残存機能って何?どう利用すればいいの?

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人間は生まれたときから「食べる」「話す」等の小さな機能から様々な機能が、体に備わっています、しかし何らかの原因で「障害を持つこと」になり通常の人が持っている機能が低下もしくは欠如してしまう事になった場合完全に機能がなくなってしまう事も中にはありますが、わずかでも本人に残された機能を使って、日常生活を維持できるように援助していく事で残された機能を完全に消失させる事を防止します。

 

残存機能とは

残存機能とは、障害を受けた機能以外に残された機能のことをいいます。残された機能も筋力低下や関節可動域制限などの機能障害を起こすと、残存機能はさらに低下してしまいます。
そのため、残存機能を十分に活用できるようにするために介護予防が重要となります。残存機能の活用は、リハビリテーション介護における重要ポイントになります。

残存機能を生かす為の介護

介護者は、利用者本人が残存機能を活かすことができるように、自立を促しながら適切に支援することが求められます。介護者は通常の介護サービスで利用者が生活上の中での自分の残存機能により動作が自然にできるような周辺環境の整備を行ってください。そうすることにより当事者は残存機能を引き出していくことで、自分で行えることや物事に対する理解力を取り戻していくことができます。そして喜びや自信へとつなげていくことができ、個性などを引き出していくこともできるようになってきます。また雰囲気や誇りある表情も現れますので、当事者本人のモチベーションや楽しみが増していきます。

こうして身体機能が高まって来ることで。障害があっても、活用することのできる残存機能があれば、障害のため、機能低下しても、この残存機能を用いて、日常的なレベルをある程度保つことは可能です。
しかし残存機能は使わないままでいると低下していくため、援助にあたっては、利用者の残存機能をきるだけ伸ばしていくことを考えることが重要です。そのためには、利用者ができることは、なるべく利用者自身にやってもらうなどして、介護者はそれを見守り、適切に支援していくことが望ましい事です。

また、ワーカーは残存機能を最大限に生かしてもらえる様に側面から支えていくことが必要です。

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残存機能の活用方法

高齢者の場合,生理的に老化現象が生じてくることから,自分の体を動かすことなどが少くなってきて、それに伴い自分の身体的機能を始めとして様々な諸機能が低下して更にまともに活動できる残存機能は少くなります。
それらの残存機能を使わないないと身体面だけでなく精神面にも影響でてきて,廃用症候群といわれる全身の機能低下を起こすことにもなります。
そして,生活自立への援助,社会生活への支援に対しても,高齢者自身の生活を尊重した個別性のある援助・支援を原則とする必要があります。

生活の自立と残存機能の活用

低下した機能を補うためには補装具を活用して,その機能を代行できるようにし,社会生活や家庭生活で自立できるようにすることが介護として行われなければいけません。
日常生活行動支援の介護には,高齢者が失った日常生活上の生活能力を介護者が代行するのではなく,高齢者や障害者の持っている能力,つまり障害や損傷を受けていない能力を活用してできる範囲内で,日常生活を自分で営めるようにすること,つまり残存機能に着目し,それを活かすことが重要です。利き手が麻痺して箸が持てなくなれば,反対の手で箸が使えるようにする,下肢が不自由になれば上肢を使って車椅子で移動できるようにするなどです。残存機能を無視した援助は,機能低下を促進するだけでなく,高齢者や障害者の無気力や依存心を助長することにもなります。

高齢者や障害者が自分でできる行為に対しては「見守り」を行い,自分達のペースを尊重してできるまで「待つ」ことは,残存機能を活かすための大切なケアです。
そして自分の持っている機能を活用して日常生活が自立していくことができれば,高齢者や障害者の生活への自信と意欲は高まると考えられます。

 

 

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残存機能のポイント

残存機能を生かすためには、本人自信で行動できるように、意識付けできるか等が考えられますが高齢者や障害者が毎日の生活でいかに意欲的な意識をもてるかが最も重要なポイントです。

高齢者の生活への意識の向上

加齢とともに,人は家計を支える役割や,子育て役割が終了し,家庭や社会を支える中心的立場から一歩後退し,地域社会や子供家族から支えてもらうという立場に逆転することが多々あります。また,体力の衰えや配偶者との死別を体験するなど,多くの喪失体験によって,高齢者は孤独感や喪失感を抱きやすくなる。

これらに病気が加わり,療養生活を余儀なくされると生活意欲は減退してきます。
このような状態にならないためには,生活意欲を高める働きかけ,つまり高齢者自身が機能の維持・向上を目指すように働きかけることが必要になります。
高齢者が何でもゆっくりとしか「できない」場合は,ゆっくりでも「できる」ように過ごせるようにする。そのためには高齢者が何ができて,何ができないか残存能力を含めてアセスメントし,個別性のある介護が必要となる場合は。高齢者が生活に満足でき,自分らしい生活を送れるように,生活の質も重視しなけれいけません。

生活の場所,疾病の重症度,障害の程度に関わりなく,高齢者が生活の中に楽しめるもの,自分を表現できるものなどを取り入れた介護がポイントでもあります。

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残存機能の注意点

歩くことが出来ない場合は車椅子を利用します。
でも、手は動かせるなら自走式車椅子で本人が自分でこいだり出来るようにします。歩くことは出来るけど、ふらつきがあったり歩行が不安定なら、T字杖や4点杖などもありますし、シルバーカーや歩行器を利用したりと現在の身体能力の維持や改善に、出来ることは本人にやってもらうことはとても大切なことです。もちろん施設でも、利用者さんの残存機能を生かして生活出来るように様々な福祉用具を活用しています。食事の場面では、なるべく自分で食べてもらえるようにと取って付のお汁椀や食器がずれないようなランチョンマットを使用したり、握力がない方には持ち手が太いスプーンなどもあります。

それぞれの嚥下状態に合わせてトロミをつけたり食事を刻んだりもします。
排泄の場面では、ベッドから離れることが難しい方には差し込み便器を利用したり、トイレまでの移動が大変な方にはポータブルトイレなどもあります。
施設の居室や自宅などを住宅改修したりすることも出来ます。玄関にスロープをつけたりするだけで、移動がしやすくなり外出する機会が増えたり、廊下やトイレやお風呂場などに手すりをつけると立ち上がりや移動がしやすくなり、1人で出来る幅が広がったりする場合もあります。
介護保険サービスというのがあり、65歳以上の方や特定疾病により要介護状態にある方はこのサービスで福祉用具のレンタルや住宅改修費の支給を受けられます。高齢者の方の生活をしやすくする為に、是非とも活用するべきだと思います。寝たきりの重度要介護者でも障害者でも何かの機能は必ずと言っていいほど、残存機能として残ってるはずです。それを見つけてやるのも介護者の使命だと思います。

介護者は利用者に自立させることは言葉で言うほど簡単なことでは、ないと思います。しかしそれを成し遂げなければ、ますますに過酷な状態になる事になりかねません。

 

まとめ

残存機能については身重って理解できます6年前に難病を患って左手が不自由なりましたが、まだその時点では左の指は動いていたためキーボードも打つことができました。現在は左指も動かずキーボードの右手だけでしか打てません他の機能もだんだんと低下して、最近では右手の機能も低下してきています。

しかし、音声機能や他の通信機器を利用することにより仕事もなんとかこなせる様になる状態になっています。障害を持っても諦めず努力して挑戦することが病気に打ち勝つ秘訣だと思います。

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