地域密着型介護老人福祉施設ってどんな役割?サービス内容は?料金は?

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地域密着型介護老人福祉施設とはご存知でしょうか?
地域密着型だから住民に優しいのかな?とか人数は少ないのかな?など、思うところはたくさんあると思います。意外と知られてはいない「地域密着型介護老人福祉施設」ですが、どのようなサービスがあるのか、どういう所なのだろうかを踏まえた上で今回ご紹介させていただきます。

 

地域密着型介護老人福祉施設とは

「地域密着型介護老人福祉施設」とは利用者一人ひとりに寄り添ったサービスが提供出来ることを目的とされ、入所29名以下と定められています。また、介護を必要とする度合が高い高齢者を優先的に受け入れているため、入所対象者は「要介護3以上」と定められているのが一般的です。

どういう施設なのか?

地域密着型介護老人福祉施設は従来の老人ホームとは異なり、「家庭的な雰囲気」が重要視されています。そのため、家庭的な雰囲気のあることが魅力的であり、初めて老人ホームを利用する高齢者やその家族にとても安心感が持てる施設なのです。しかし、独立して行っているわけではなく、特別養護老人ホームなどの大きな施設の施設内に別棟として併設されていることが多くあります。

少人数の特別養護老人ホーム

従来の大きな老人ホーム、たとえば特別養護老人ホームに入所されている方をあえて少人数の満床29床としたホームで見ることがあります。小さいからと言って介護が無いわけではなく、入浴・排泄・食事などの介助や機能訓練やその他のお世話も行うのです。こぢんまりとして温かみのあるホームだからこそ、ユニット型のように一対一の介護が行えるのです。

 

 

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地域密着型介護老人福祉施設の役割

地域密着型介護老人福祉施設は今後増加が見込まれる認知症高齢者や中重度の要介護者に対応するため、平成18年より地域密着型サービスとして開始されました。平成27年からは対象者が要介護3以上となっていますが、特例として要介護1からでも入ることが出来るのです。原則として施設が所在する市区町村に居住する要介護者を対象としています。

ユニットケアを併設

地域密着型の特別養護老人ホームではユニットケアをとっているところが多くあります。入居者一人ひとり人格や尊厳を重視し、10人以下を1つのグループとして、少人数の介護を行う制度のことをユニットケアといいます。食事や入浴、施設内の行事などの日常生活はこのユニットごとに行い、少人数ケアの体制にすることで利用者の状態を把握しやすいほか距離が近くなります。利用者のプライバシーや尊厳を確保もできるように利用者の居室はすべて個室になっています。

メリット・デメリット

ユニットケアにも当然ながらメリットとデメリットがあります。どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

【メリット】

・プライバシーの確保ができる
・認知症高齢者には良い
・家族が訪れやすい
・個別ケアで関わりやすい

【デメリット】

・光熱費が割高
・孤独感を抱いてしまう
・職員不足になってしまう

以上などがあげられます。利用者とスタッフともにメリットもデメリットもありますが、メリットの方が多いように感じられます。
大人数の方が合っている利用者なら、地域密着型介護老人福祉施設は不向きであり、却って不穏になってしまうことがあります。それぞれに合った介護が必要になります。

 

地域密着型介護老人福祉施設の対象者とサービス内容は

地域密着型介護老人福祉施設の対象者、サービス内容についてご紹介させていただきます。名称が老人ホームとは異なるためか違うと感じてしまうことがあると思いますが、基本的には「老人ホーム」です。そのため、受けられるサービスなどに不安を感じてしまうかもしれません。しかし、老人ホームのため基本的には老人ホームと同じサービスを受けることが出来ます。

地域密着型介護老人福祉施設に入るためには?

居住している市区町村から「要介護」認定を受けている場合のみ利用することが可能です。つまり要支援認定の人は入所することが出来ません。
どの地域でも入れるわけではなく、居住市区町村にある施設のみ利用する事が可能となっています。また、要介護の必要性の高い人が優先的に入所出来ることになっていることや、入所を希望している人が多くいるため入所までに時間を要してしまう可能性があります。

地域密着型介護老人福祉施設のサービス内容

これは他の老人ホームと同じようなサービスを受けられることができます。日常生活上で必要な介護のほか、様々なケアをしてくれるのです。

・日常生活上で必要な介護

日常生活上必要とされる「食事」「入浴」「排せつ」などの介護のほか、「移乗」や「歩行介助」なども受けることが出来ます。

・機能訓練

デイサービスとしても利用することが出来ます。日中、デイサービスにて歩行練習や筋力向上などの機能訓練を受けることが出来ます。

・健康管理

「施設」のため、健康管理を受けることが出来るのです。「風邪を引いてしまわないか」「病気は悪化しないだろうか」と言う悩みは施設スタッフに任せることが出来ます。

・療養上の世話

療養上において必要なお世話をしてもらうことが出来ます。

 

 

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地域密着型介護老人福祉施設の料金

利用料は個室か多床室かによっても異なりますが、民間の老人ホームと比べると特別養護老人ホームなどと同様で割安で入所することが出来ます。また、低所得の場合でも低所得者のための料金プランがあるため、誰でも入れる仕組みとなっています。

必ず必要な料金

大型の施設にはかからない費用も地域密着型介護老人福祉施設では必要になる場合があります。個室か多床室、要介護度によっても変わってきますが、管理費や水道光熱費などがかかってくることがあります。また、食費などの日常生活費もかかってきます。その他、介護が必要とされている方が入られることが多いため、介護費もかかってきます。また、オムツを使用している場合などもオムツ代としてかかる場合があります。

利用料の目安

東京都特別区の要介護3の方の場合を例にあげてご紹介いたします。

●利用料

・ユニット型個室(ユニット型準個室) 約900円/日
・従来型個室 約800円/日
・多床室 約850円/日

●宿泊費

・ユニット型個室 約2000円/日
・ユニット型準個室 約1700円/日
・従来型個室 約1200円/日
・多床室 約350円/日

●食費・約1500円/日

以上などがかかってきます。これは施設によっても多少異なりがありますが、平均値としてあげさせていただきました。また、日割りで計算したものを書かせていただきましたが、基本的には月別で支払いになるかと思われます。

また、所得が低い場合には、それぞれの負担が軽減される仕組みとなっておりさらに低価格で入所することが出来るため、「高いから入れない」と言う悩みを解消できるのではないでしょうか。

 

 

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まとめ

今回は「地域密着型介護老人福祉施設」についてご紹介させていただきました。地域密着型介護老人福祉施設ならではの個別ケアが受けられるのはとても魅力的なのに加え、低価格で入所出来て、地域の住民が多く入ることから安心した生活を送れるのではないでしょうか。アットホームな雰囲気で生活出来ることによって、認知症悪化の防止にもなることからメリットの方が多く感じられると思います。

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