側臥位の介護はどうしたらいいの?ポイントは?注意点は?

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「側臥位」(そくがい) という意味は分かりますか?
介護で体の姿勢の状態を表す用語のひとつです。その姿勢を表す用語は読み方、意味等が通常ではかなり困難なものが多数ありますが、介護を必要とされている方は覚える事が必要になってきます。
難しい言葉で表現されていますが、その中から今回は側臥位についてを説明させていただきます。

 

側臥位とは

介護において、体位変換は避けて通れない作業のひとつです。
床ずれの予防策としても有効であり、体位の変え方を覚えることは、介護を行う人にとって必須と言えるでしょう。体位を変えるにあたっては、その種類を覚えておくことが大切です。まず介護おいて基本的体位から説明させてもらいますので、それが理解いただけると「体位はどのようなものか」がわかり側臥位もより理解しやすくなる事です。

基本的な体位の一つで、臥位には仰臥位(ぎょうがい)仰向け・側臥位(そくがい)横向・腹臥位(ふくがい)うつ伏せがあります。仰臥位は基底面の最も広い姿勢であるので、立位よりもエネルギーの消費が20%少ないといわれています。また、基底面を広くした静止位のことで、立位、座位に比べ最も安定した姿勢であり。仰臥位の良い姿勢調整としては、足関節を90度に保つことにより、足首から足先が下を向いてしまい上に挙がらなくなってしまう状態を防ぎ、手を心臓の高さより高くすることで手指のむくみをを防ぐ事ができ。腹臥位は、床ずれが一番できやすい部分の圧迫を避けらる体位です。股関節、膝関節を伸ばすのに効果的です
以上のような体位が介護での基本的なもので理解していただいた事だと思いますので、今回のテーマの側臥位について取り上げてみたいと思います。

側臥位

側臥位(そくかい)横向きに寝ている状態。 右側を下にした姿勢を右側臥位、左側を下にした姿勢を左側臥位という。 身体のバランスを保ち、リラックスした安定性を保持するために腰を引き、くの字の状態にする。

寝衣やリネン交換、排せつの援助の時などにとられる体位です。しかし側臥位は仰臥位や腹臥位よりも支持面積が狭いため、安定性にかける体位で、枕やローラなどの使用により、安定性を得ることができます。横を向くため、上になった上・下肢は弱い力でも動かしやすくなります。

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[引用先:フリーイラスト素材, 体位の図・イラスト]

側臥位の介護

この介護は要介護者が仰臥位(ぎょうかい)仰向け状態から側臥位(そくかい) 横向きに寝る介助です。 この介助はおむつ交換やシーツ交換などの時に使用します。 ただし基本的には夜中など移動介助が難しい場合は覗いては、ベッド上でのオムツ交換や要介護者がベッドで寝ている時のシーツ交換はなるべく避けたほうが要介護が少しでも辛い気持ちになる事に気遣いしてみてください。できるだけ日中やトイレやポータブルトイレでの排泄を目指しシーツ交換も要介護者が食事や排泄などで ベッドを離れている合間に行うようにしてみてください。

仰臥位から側臥位の介護方法

側臥位の介助を行う場合※1.ボディメカニクスを活用し介護者にも本人にも負担がかからない介助方法を身につけることもできます。

■側臥位介助の手順

1.側臥位になるときは腕・膝・腕をタイミングよく介助しましょう。横になる腕が身体のしたに巻き込まないよう体の上で両腕を組んでもらいましょう。そして重心を移動しやすくするために本人にも協力してもらい顔が横になるように側に向けます
2.両膝をたてます。
3.本人の膝・臀部・肩の順に手を添えます。
4.ゆっくりと膝・肩を倒します。

[危険予測]

仰臥位になった時横にになる側の腕を巻き込み、腕を痛めてしまう危険性があります。
膝を倒して腕を移動する方向に持っていく動作の時、始めに両腕を組んでおかないと、からだがねじれて腰を痛める原因になります。

※1 介護のボディメカニクスとは力学的原理を活用した介護技術のことです。介護する側にとって無理のない自然な姿勢で介護することを言います。介護者自身のボディメカニクスを活用した介護は最小の労力で疲労が少なく腰痛防止にもつながります。

 

側臥位のポイント

介護でのポイントはやはりボディーメカニクスの活用による、介護者も利用者も両方に負担の軽減につながっていくことが大きなポイントでもあります。更に色々な現場での実績を集約してみると次のようなポイントが考えられます。

■利用者にコンパクトにまとまってもらう

水平移動の時も、両膝を立ててもらうなどして利用者とベッドとの摩擦を少なくすると、移動がしやすくなります。

■利用者の重心に自分の重心をなるべく近づけるようにする

ベッドの高さを上げるか、腰を落として膝を曲げることで、重心を利用者と同じ高さにします。

■両足を開いて体を安定させる

肩幅程度に開くことで体が安定します。同時に、前後にも少し開くと重心移動がしやすくなり、スムーズに利用者の体を動かすことができます。

■できるだけ大きく強い筋肉を使う

手先よりも体幹、上半身より下半身の方が強いので、体の中心に引き寄せることや膝を曲げ、腰を落とすことを常に意識しましょう。

いかがでしたか?ボディメカニクスの考え方と1体位変換・移動の流れやポイントについてまとめてみました。
これらを覚えておくことで、体位変換・移動がスムーズにできるようになり、利用者にも自分も負担が軽減できます。是非覚えられることをおすすめします。

 

側臥位の注意点

介護現場での側臥位の注意点としては利用者との間隔、つまりポジショニングでこのいちどりが悪い場合は利用者とのすべて行動にたいしての呼吸が合わず労力に見あった成果が得れなくなります。

ポジショニングにおける注意点

■ポジショニングの目的

1.接触面積を増やすことで、体圧を分散させて姿勢の安定を図る
2.皮膚表面の通気性を確保する(皮膚同士の接触を避ける)
3.関節拘縮の悪化を防止します。

■仰臥位のポジショニング

1.円背の有無を確認します(極度の円背では仰臥位は取れません)
2.体幹より前方に肘を保持します
3.骨盤帯が不安定な場合は、空間を補う厚みのあるクッションを殿部に用います
4.膝関節の屈曲拘縮を予防するため、下肢後面の全面にクッションが当たるようにします

■側臥位のポジショニング

側臥位の場合、背中だけにクッションを挿入して姿勢を保持してはいけません。重力の影響で骨盤や胸郭にねじれが生じてしまうからです。骨盤がゆがむと脊柱にも影響し、患者にとって楽な姿勢は保持できませんので注意しましょう。
1.体幹のねじれ具合や殿筋の萎縮の程度によって、体幹部の角度を調整します
2.角度を定めたら、肩や骨盤が安定して身体が揺れ動かないようにクッションで支えます
3.両下肢が交差している場合は、その交差を解消して下肢下面の接触面積を増やすようにクッションを配置します。

 

 

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まとめ

自宅の中で重度な要介護者の介護をされている、家族の方は日々介護者の移動や排泄で様々な体位を身重ってやらなければいけません、最近ではその為にいつの間にか介護する立場から介護される立場になるくらい重労働なことが介護です。少しでも肉体的苦痛を少なくするためにもボディーメカニクス等を学ばれる事が自分の為でもある事です。

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