高齢者の人口の推移ってどうなっていくの!?

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高齢化社会が進んでいると言われている日本。皆様も、新聞やテレビなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。この高齢化社会に適応すべく、介護や福祉関係の法律や決まりも随分と変化し、また今現在も変わりつつあります。では、この高齢者の人口は具体的にどのように変化しているのでしょうか?

今回は、この高齢者の人口の推移について詳しくご紹介したいと思います。

 

高齢者の人口の現状

では、今現在の高齢者の方の人口はどのようになっているのでしょうか。
まず、ここでは高齢者の方を65歳以上の方とします。総務省の統計によりますと、平成28年の時点で、総人口の27パーセントを占める割合となったそうです。ちなみにこの数字は、前年度より高い数字になります。昭和の時代から、この総人口に対する高齢者の方の割合は増え続けています。また、日本だけでなく世界に目を向けて見ても、日本は一番高齢者のかたの人口が多い国となります。では、なぜ日本は高齢者の方の人口が他の国に比べ多いのでしょうか?

これは、少子高齢化が関係しています。今は晩婚化が進み、結婚を望む男女も昔に比べ減少してしまいました。これは、女性の社会進出も深く関係しています。結婚して主婦になることよりも、仕事を続けて行きたいと考える方が増えたのです。他にも、独身生活に充実感を感じ、結婚自体に興味を持たない方も増えています。それに伴い、出生率も減少し子どもが生まれなくなってしまいました。仮に子どもが生まれたとしても、経済的に不安を感じている方や、子育てのことを相談する相手がいないなど、不安材料がたくさんあります。

昔に比べ環境が変化し、子どもを積極的に作る夫婦が減少したのも理由の一つです。その為、総人口から見て高齢者の方の占める割合が多くなったのです。しかし、悪いことばかりではありません。日本の医療面が発展したことによって、昔よりも長生き出来るようになったということも、高齢化社会の理由の一つです。つまり、寿命が伸び昔よりも高齢者の方が生活のしやすい環境になったということです。

出典:総務省統計局ホームページ http://www.stat.go.jp/index.htm
「統計データ 人口推移」 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.htm
を元に作成

 

 

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高齢者の人口の未来と推移

上記で、高齢者の方の総人口に対しての人数は、年々増加しているということをお話しさせていただきました。
では、このまま進んで行くとどういう状態になるのでしょうか?このまま少子化が進み出生率が現象すると、内閣府によれば平成72(2060)年には高齢者人口は全体の39.9パーセントに達すると言われています。この数字は、国民の約2.5人に一人が高齢者の方になるということです。また、これに伴い社会補償給付費用も過去最高の110兆6,566億円となりました。(平成25年 2013年度)尚、おそらくこれからも増加して行くと思われます。

これと共に、高齢者の一人暮らしの方も増加傾向にあると言います。こちらも昭和の時代から、高齢化が進むに伴って増え続けています。昭和の時代は、役半数以上の家族が高齢者の方と同居していました。しかし、この同居世帯も減少傾向にあると言います。近所付き合いも昔に比べ減少し、高齢者の方が困った時に頼れる人がいないという問題もあります。また、家族関係の付き合いが減少してしまうと、見守ってくれる人がいない、頼れる人がいない、相談できる人がいないということで、結果孤独死というケースもありうるのです。また、家族と同居はできなくても、施設への入所という選択肢もあるかと思います。しかし、これもスムーズにはいきません。なぜなら、高齢化が進んだことによって、同じように入所を待つ高齢者の方が後を立たないからです。
つまり、入りたくても入れないので、一人暮らしを余儀なくされてしまうのです。もちろん、医療面や福祉体制がしっかりと整ってきたことによって、昔より高齢者の方も一人暮らしがしやすい環境にあると言えます。

また、高齢化だけではなく、平均寿命も伸びています。昔は不治の病とされていたものも、医療や医薬品の発達により完治できるものも多くなってきました
。また、昔と食生活などにも変化が現れた為、長生きできる社会になったのです。平成26年(2014年)の平均寿命は、男性は80.50年、女性は86.83年でした。この平均寿命の数も、昭和の時代から上がり続けています。このままいけば、今後平成72年(2060年)には、男性84.19年、女性は90.93年となり、女性に関しては90歳を超えると言われています。

出典:内閣府ホームページ http://www.cao.go.jp/index.html
「平成28年版高齢社会白書」(内閣府) http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/index.html
を元に作成

 

 

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高齢者の人口の問題点、課題

では、上記の記事に対して、どのような問題や課題があるのでしょうか?

① 福祉施設の不足

上記どもお話させていただきましたが、高齢者の方の人数と福祉施設の数は釣り合っていない場合があります。もちろん、年々新しい施設が建ち初めてはいますが、それでも数が見合わないのが現状です。その為、一人暮らしの高齢者の方も増えてしまうのです。今は安否確認のサービスや、訪問介護や看護も利用できますので、昔に比べて不自由な状態になることは減りました。しかし、高齢者の方の孤独死は今も問題になっています。また、家で介護をするということになっても、仕事や家事、育児をしながら介護をやらなければならないというのは、大きな負担になります。また、周りに頼れる人がいない為、老老介護になってしまう方も多いと言われています。せめて、自分の家族の介護に関しては手助けできる環境を整えておく必要があるのではないでしょうか。

② 要介護者の増加

高齢化社会に伴い、要介護者の人数も増加しています。その為に、福祉に使われるお金も増えていきますので、高齢者の方自身というよりは、それを負担し担って行く若い世代の方々も課題としてあげられるでしょう。ここ数年で、福祉の法律なども見直されています。これからの未来、こうした若い方々の負担が減るような環境を作っていかなければならないでしょう。

③ 介護力不足

上記で、施設入所希望者が殺到しているというお話を致しました。しかし、介護業界は、常に人材不足です。それはなぜなのでしょうか?一つ目は、重労働ということです。介護士は、利用者の方をつきっきりで介護しなければなりません。体の大きな方の移乗介護を行うこともありますし、入浴介護を行うこともあります。また、夜勤勤務もあります。その為、体を壊してしまい、止むを得ず退職してしまう方も多いのです。また、賃金の低さも定着率の悪さの原因です。給与と実労働が、見合わないのです。保育士が同じような理由で人材不足に悩まされていますが、介護士も同じです。必ず必要な機関なのだから、もっと待遇を考えなければ良い人材も集まりません。これらを改善しなければ、介護士の人材不足は解消しないでしょう。

 

 

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まとめ

日本の平均寿命が延びたことは、とても喜ばしいことです。それだけたくさんの方が、長くいきていられる国になったのです。しかし、長く生きていたいと思うような国でなければ意味がないと思います。あなたの周りに、一人暮らしの高齢者の方はいませんか?困っている方はいませんか?高齢化社会は止めることはできません。だからこそ、私たちができることをやりましょう。

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