日和見感染施設で気をつけたい!症状は?対策は?

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毎年、冬が近づくと「感染症」について取り上げられることがあります。感染源は3つに分けられるのをご存知でしょうか?「接触感染」「飛沫感染」それから「日和見感染」があります。感染症に大事な点は感染源を気にかけるだけで今後の症状が変わってきます。

今回は日和見感染についてご紹介させていただきます。

 

日和見感染とは

日和見感染とは、微生物が原因菌となり発症する感染症のことで、健康な人には感染症を起こさない微生物が原因となっています。一般的には病気などで免疫力が低下した時に起こります。病原性は弱い微生物ですが、免疫機能の低下により感染が見られています。

主に日和見感染する人の特徴

健康な人には感染しない日和見感染ですが、一体どんな人が感染してしまうのでしょうか?それは、免疫不全症の患者やがん治療を受けている患者に起こります。また、ガン患者は日和見感染症で亡くなるケースが多く見られています。また、風邪などを引きやすくなり、風邪に対する免疫力が低下している場合でも、日和見感染は侮ってはいなけないのです。

ガン患者には危険!?

ガン患者は日和見感染症で亡くなるケースが少なくありません。ガン細胞がいくら増殖していても、全身に転移するまではいきません。抗ガン剤治療や放射線治療や、ガンと言う病衣のストレスから免疫力が低下してしまうのです。
よって、無菌室に入るなどをして少しでも病原菌から守っていたとしても、あらゆる病原菌がガン患者に日和見感染などで感染することにより死に至ってしまうことがあるのです。

 

 

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日和見感染の原因

日和見感染症の原因となるものは、いくつか考えられることが出来ます。そもそも病原菌にによる感染症によってそれ以外の感染症にもかかりやすくなってしまうケースがあります。前項でガン患者を例に出しましたが、今回もガン患者が当てはまります。「併発」という言葉を聞いたことがあると思いますが、日和見感染症は「病気の併発」の感染症とも言えます。また、子供や高齢者などは健康体であったとしても、免疫力が十分に備わっていません。その為に、感染してしまうケースがあります。
一般的には感染することはないと言われていますが、風邪で寝込んでいるときなどは日和見感染になりやすい可能性があります。

日和見感染の原因菌とは?

日和見感染症を引き起こす菌を「日和見菌」と言います。一般的に「菌」とつく言葉は悪いイメージがあると思います。しかし、人間の体には健康体の時でさえ菌を保持しています。よって、「菌」そのものは必ずしも悪いとは言い切れないのです。
善玉菌や悪玉菌が例として挙げられます。これらの菌は健康な人だと菌が原因となって体調を崩すなどはあまり見られませんが、日和見感染症にかかってしまっている人にはどちらも悪性な日和見菌となってしまうのです。普段は無害な菌であっても、弱ったところをついてくるのが日和見菌と言ってもいいでしょう。

日和見感染菌の種類

日和見感染症について少しご理解いただけたかと思いますが、気を付けなければならない日和見菌があるのをご理解いただくためにも、身近な日和見菌をリストにしてみたのでご紹介させていただきます。
・インフルエンザ菌
・β溶連菌
・緑膿菌
・肺炎球菌
・黄色ブドウ球菌
・カンジタ などがあげられます。
どれも一度は聞いたことがあると思います。インフルエンザや溶連菌などはかかったことがある人もいるかもしれません。どちらも免疫力が低下している時にかかった記憶があると思います。

 

日和見感染の症状

日和見感染症とは免疫力が低下したときにかかる病気です。主な症状としましては、「風邪の悪化」と考えていただいてもいいかもしれません。

日和見感染症でインフルエンザにかかったら?

インフルエンザを例として症状の説明させていただきます。
・38℃以上の高熱
・全体倦怠感
・頭痛
・関節痛
・鼻水
・咳
以上などがあげられますが、これは皆さんもよくご存知かと思います。しかし、日和見感染症にてインフルエンザにかかってしまうと、健康な人がインフルエンザにかかってしまっても、命とりになる危険性があるのに加え、日和見感染症でインフルエンザを併発してしまうと、本当に大変なことなのです。

風邪と肺炎

風邪と肺炎との関わりが日和見感染症を理解できるようになる部分があります。大きな違いとしてはウイルスの違いでもありますが、高齢者だけではなく若者でも風邪だと思って風邪薬を飲んでいたら「肺炎だった」と言うケースはあります。それは本来風邪だったものが悪化してしまい、肺炎となってしまったのです。

 

 

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日和見感染の予防と対策(施設)

どの病気も早期発見は必要となってきますが、日和見感染症も例外ではありません。日和見感染症は最悪、死に至る可能性があります。日和見感染症の主な症状が通常の感染症の症状は似ている場合が多い為、市販薬などで済ませてしまうかもしれませんが、しっかりと医師に相談することが大切だと思います。
また、介護施設などで1人の高齢者が日和見感染症を引き起こしてしまうと、次から次へと感染していくことがあります。それを「集団感染」と言いますが、集団感染を予防するための対策についてご紹介させていただきます。

介護施設で出来る予防・対策

介護施設では栄養バランスのとれた食事を提供されてはいますが、人によっては全量食べられる人と食べられない人がいます。それだけでも免疫力の違いが出てきてしまいます。また、毎日何錠もの薬を飲むことで健康を維持出来ているかもしれません。日和見感染症を蔓延させないためにも、日ごろの予防が大事となってきます。
介護施設だからやらなければならないことがあります。それは「感染症患者を隔離すること」です。拘束になってしまうからと思うかもしれませんが、緊急事態なので仕方ないとも言えます。そこは本人に納得してもらうまでお話をして感染源を打ちとめなければ出来ません。
日頃からしっかりと手すりの除菌や共有物などの除菌、汚染物の隔離など、やるべきことはたくさんあります。アルコールで死なない黴菌もあります。「次亜鉛酸ナトリウム」でしっかりと日頃から予防しておくことで、感染症が極小で留まるかもしれません。

 

注意点

前項でもお伝えしましたが、日和見感染の主な原因は他の病気などによる免疫力の低下からきています。免疫力をあげることも大切ですが、相手は高齢者です。免疫力を向上させるよりも、「これ以上免疫力をさげない」ことも大切です。「風邪をひいているのならば、風邪だけで終わらせる」ことが重要になってくるのではないでしょうか。

専門医への受診

日頃から気を付けていてもなってしまうのが感染症です。特に日和見感染は思ってもいなかったところから感染していしまうケースが少なくありません。もし、日和見感染症になってしまったら、専門医師への受診が必須となってきます。
普段から一人ひとりの健康状態をしっかりと理解しておくことで、小さな変化でも見つけられるようになります「いつもと違う?」と思ったら、日和見感染症を意識してオーバーに受診しても良いのではないでしょうか?また、冬などの他感染症が多くなる時期には日和見感染は最も注意をした方がいいかもしれません。誰もがなり得るインフルエンザなどに高齢者の身体は耐えきれません。普段なら「様子観察」で済ませていたところもきちんと診ていく必要があると思います。
病気を最小限で抑えることによって、次の病気と繋がらずに風邪なら風邪でピリオドが打てるのではないでしょうか?

 

 

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まとめ

日和見感染症とは「風邪の悪化」と思っています。風邪と肺炎は別の病気ではありますが、風邪が悪化して肺炎を併発してしまうケースが絶えません。その為、一言で説明をするならば「風邪の悪化」と言えるのではないでしょうか?施設では隔離が大切です。菌を広げないことが重要です。

今回は日和見感染症についてご紹介させていただきました。

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