デイサービスで脳トレをしてみる!効果は?種類は?

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脳トレと介護って、すぐには結び付かない人も多いかもしれませんね。高齢化がどんどん進むと同時に、認知症患者の人数も増加しています。65歳以上の高齢者の中で認知症の前段階と考えられている軽度認知障害(認知症予備軍)の人も加えると4人に1人の割合です。

そんな現代の社会の中で、認知症予防のために、脳を鍛える「脳トレ」が今注目されています。

デイサービスの脳トレとは

デイサービスで脳トレ?というと、いまいちピンと来ないかもしれません。
テレビ番組や本などもたくさん出ていますから、脳トレというとなんだかすごく頭を使って考えないといけないことのような印象を持ちます。私たちですらそのような印象を持つのですから、「高齢者に脳トレなんて無理だろう」と思われる方も多いかもしれないですね。
しかし、「脳トレ」はデイサービスなどの介護の現場ではレクリエーションと密接な関係があるのです。レクリエーションの一環として脳トレを取り入れている施設も多いのです。そこで、デイサービスとレクリエーションの関係から見ていきましょう。

●デイサービスでのレクリエーションの意義

レクリエーションが高齢者にもたらす効果として、
認知症の予防
ひきこもりの予防
身体機能の維持、向上

などがあげられます。

レクリエーションというと、他の人とのコミュケーションの場だけのように考えがちです。しかし、介護の現場ではレクリエーションは、ただのコミュケーションの場だけではなく、上記のような効果をもたらせてくれると考えられます。そして、レクリエーションの種類によって上記の効果が限定されるということはなく、どのようなレクリエーションをしたとしても、複数の効果が期待できると思われます。そのレクリエーションの中でも、脳を活性化する効果的なものが、「脳トレ」ということになるのです。
ですから、最近ではデイサービスなどの介護の現場でも、レクリエーションの必要性・重要性が叫ばれているのです。

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デイサービスの脳トレの効果

多くのデイサービスでは、利用者が集まり、楽しみながら交流を深めるためにレクリエーションを実施しています。ただ、遊んでいるように見えるかもしれませんが、そうではなく、重要な役割を果たしているのです。では、レクリエーションの一つとしての「脳トレ」をすることによって、どのような効果があるのか見ていきましょう。
脳が正常に働くためには、たくさんの要素が必要になります。血液や酸素などが脳へ運ばれて、血流も良い状態に保たれることで、脳の機能低下を防ぎ、脳は正常に働くことができます。
逆に、血液や酸素などがじゅうぶん脳へ運ばれず、血流も悪いと脳が正常に働かないことになり、結果、認知症になってしまう可能性があるということになります。
つまり、認知症の予防←脳の働きを正常にする←脳に刺激を与える←レクリエーションの中でも特に脳トレ

このような構図になるわけです。
脳トレは、脳を使うから認知症の予防になるということではなく、脳トレをすることで、脳が活性化し、結果、認知症の予防につながるということなのです。ですからレクリエーションと脳トレは別物ではなく、脳トレはレクリエーションの中の一つであると思った方が分かりやすいと思います。

 

 

 

デイサービスの脳トレの種類

①体を動かすもの

筋力効果・運動機能の維持。大勢でやるものが主流ですが少人数または一人でできるものもあります。

事例

「利用者が実際に体を動かしながら行う」
・風船を使った遊び
・お手玉
・フルーツバスケット
・体操など

②頭の体操になるもの

常に考え判断することが求められるので脳に刺激を与える。身体の自由があまりきかない人でもできる。

事例

「利用者が答えを求めて実際に考えながら行う」
・クイズ
・なぞなぞ
・トランプ
・ボードゲーム
・将棋など

③何かを作り上げるもの

指先をうごかすことや考えることで脳に刺激を与える。男性よりも女性に好まれる傾向。

事例

「利用者自身の手で何かを作り上げる」
・折り紙
・塗り絵
・手芸など

ここで、②の頭の体操になる脳トレについて、もう少し例を挙げておきます。
参考になさってみてはいかがでしょうか。
・早口言葉
・穴あきクイズ(言葉を「あ〇〇る」というように〇で隠し、そこに文字を入れてもらって一つの言葉にします。「あふれる・あやまる」など答えはたくさんありますね。)
・文字並べ替え(「イーデサビス」のように言葉をバラバラに並べて一つの言葉にしてもらう。答えはデイサービスです。)
・しりとり(普通のしりとり・条件しりとり)
・後だしじゃんけんゲーム(後だしをして勝ってもらったり負けてもらったりする。)
・思い出しクイズ(昨日は何を食べましたか?好きだった歌手は誰ですか?昨日はどんなテレビを見ましたか?というような質問形式。)
・瞬間記憶ゲーム…(ひらがなやカタカナを適当に5文字書き、5秒間見てもらって覚えた文字を発表してもらう。)
・10回言ってクイズ…(みりんを10回言ってもらって、鼻の長い動物は?とクイズを出す。答えはゾウですが、キリンと答えるかも。)
・あるなしクイズ…(りんごにはあってみかんにはないものは?のようにクイズを出す。)

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注意点

レクリエーション、特に脳トレは認知症の予防にも効果的だということはわかっていただけたと思います。ゲーム一つにしてもたくさんありましたね。高齢者にかかわらず、私たちもやってみると良いかもしれないですね。ただ、デイサービスなどの施設で行う場合に注意する点があります。

①無理をしてないか

身体を使ってやるものには、無理をしないようにくれぐれも注意しなければなりません。身体に異変があったらすぐに休んでもらいましょう。また、利用者さんの中には、しんどいと思っても言い出せない人もいるかもしれないので、注意深く見守ることも大切です。

②無理強いはしていないか

まずは利用者の意思の確認が重要です。いくら認知症の予防になるからといって強制的になってはいけません。中にはレクリエーション自体が嫌な人もいるかもしれません。そのことがストレスとなって通所自体をを拒否されるケースもあります。
レクリエーションを嫌がる様子が見えたら、まずは理由を考えてみましょう。
体調が悪いのか、なじめないのかなど何か理由があるはずです。また、そのことがわかることで、今後の介護にも何か役立つこともあるかもしれません。

③楽しんでやれているか

レクリエーションに限らず、何事も楽しんでやることが大切です。またやりたいと思えることがすでに脳の活性化につながるのです。

 

 

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まとめ

いかがでしたか?
認知症と脳トレの関係、わかっていただけたと思います。いかにして脳を活性化できるかということがポイントなのです。決して難しくはありませんから、ぜひ介護の現場でも実践していただきたいと思います。そして、脳トレといってもたくさんの種類があります。利用者さんが楽しく充実してやれるようアプローチしていきましょう。

そして介護の現場だけでなく、家族や周囲の人も自宅でできるものもたくさんありますから、ぜひ、実践していただきたいと思います。

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