言語聴覚士ってどんな仕事?待遇は?

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皆様は、福祉関係のお仕事はどんなものがあるかご存知でしょうか?
代表的な介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー、ケースワーカー、など介護関係以外にも、様々な職業が存在しています。
今回は、数ある職業の中の、言語聴覚士について皆様にご紹介したいと思います。

 

言語聴覚士とは

皆様は、言語聴覚士をご存知でしょうか?
私たちは、他人とコミュニケーションをとったり意思疎通を図る場合、目を見ながらお話をしたり、逆にお話を聞いたりする手段をとるでしょう。しかし、何らかの障がいの為、他人の声が聞こえなくなった場合や、自分が言葉を紡ぐことが出来なくなってしまったとしたら、どういう手段をとるでしょうか?
聞こえない耳や、言葉を交わすことのできない口の変わりに、新しいコミュニケーションの取り方を考える必要があるでしょう。言語聴覚士とは、耳に何らかの障がいがあって聞こえづらい、また聞こえない方や、言語障がいがあって上手に話せない方の為に言語訓練などを行い、新しいコミュニケーションの取り方などを一緒に考えていく専門職の方々のことを指します。国家資格になります。

この言語障害とは、原因として脳の障がいがきっかけとなる場合が多く見られます。声がはっきり出なくなることや、今までに比べ上手に他人とコミュニケーションを釣ることが難しくなってしまうのです。その為、患者様の精神や心の内は大変不安定なものになってしまいます。

今までスムーズにやり取りができていたコミュニケーションがうまくいかず、怒りっぽくなってしまうことや、逆に無気力になってしまう場合もあります。そんな患者様の精神的ケアも言語聴覚士の仕事の一つです。

 

 

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言語聴覚士の役割と仕事内容

では、言語聴覚士とはどんな役割や仕事内容があるのでしょうか?

① リハビリテーション

言語聴覚士の重要な仕事の一つに、このリハビリテーションがあります。上手に言葉を紡ぐことが出来ない方のために、口の運動を行ったり、発生練習などを行います。

② 日常生活のための指導、助言

障がいがある方が最も困るのが、日常生活において自分の意思が伝えられないことや、コミュニケーションを取れないことです。その部分を補うのも言語聴覚士の仕事の一つです。障がいの程度や本人の意思を汲み、時には非言語コミュニケーションの取り方を指導することもあります。例えば、障がいがある方が理解しやすいように絵やカード、文字が書いてある表などを利用します。また、伝える手段としても、ワープロや文字盤、手話、筆談などの提案をしていきます。

③ 食事指導

障がいがある方の中には、障がいがあるために嚥下機能が低下し、上手に食事が取れない場合もあります。この場合に食欲低下を防ぐため、言語聴覚士が食事指導などを行う場合もあります。口腔ケアを行い、口の中を清潔に保ちます。また、普通の食事が食べづらい方の為には、ミキサーにかけ食べやすくしたものを提案、またはペースト状にしたものを提案していきます。また、これらの食事が上手に摂取しているかの確認も行います。

④ 精神的ケア

言語聴覚士は、障がいがある方の一番の理解者でなければなりません。その為には、まず患者様と信頼関係を結ばなくてはいけません。まず、最初に患者様や家族に聞き取りをして、どのようなケアを行うか相談、計画します。もちろん、患者様の機能も向上が一番の目的になりますが、だからと言って患者様の意思を無視するようなことがあってはいけません。

言語聴覚士は、患者様の機能向上やQOL向上を目的、目標としながらも、その方の生き方、性格に合ったものを提供し、心に寄り添う存在でなければならないのです。

 

 

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言語聴覚士の待遇、年収

言語聴覚士の職場としては、様々な場所が挙げられます。
医療機関である病院や福祉施設、教育現場など様々です。しかし、どの場所でも言えることは、他職種との連携が重要になってくるということです。言語聴覚士になった後、どのような環境で働いていくかは自分の選択次第にはなりますが、どの場所でも、他職種と密に連絡や相談、提案をしていかなければなりません。治療やリハビリは言語聴覚士一人で行っている訳ではないのです。そのことを忘れてはいけません。給与に関しては、働く場所によって多少差がでてきます。医療機関は他に比べ高い傾向があるようですが、病院の規模などによっても変わってくるので、入職する際に確認する必要があるでしょう。
だいたい平均的に見て月収20万円から25万円程が多いようです。
受けられる手当ても、職場によって変わります。年数を積んでいくことにより、給与は上がっていくでしょう。また、人員不足の場所が多く見られる為、比較的に求人は多いようです。自分の条件に見合った職場を探しましょう。

 

言語聴覚士の将来性

言語聴覚士は、今現在も人手が足りていないと言われています。また、近年様々な福祉施設が作られています。その為、リハビリテーションのためや患者様のケアのため、これからも需要は増えていくと考えられます。
もし需要が広がった場合、言語聴覚士に求められるレベルも高いものになっていくでしょう。その為、入職した後もスキルアップの為に日々勉強していかなくてはなりません。もし高い給与を目指すのであれば、ゆくゆくは管理職になっていけるように努力していく必要があります。また、言語聴覚士は、他の人に比べ高いコミュニケーション能力が必要になってきます。
これは、福祉の仕事全般に言えることになりますが、まず患者様のことを知り、その人の立場に立って物を考えられるようにならなければ、相手のことを理解出来ないからです。その為に、言語聴覚士はどのようなことに注意しなければならないのでしょうか?まず、福祉関係の仕事をするにあたって、基本的なコミュニケーションの取り方があります。
それは、傾聴すること、受容すること、そして最後に共感することです。言語聴覚士にかかわらず、福祉の仕事につく人間はこの三つを必ず学ぶことになります。まず、相手の話を傾聴することから仕事は始まります。
傾聴とは、ただ患者様の話を聞くだけではありません。相手の立場に立って聞くことが正しい傾聴なのです。その為には、まず相手がどのような障がいがあるのか、どのような悩みを抱えているのかを理解する必要があるでしょう。仕事のキャリアを重ねていくほど、この基本的なことを忘れてしまいがちです。しかし、この基本的なコミュニケーションが出来ていない限り、スキルアップしていくことは難しいでしょう。二つ目の受容とは、相手の全てを受け入れることを指します。

例え相手が否定的な感情を持っていたとしても、コミュニケーションをとることに非協力だったとしても、それらをまず受け入れて、それから一緒に考えていくのです。
そして最後に、相手が何を考えているのか、何を求められているのかを知ることができたなら、それは共感です。共感=信頼関係を結ぶことが出来たと考えて良いでしょう。

 

 

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まとめ

いかかでしたでしょうか?言語聴覚士は、言語が紡げない為にコミュニケーションが取れない方や、耳の聞こえづらい方の道しるべと行っても良いでしょう。この記事を通して、皆様が言語聴覚士について少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。

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