事件】

老人ホームの自動販売機にはお年寄りが大好きな某炭酸飲料が必ずと言っていいほど備えられています。お年寄りの皆さんはその炭酸飲料を「栄養剤」といって疑いません。
家にいる時、農作業で疲れた時によく飲んでいたのでしょう、体にいい、毎日欠かさず飲むことに意義があると感じている方も多くいます。しかし、この炭酸飲料、実際は糖分が
多く健康に特に良い成分が表示されているものではありません。
老人ホームを利用しているお年寄りの中には血糖管理されている方が多いのですが、そのような方にかぎって、この炭酸飲料にかける思いは特に強かったりします。
「糖分が多いから、1日1本までにしましょう」などの妥協案を提示し約束するのですが、いつの間にか買いだめしたり、他の利用者さんからいただいてストックしている方もいます。
「これを飲まないと体の調子がいつもと違う」と言って譲りません。自動販売機の補充でもこの炭酸飲料がなくなる頻度が特に多いと業者さんは言います。
老人ホーム側から「あまり補充しなくてもいいです・・・」とさりげなく業者さんに働きかけてみるのですが業者さん側からすれば売り上げが好調なのでいつの間にか某炭酸飲料だけ2箇所に増えて補充されているという始末。お年寄りにとっては「してやったり」な状況に。
このいたちごっこは全国各地で見られているかもしれません。

 

【出前一丁事件】

老人ホームを利用しているお年寄りの中にはある程度のお金を自己管理している方がいます。若いときに事業を営んで成功し金銭的に余裕がある方などは舌が肥えていることもあり、老人ホームの食事が物足りないと感じることも多いようです。
ある老人ホームにお昼の食事時、ちょうど良い頃合いの時間に一台のタクシーが乗りつけました。

そして、タクシーの運転手さんが美しい塗りのお重を一つ手にして現れました。
そして運転手さんは「こちらからお電話が来て特上うな重をお持ちしました。」というのです。この日は土用の丑の日。ある利用者さんは昔なじみの高級料亭に電話をかけて車で40分かかるところからタクシーを利用して出前を頼んだのでした。
各方面に顔が利く利用者さん。不可能と思われることも可能にする力を持っていらっしゃったのです。

介護職員は唖然として、特上うな重から漂う良い匂いに唾を飲み込むことしかできませんでした。

 

 

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まとめ

老いや体に障害が生じて介護が必要になっても、人はそれぞれの考えや思いを抱いて暮らしています。たとえそれが老人ホームという場であっても、人の想いが日々交差します。
時にそれが意外性をもってちょっとした微笑ましい事件になることもあります。
老人ホームあるある事件からは笑いのみならず、その人の生活歴や心の中の考えを知るきっかけにもなりなかなか奥深いことでもありますね。

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