民生委員は地域の救世主!?民生委員について大紹介!

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福祉のこと分からない時、誰に相談しますか?
「地域包括支援センターって知ってるけど、まだ介護について相談しに行くのはちょっと…」と言う人も少なくないはず! そんな時に心強い味方で良き相談相手になるのが、「民生委員」なのです。
「なぜ、民生委員?」「どんな人がやってるの?」と思う人に向けて今回は民生委員についてご紹介させていただきます。

 

民生委員とは

民生委員とは民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員なのです。未だに社会福祉は社会に完全に受け入れられているとは言い切れません。
社会福祉の増進に努めるために、地域の住民の立場から社会福祉に関する相談や援助活動を行っています。また、民生委員の歴史は古く、今から約100年以上前から活動しているのです。また、児童委員も兼務していて社会福祉だけではなく、地域の子供たちが元気に安心して暮らせるように相談や支援も行っています。

 

 

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民生委員の役割

民生委員が地方公務員と知り、少し遠い存在に感じたという人もいるかもしれません。しかし、民生委員とは地域住民でありその地域の実情をよく知る人物から選ばれるのです。民生委員になるには最終的には厚生労働大臣から委嘱されて民生委員になりますが、公募や町内会や自治会などから推薦を受けた人が実際に民生委員として活動しているのです。

ご自分の地域について少し思い浮かべてみて下さい。黄色いベストを来た人が「パトロール中」と掲げている姿を見たことがありませんか? また、子供たちの下校中に横断歩道などに立ち、安全を見守っている様子を見かけたことがありませんか?
どちらとも民生委員なのです。たとえば公民館などで行われる相談会だけではなく、高齢者の安全や子供たちの安全を見守り、自分たちが暮らす地域のパトロールを民生委員は行っています。
また、民生委員の活動強化週間というものがあるのをご存知でしょうか? 民生委員の存在は知らなかったけど、見たことはあると言う人はもちろんのこと、地域住民や病院や学校などの関係機関や団体などに理解を深めていただき、地域住民や関係機関との信頼関係を築くことを目的にさまざまなPRなども行っています。
民生委員とは主にボランティアが主体の団体であり、自分の担当する地域に困っている人たちはたくさんいることがアンケート結果にも出ています。そのような困っている方への手助け・改善をしていくことで、地域を守るパトロール隊へとなっていくのが民生委員の役割と言っても過言ではないでしょう。

 

 

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民生委員の仕事内容

前項までで民生委員の概念と役割はお分かりいただけたかと思います。本項では実際に民生委員が実際に何を行っているかをご紹介させていただきます。
民生委員の活動には大きくわけて7つの仕事内容があります。

7つの仕事内容

1. 社会調査

担当区域内に住んでいる住民の実態や福祉のニーズを日常的に把握します。
厚生労働省の職員が実際に配置され調べたとしても、実際に暮らす人たちにしか分からない実態やニーズがあります。それを民生委員が代行して調査しているのです。

2. 相談

地域住民が抱える課題について、住民側の立場になり親身になり相談にのります。
民生委員は気軽に相談できる人、と言っても過言ではありません。たとえば「あそこのスーパーの入口が段差で入りにくいのよね」という意見が自分の周りに多かったとします。その時に民生委員へ相談を受け付けてくれるのです。段差があって入れないということはシルバーカーを使用してスーパーで買い物している人がそのスーパーを使用出来なくなります。それは福祉ではありません。

3. 情報提供

社会福祉の制度やサービスについて、その内容や情報を住民に的確に提供します。
厚生労働省が社会福祉の制度やサービスを変更した際に、一般の地域住民になかなか理解してもらえないことがあります。その時に厚労省職員に変わって民生委員が地域住民へ内容や情報を説明します。

4. 連絡通報

住民がそれぞれのニーズに応じた福祉サービスを得られるよう、関係行政機関や施設、団体などに連絡し、必要な対応を促します。
地域住民の代表となる民生委員が住民に変わって適切なサービスが受けられるように関係機関へと連絡をして適切なサービスが受けられるようにするのです。

5. 調整

住民の福祉ニーズに対応し、適切なサービスの提供が得られるように支援します。
今、住民はどのような福祉を求めているのか?適切なサービスは何なのか?と言うことを重点に適切なサービス提供が得られるように支援します。

6. 生活支援

住民が求める生活支援活動を自ら行い、支援体制をつくっていきます。
住民が求めることを生活支援活動として行い、住民のために何が出来るのかを考えて支援していくための体制を整えていきます。

7. 意見具申

活動を通じて得た問題点や改善策について取りまとめ、必要に応じて関係機関などに意見を提起します。
民生委員として活動をしていくなかで、民生委員ならではの問題点や改善策を見えてきます。それは住民からの意見や相談からも基づいて問題点とされていきます。それを必要に応じて関係機関などに意見を提起して改善策を求めていきます。

 

 

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民生委員と高齢者

民生委員への調査がきっかけとなり高齢者の「孤立」が浮き彫りとなりました。
核家族が進む現在の日本では地方在住の高齢者を含めて、孤立状態にあったり課題や困りごとを抱えていたりする高齢者が多いことがわかりました。そのような孤立状態や困りごとがある高齢者へ支援を行った経験があると答えた民生委員は26.6%にのぼっています。それだけ民生委員は地域高齢者の心強い味方となるのです。

支援を行った民生委員であっても、民生委員はボランティアが主体となっているため、民生委員では対応しきれないことも出て来ています。そうした際に関係機関へと連携していくのですが、こうした傾向は今後も増進してしまうと予想されています。
困りごとをしている高齢者はひとり暮らしの人に多く、高齢で働くことをしていない独居高齢者ですから社会への繋がりが弱まってしまい、本当に困っていても助けを求められない、求める機会がもてないと言うことがわかっています。そうした高齢者は地方の地域に昔から住んでいる高齢者に多く見られ、地位住民同士の支え合いの他、民生委員との強い繋がりが重要となっています。
高齢者の困りごとを集計してみました。

高齢者世帯では「身体的な病気・けが」が40%、認知症が33%と病気に関する困りごとで70%を超えています。高齢者世帯だけで住んでいる場合、病気に加えて「外出が困難」であると言う困りごとも入ってきます。
病気により外出が困難な方になっている高齢者のもとへ民生委員が訪問・パトロールすることにより、高齢者が抱くニーズへ対応していかなければならないのが民生委員の大切な役割ともいえるのです。

 

まとめ

今回は民生委員についてご紹介させていただきました。どのような疑問を抱き、どのような制度サービスを求めているのか、を民生委員に伝えることにより、民生委員は各関係機関へとはたらきかけます。
今、住んでいる地域は100%満足のいく地域でしょうか? 小さい疑問でもいずれは大きな課題へとなります。小さい疑問のうちに取り除くことによって、住みやすい街づくりにするための民生委員と言っても過言ではないのでしょうか。

今回は民生委員についてご紹介させていただきました。

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