訪問看護がこれから主流になる!?介護保険は使える?

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現在、日本では高齢化が進行していますが、施設には入らずに自宅で暮らしている高齢者も少なくありません。自宅で暮らしているからと言って医療機関が必要ではないということではなく、自宅で暮らしていても薬を飲んでいる高齢者は多く、医療機関への受診は必要不可欠です。
今回は訪問看護についてご紹介させていただきます。

 

訪問看護とは

訪問看護とは「訪問看護ステーション」から病気や障害を持った人の自宅へ看護ケアに伺い、自立への援助や療養生活を支援サービスのことです。

訪問看護ステーションとは?

訪問看護ステーションとは、在宅医療には欠かせないとされており「訪問看護事業所」とも呼ばれています。医師や他の医療専門職、ケアマネージャーなどと連携して訪問看護サービスを提供する事業所のことです。訪問看護のサービス提供することで、自立への支援や看護ケアを行っています。
訪問看護ステーションには看護師だけではなく、保健師や助産師、リハビリの専門士である理学療法士や作業療法士なども在籍しています。

訪問看護ステーションを利用出来る人とは?

訪問看護は誰もが利用できるわけではありません。病気や障害を持つ人が利用出来ます。かかりつけ医の「訪問看護指示書」が必要となりますが、医療保険あるいは介護保険を使って利用することも出来ます。
医療保険では年齢問わずに利用出来ますが、介護保険を使って訪問看護を受けるには要介護認定(要支援1~2または要介護1~5)が必要となり、ケアプランに訪問看護が組み込まれて訪問看護を受けられるようになります。

訪問看護には一部自費負担になります。サービス超過やオムツ代などは自費負担となる為に注意が必要となります。

 

 

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訪問看護と介護保険

前項にて訪問看護には介護保険が使用できるとご紹介させていただきました。「医療なのになぜ介護保険?」と疑問を抱かれた方もいらっしゃると思います。本項では介護保険についてご紹介させていただきます。

介護保険が適用される理由はなぜ?

そもそも介護保険とは「日常生活に対する支援が必要になった人に対して、その人がなるべく自立した生活を送れるようにするための介護サービス」と言えます。その為、自立へ向けた支援や生活援助をするために利用されることから訪問看護で介護保険が使えるようになるのです。一見、難しいそうに見えてしまいがちな「介護保険」と「医療保険」ですが、訪問看護を受けるにあったっての「目的」が同じとなります。
「介護保険を使ってたけど医療保険と被ってないの?二重支払いにはならないの?」と疑問を抱いた人もいるかもしれません。しかし、訪問看護に対してはどちらか一方の保険で訪問看護を利用することになるため、二重支払いにはならないのです。

介護保険の限度額

介護保険を利用するにあたって介護保険適用額と言うのがあるのはご存知でしょうか?
訪問看護を含めた介護サービスには限度があるのです。限度額は要支援1と要介護5では異なり、要支援1の人であれば一月50,030円であることに対し、要介護5の人であれば360,650円分が介護保険として使用する事が出来るのです。介護保険が使えるからと言って、要支援1の人が訪問看護を招き続けていたとしたら、一月の自己負担額が増大なものになってしまうことがわかります。

また、訪問看護は他の介護サービスと比較しても高いとご存知でしたか?訪問看護に1時間来て貰ったとしたら、一時間で最低8,000円が基本料金としてかかってしまうのです。

以上なことから、介護保険を使用して訪問看護を利用する場合は注意が必要なことがわかると思います。

 

 

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訪問看護の特徴、ポイント

介護認定を受けてケアプランに「訪問看護」が組み込まれて「後は訪問看護を受けるのみ」と待っているだけではだめなのです。しっかりと訪問看護に来たら何をしてもらえるのかを把握しておかないと、あとでトラブルの元になります。訪問看護でも「出来ること」「出来ないこと」があります。

訪問看護師は何をしてくれるの?

訪問看護師であっても、ケアプランに乗っていない時間帯に訪問することはもちろんこと、医師が作成した「訪問看護指示書」に載っていないことはいくら看護師でも出来ないのです。
訪問看護師が出来ることを簡単にリストにしましたのでご紹介させていただきます。

・健康状態の観察

バイタル測定や病気の予防や悪化防止の支援をします

・訪問看護指示による医療行為や薬の管理

点滴の交換や治療、内服薬の管理などを行います。

・自宅でのリハビリテーション

基本的には事業所に在籍している「理学療法士」「作業療法士」によって行われます。

・症状に対する対応や事故防止への助言

褥瘡(床ずれ)などの症状に対しての治療・悪化対策をします。

・日常生活の援助

食事、排泄、入浴などをします。

・終末期ケア

終末期のケアで必要な医療行為などをします。

・相談

普段抱かえている介護方法などに対する不安や悩みを相談出来ます。
以上の事柄を出来ることが出来るのです。

訪問介護との違い

一見、訪問看護と訪問介護は似ていることがあります。バイタル測定や日常生活の援助、相談は訪問介護と被っている点だと思います。しかし、リハビリテーションや医療行為について訪問介護士は行うことが出来ません。その為、訪問看護が必要となってくるのです。
訪問看護でしか出来ないことがたくさんあるため、訪問介護とともに訪問看護を取り入れる人が多くなっているのです。

 

訪問看護がこれから主流になる?

今後、高齢化がより一層進んでいきます。自宅で暮らす高齢者も増大なものになると考えられています。その為、病院・医師不足が加速してしまうと予想されています。訪問看護可能数を増やすことによって、自宅での治療が行えるため、訪問看護の重要さに注目が集まっています。

高齢化だからこそ必要な「かかりつけ医」

年々、高齢化が進んできていて老人ホームがどんどん増えてきていき、現在、自宅で暮らしている高齢者や団塊世代がさらに高齢になった場合は最終的に施設に入るかもしれません。
現在、医師不足は注目されていますが、この先、高齢者が増えていくと予想されていますが、医師不足により近くの病院がなくなったなどとした場合、どうなるのでしょうか?高齢者が1人で遠くの病院に通うことは困難と言えるでしょう。
高齢者にとっては慣れ親しんだ医師や看護師だから相談出来ることもあったはずです。訪問看護を利用している高齢者にとっては「訪問看護師」が「かかりつけの病院」と同義語といっても過言ではなくなります。高齢者は目に見えない症状を隠すのがお上手です。その為、少しでも心開ける訪問看護と言う存在が重要になってくるのではないでしょうか?

施設入所後でも呼べる訪問看護師

施設に入居したとしても訪問看護が使えるとご存知でしょうか?特養などの場合、医師や看護師が常駐するから「外部から呼ぶのは」とお断りされてしまうかもしれませんが、一部の施設では看護師が常駐しているのにも関わらず「訪問看護」を利用することが出来るのです。
施設に入居したとしても訪問看護が利用できるのならば安心してお任せ出来るのではないでしょうか。

現在、完治していたとしても過去の治療方針などを一カ所で行うことによって、治療方針の統一も出来ることになるので、訪問看護師の大切さがお分かりいただけたかと思います。

 

 

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まとめ

今回は「訪問看護」についてご紹介させていただきました。同じ訪問看護ステーションから派遣されることにより、治療方針の統一化により「合う」「合わない」がわかってくると思います。それはとても重要なことだと思っています。

今、訪問看護を検討しているのであれば、お試しで訪問してくれるところもありますので、一度試してみるのもいいのではないかと思います。

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