モニタリングについて教えて!書き方は?

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日常生活の中でモニタリングという単語はよく耳にすることはあると思います。例えば色々企業の広告方法のひとつとしてモニタリングを使って、データーを集める事を行っています。では介護の世界でのモニタリングはど

のようなものかお分かりですか、ここでは介護におけるモニタリングについてどのような物なのかを、紹介させていただきます。

 

モニタリングとは

介護の現場で、現状を観察して把握することを言います。 要介護者等に対して必要な介護支援サービス、いわゆるケアマネジメントが提供されているかどうか、状況の変化に応じた利用者のニーズが新たに発生していないか、介護支援専門員(ケアマネジャー)が常に把握しておかなければならない情報を入手するためにモニタリングを行います。一種の要介護者の状況の変化などのデーターの収集です。もともとは観察や監視、点検、記録などの意味を持つ英単語です。介護においては、利用者に介護サービスを提供しながら現状を観察し「ケアプランに沿った適切なサービスを受けられているか」「問題や課題となることはないか」「目的に向けて順調に進んでいるか」などを見守り・確認する意味で使われる言葉です。ケアマネージャーがきちんと現状を把握し、もしも利用者にとって不都合や問題があれば今受けているサービスの内容を見直していく必要があります。

モニタリングの種類

モニタリングには「日常的なモニタリング」「定期的なモニタリング」の2つがあると言われています。
日常的なモニタリングとは、利用者の日々の観察や記録のこと。施設やサービスを利用している間、施設職員が変わったことはないか順調にいっているかどうかなど毎回記録を取ります。
定期的なモニタリングとは、1ヶ月に一度など定期的に実施状況を把握すること。ケアマネージャーが施設からの報告を受け、問題がないかどうか見直しを行います。通常、この二つのモニタリングを平行して進めていくことになります。

 

 

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モニタリングの役割

ほとんどの要介護者はケアマネージャーが作成する、ケアプランに基づいて様々な、介護サービスを受けています。要介護者の身体の状態は常に一定ではありません。ケアマネージャーはその利用者の変化をいち早く察知する事で、利用者の時と共に変化してくる身体の状態に合ったサービスを見つけて提供していく事が最もケアマネージャーのモニタリングを行う役割です。ではケアマネージャーはその役割を果たすためにどのようにしてモニタリングを行っているか、一般的には次のような方法で利用者の情報をモニタリングしているようです。

■(施設)施設職員の介護記録から

施設職員は日中の活動中や、介護サービスの提供時などで変わったことがないか、利用者の状態を観察して日々記録していきます。対話中に気が付いたことなど何でもかまいません。その細かな情報から入手します

■施設でのモニタリング期間満了時の利用者の効果報告

あらかじめ設定していたモニタリングの期間が終わる時や更新する時など、支援計画がうまくいったかどうか施設内で話し合いを行います。半年や一年単位の場合が多いです。またサービス利用中に計画がうまくいかない場合などもその都度相談を行います。

■施設から定期的にケアマネージャーに状況報告

施設内モニタリングの結果を、報告書にまとめてケアマネージャーに提出します。サービスの実施状況や利用者の満足度、また利用者の心身や環境の変化を踏まえ、サービスを持続するか見直しが必要なのかを検討します。

■在宅介護でのモニタリング

在宅介護でのモニタリングはケアマネージャーが担当する利用者に自ら出向いて定期的に状況の把握を行います。特に利用者の家族からのモニタリングは重要です。

 

モニタリングの書き方

社会人になると新人時代に一番悩むのが報告書や色々な書類の書き方です、先輩や上司によく指摘される光景があります。介護のモニタリングの報告書も施設では毎日の業務として見逃すことはできません、ではどのように書けば最も効果的なモニタリングの報告書を作成できるかのポイントを取り上げてみます。

■ケアプランに忠実に基づかれているか?

まず大切なのはケアプランの内容に基づいた内容にすることです。介護サービスの提供はケアプランの計画通りに行われています。単純に記録を記載すればいいという訳ではなく計画に沿った内容を記載しましょう

■新たな課題、問題点の報告

介護サービスの中心はケアプランです。そこに「課題」について記載する項目があります。モニタリングでは、その課題がどうなのかを検する場面でもあります。記録としてはまず、ケアプランの内容に沿った課題の客観的な事実を記載します。その後、最終的なまとめとして課題に対する対策と同時に、その出来事によって見つか新たな課題・ニーズについて記載するとより良いモニタリングの報告書になります。

■現在の利用者の家庭環境などを明確に把握して報告する。

モニタリングの記録は対象者の動きや事実を書くのはもちろんですが、※1.5W1Hを意識し、周りの環境についても記載しましょう。例えばですが、「食事をした」という内容でも誰と食事をしたのか・どこで食事をしたのか食事のメニューはどのようなもので本人はどのように食べていたのかという環境の記録を合わせて書くことによりよりその場の印象を伝えることが出来ます。また、その際に利用者が言われた心配事や要望・感情【嬉しい・楽しい等】もあれば記載するようにするとより内容のある報告書になります。

※1 5W1H(報告業務の基礎)When(いつ)Where(どこで)Who(誰と)What(何を)Why(どうして)
How(どんなふうに)で報告書を組み立てると明確な物が出来ます。

 

 

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モニタリングの例

ケアマネは具体的にモニタリングした結果をどのように記録していけばいいのか、その記入例を見ていきましょう。 ケアマネにとっては気になった点、状態の変化、本人や家族が抱いている不安や心配などを含め、できるだけ細かく現状を記載していく事です

■利用者の状態に対する記入例

<体調>

顔色もよく、健康状態はいたって良好。発語も多い。

<食欲・睡眠>

食欲あり。睡眠も安定しており、ゆっくり休めているとのこと。

<排便状況>

若干便秘気味ではあるが、定期的な排便はある。現在は2日に1回のペース。

<歩行状態>

杖による支えが必要だが、自分の足で歩けている。転倒などの恐れもない。

<服薬管理>

決められた用法用量で管理できている。

<入浴状況>

同居者の手を借りながら、2日に1回のペースで入浴を行っている。

<訪問介護>

計画通りに食事および入浴の介助が行われている。 本人からの不満もなく、大きな問題は見られない。

<通所介護>

予定通り、休まず通所介護に参加出来ている。 友人もできて楽しく過ごしており、本人からの不満もなく、大きな問題は見られない。

これらの情報をもとに最終的にはケアマネージャーによって、利用者のサービスの正当性や改善するサービスの内容について判断を行い。利用者が安心して快適な生活をおくれるような介護サービスを選択する為にモニタリングは利用者にとってもケアマネージャーにとっても重要な情報となります。

 

モニタリングの注意点

モニタリングを統括する立場であるケアマネージャーも自分の受け持つ利用者に加え、高齢者や重度要介護者が年々増加してきている為に新規の利用者が増えることにより、モニタリングの精度を向上させる事が現状は十分にできていません。そのためにケアマネージャーはいかに施設職員や在宅介護の職員や連携している各事業所等から確実な情報が得られるような体制作りがケアマネージャーが精度の高いモニタリングを完成をさせる為の注意点でもります。

現在、国が掲げている地域包括システムの完成を目処にしている2025年度に、現在施設に入居している利用者が在宅へ移動する事がこのプロジェクトの主旨で、これの中心的立場になるのがケアマネージャーです、このような介護環境になることで、利用者の細かな状態の変化を常に把握する必要性があるモニタリングの精度の低下につながらなければと懸念されます。

モニタリングは利用者の身体情報として常にアップデートな情報でなければいけません。しかしやり方の間違いや情報入手の取り方によっては利用者の情報が古新聞になりかねません。そのような結果を招かない為にも関係各所との「情報伝達機能」が確実に実行される事に期待したいものです

 

 

23 デイサービス 魅力

 

 

まとめ

介護サービスを受ける利用者にとってモニタリングは適切な適切なサービス受けているか、または新たなサービスを取り入れるか、判断する材料として非常に重要なものです。
モニタリングは利用者の日々の健康日記で、その日記の内容次第で、今後のサービスに影響してきます。

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