ナイトケアについて教えて!メリット、デメリットは?

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近年では夫婦共働きや核家族化が進み、家族に介護が必要になっても自宅で介護できる家族がなかなか居ないという現実があります。仕事や家の家事をしながら介護をしていくためには介護分担が必要です。
また、高齢者に限らずこのストレス社会においては精神的に不安定になってしまい精神疾患を患う人や心のケアが必要となる人も多くなっています。
ナイトケアは家族の介護負担軽減や社会に身を置きながら、日々の生活の中で時間的に無理なく心のケアを受ける必要がある人にとって必要なケアです。

 

ナイトケアとは

ナイトケアとは、在宅介護を受けている高齢者や障碍者の方を夜間の時間のみ、特別養護老人ホームや福祉施設などで預かり介護を行うことを言います。
ナイトケアは、おおむね16時から20時までの4時間の通常のデイケアの提供時間が終わるころの時間帯から利用することができるサービスです。
サービス内容は食事や入浴サービス、機能訓練、レクリエーションなどです。を受けることができます。通常の介護サービス同様に要支援1、2または要介護1から5の人が利用できます。
家庭によっては日中の時間帯のサービスであるデイケアを利用するのではなくてナイトケアを利用してもらいたいという場合や利用者本人が利用を希望するケースもあるでしょう。しかしナイトケアを行っている特別養護老人ホームはデイケア実施の施設に比べるとまだまだ少ないというのが実情であります。
また、介護分野だけではなく精神科治療においてのナイトケアは比較的多く見られ、病院や医院において、デイケア同様にナイトケアを実施している医療機関があります。
何らかの要因で服薬治療をしながら社会復帰を目指す人、会社に勤務しながら心のケアが必要な人に対してのケアがされています。

 

 

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ナイトケアの役割

ナイトケアの夜間の介護が困難な寝たきりの高齢者や認知症高齢者などを、一時的に夜間のみ特別養護老人ホーム等に入所させるサービスです。
介護にあたる家族の負担軽減や認知症高齢者の在宅生活の維持向上を図ることを目的としています。

精神科分野によるナイトケアでは以下のように方が対象とされています。

【ナイトケア利用となる主な対象者】

1. 何かしらの精神疾患を持ち、精神科病院や心療内科で外来治療を受けている方
2. 精神疾患を抱えながら、地域社会で生活をしている方
3. 日中は仕事をしている、病状や生活状況などのさまざまな理由によってデイケアに通所できない方
4. 利用者本人がナイトケア・ショートケアサービスを利用したい希望がある方
5. 主治医の勧めがあり、本人もサービスの利用に同意している方
6. 入院しているが、退院日が大体決まっているため、短時間から生活のためのリハビリを始めたい方。および主治医の勧めや同意が得られている方。

心身の状態が何らかの要因があって不安定な人の中には、病気を治療しながら仕事を続けていたり、作業所に通ったりしている方人もいます。そのような場合、日中にデイケアのサービスを受けるとことは困難です。そういう方のために、仕事や作業所の活動が終わった後に、必要としているサービスを受けることができるよう、夕方から夜間にかけて開所しサービス提供を行うのがナイトケアの役割です。

 

ナイトケアのメリット、デメリット

ナイトケアのメリット、デメリットについて考えていきましょう。そのために、まずはナイトケアがなぜ必要かを少し詳しく見ていきましょう。

ナイトケアの必要性~心のリハビリ(精神科分野の場合)~

例えば、精神科の病院では長らく心のケアには外来診療と入院治療の大きく分けて2種類しかありませんでした。外来診療と入院治療です。
治療によりある程度回復したとしても、患者本人が感じる元気だった以前と同じような生活に戻ることがすぐにはできない、イメージはしていたけれど現実的には結局できなかった、などということが少なくありません。
例えば事故で足を骨折した場合はどうでしょう。入院して手術などの治療を経てその後リハビリテーションを受け、ようやく以前のような生活に戻ることができるようになります。 手術をしても、もしも適切なリハビリをしなければどうでしょうか。自己流でおこなったり、無理に体を動かした逆に回復が遅れたり体を痛めたりしてしまいます。退院後の環境整備や心の準備も大切です、何も準備しなければいきなり日常生活に戻り再び悪化したりしてしまうのです。
体の治療でのリハビリにあたるものがデイケア・ナイトケアといえます。精神科分野でも同様で薬物療法などによりある程度回復した後、リハビリにあたるデイケア・ナイトケアを受けて、以前の生活に戻るという一連の治療が完成するというのが理想的です。
現代人に多く見られるうつ病では、治療の目途があっても復職が上手くできずに社会になじむことがやはりできないという方は多くいます。その方たちは家での生活は普通にできることがおおいのですが、体の治療でいうリハビリを受けることができなかったため、適切な方法で社会復帰できない場合が多いです。服薬治療でできることと、社会復帰できるためにできること異なりますので、後者についてデイケアやナイトケアによるリハビリが必要になってきます。

以上の点を踏まえて、ナイトケアのメリットとデメリットは次のようにまとめました。

【ナイトケアのメリット】

■1日を通した生活リズムが整えやすい
→社会人は朝に出社して仕事し、夜に帰宅するという流れがあるので、ネイトケアではこの時間的なスケジュールに沿うことができます。夕食を食べることが可能なナイトケアもあります。
■時間が短いく、外来での治療ではできないケアの糸口を発見できる
→短い時間で必要なサービスや外来診療ででは気が付かれあない部分を関係者が把握でき、治療活かすきっかけを見つけることもできます。

【ナイトケアのデメリット】

■実施している病院、事業所数が少ない。
→勤務する側の時間的な問題もあり人員の確保が難しい点があるとされています。

 

 

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ナイトケアの注意点

【費用面】

・ナイトケアは、外来通院の一環に含まれますので、基本的には3割負担で利用できます。
※但し、自立支援医療を申請している方は、1割負担での利用が可能となります。

【申請に必要な書類等】

・申請には主治医の判断が必要になりますので以下の書類が必要となります。
ナイトケアを利用したい方は、まずは主治医に相談してみましょう。
1.ナイトケア利用申し込み書
2.ナイトケア指示箋
3.ナイトケア利用同意書
4.印鑑
5.保険証
・利用するにふさわしいと主治医が判断したら、デイケア指示箋という書類を主治医が記載します。
それと同時に、利用者もナイトケアに同意するという同意書などに必要項目を記入してください。それらの書類をナイトケアのスタッフや病院の事務に提出することで申請します。

【ナイトケア実施母体】

・ナイトケア・ショートケアの母体は、デケケア施設となります。

 

 

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まとめ

現代を生きる私たちを取り巻く社会情勢は日々変化しています。特に長寿大国にあって少子高齢化社会の進行、ストレスの多い時代にあっては介護、障害、様々な現代人特有の疾病が社会問題になりつつあります。
私たちが心身共に健康で生きていくためには、ナイトケアのようなケアのニーズがこれから高まりつつあるでしょう。

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