メニエール病について教えて!症状は?治療は?

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遊園地のコーヒーカップから降りたとき、目が回ってしまった事がある人は少なくないと思います。その状態がずっと続いていると思ったらどう思いますか? メニエール病はその状態が内耳の障害によって引き起こされ、酷い時は立っていることも寝ていることもできなくなってしまいます。
そんなメニエール病についてご紹介させていただきます。

 

メニエール病とは

「めまい」と言えばといわれる程有名な病気ですが、メニエール病とは一体何なのでしょうか。
前項でもあげさせていただいたように、コーヒーカップから降りたときのようなめまい(回転性めまい)が10分から数時間程度繰り返され、症状がひどくなると立っていることも寝ていることも難しくなってきてしまいます。実例であげるのならば天井までもがぐるぐると回っているような感覚になってしまいます。また、歩けたとしても「平衡感覚(へいこうかんかく)」が失われてしまい、本人は真っ直ぐ歩いていても横に逸れていってしまい、周りから見るとふらふらしているように見えてしまうのです。

メニエール病の原因とされている内リンパ水腫によって、蝸牛(かぎゅう)や前庭(ぜんてい)、三半規管(さんはんきかん)に変調してしまい、耳鳴りや難聴、耳閉感などの聴覚障害が出てくるのです。
また、メニエール病に似た病気として、突発性難聴や前庭神経炎などがあげられます。いずれもめまいを起こす病気ですが、メニエール病とは別物となっています。メニエール病の検査という点では、聴力検査を行うとメニエール病には低音が聞こえにくかったり音が響いて聞こえたりなど、特徴的な難聴が出てくるのです。また、平衡機能検査では内耳障害が見られるのです。

 

 

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メニエール病の症状と原因

メニエール病は内耳の病気であり、内耳を満たしている「内リンパ水腫」になり内耳の神経が圧迫されることで発症されるといわれていますが、なぜ内リンパ水腫になってしまうのかという根本的な原因は分かっていないのです。しかし、メニエール病患者は先進国で生活している人が多く、発展国では発症者が少ないことからストレスが関係していると言われています。また、実際に自覚症状がない人や症状が軽い人を含めると結構な人数がメニエール病に悩まされています。

メニエール病で調べていくと「めまい」と必ず出てくると思いますが、メニエール病の症状の1つにめまいが上がってきます。めまいと一括りに言っても、実際には体が浮いているように感じる「浮動性めまい」、目の前が真っ暗になる「立ちくらみ」「軽くふらつく程度」があります。
メニエール病のめまいは、何もせず大人しくしていても目がぐるぐると回る「回転性めまい」が起こり、30分くらいから数時間程度続き、めまいとともに吐き気や冷や汗、動機などが起こってくることから、かえってめまい以外の方が苦しいこともあるのです。また、メニエール病の症状の1つとして、めまいの他に何かを見ているわけではないのに、「眼球振盪(がんきゅうしんとう)」と言う目が眼球の往復運動が起こります。

 

 

 

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メニエール病の治療

メニエール病は難病に指定されていることから、完全に治すことが困難になる場合がありますが、治療が出来ないわけではありません。メニエール病も他の病気と同じで薬による治療が主に行われます。
薬を使用して治療することにより、めまいを軽減したり内リンパ水腫を軽減したり薬で抑えていくことから始まります。薬の効きは個人差によって異なりますが、めまいの回数が減らない人もいます。
めまいがあまりにも頻繁に起こるようになって、仕事や私生活に支障が出てしまった時など進行が早い人は手術が行われることもあります。メニエール病の治療に大切なことは「早期からの治療」です。一度発作が起きて、しばらく発作が起きなかったからと放置しておくことはとても危険な事であり、医師の許可なく勝手に治療を中断してしまうとメニエール病が慢性化してきてしまい、回復の見込みが減ってきてしまいます。

メニエール病の治療は「薬」と「手術」と紹介いたしましたが、手術まで至ってしまうことは全体の1割程度と少なく、薬治療だけで9割の人が回復してくるのです。
また、薬治療と手術治療の他にも生活習慣の改善も必要となってきます。メニエール病はストレスから起きるとも言われているのはご紹介しましたが、ストレスを自覚していない患者も多くいます。患者の心身の健康にしていくのも大きな治療となります。ストレスの原因を突き止めて軽い運動をするといった生活指導が行われたり、食生活での塩分過多とならないように栄養バランスのとれた食事をとるようにという指導も行われます。

 

メニエール病のポイント

メニエール病は早期発見、早期治療が重要です。初期症状の時点で発見しておき早期治療を開始出来ることによって、回復までが放置して治療開始するよりも短期間で行えるかもしれません。今、この記事を読まれているあなたも初期症状が出ているかもしれないということで、メニエール病のポイントとして初期症状のチェックリストを設けます。

症状のチェックリスト

1. 周りがぐるぐると回転しているようなツラいめまいを体験したことがある
2. めまいと同時に強い吐き気を体験したことがある
3. 耳の中に水や物が詰まったような感覚を感じたことがある
4. 耳鳴りを経験したことがある
5. 低音の音が聞き取れないと感じたことがある
6. めまい、吐き気、耳鳴り、難聴のいずれかの症状を2つ以上同時に体験したことがある
7. 同じ症状のめまいを繰り返したことがある
(http://hotyouki-syuttyou.com/menieru-check/より引用)

上記のチェックリストに1つでもあてはまる事がある人は、早急に専門医を受診することをお勧めします。何度も言いますが、メニエール病は早期に治療を開始することにより、1割の手術まで行くことなく、薬で回復が見込める可能性があります。
耳鳴りや難聴から発症する人が多く、専門医を初診してもメニエール病と診断されないことがあります。

しかし、放っておくことはとても危険です。早期からの治療を大切にしてほしいと思います。

 

注意点

ポイントと重複する内容になってしまいますが、メニエール病は早期に治療することが大切となってきます。今この時点で回転性めまいや吐き気が起きていたとしても、明日には治まり1年間症状が出ないかもしれません。しかし、それはメニエール病の発症の1つでもあります。メニエール病は最初に発症してから次までに長期間発症しないこともよくあります。その為に放置しがちですが、自分で判断して治療を拒否するのではなく専門医に相談をしてください。

また、行く病院を間違えた場合は大きな診断ミスになってしまうかもしれません。めまいは風邪や脳から来ることもあります。その為に「内科」や「脳神経外科」に行く人もいるそうです。メニエール病は内耳の病気とご紹介させていただきましたが、内耳というだけあり「耳鼻科」「耳鼻咽喉科」です。今回のような症状があった場合は耳鼻科か耳鼻咽喉科へ受診を行うようにしていただければと思います。
一度の診察で「メニエール病」と診断されるのは多くありません。

最初にメニエール病と診断されなかったからと言って受診を辞めるのではなく、症状が出る度に行くことで医師のメニエール病と診断できるようになります。回転性めまいが多発するのであれば、セカンドオピニオンなどを利用してみるのも良いと思います。

 

 

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まとめ

今回はメニエール病についてご紹介させて頂きました。メニエール病は怖い病気です。コーヒーカップから降りたときと同じめまいと最初に表現させていただきましたが、それを馬鹿に出来るほどつらいものがあります。

ご自分で判断せずにしっかりと医師に相談をして取り返しがつかなくなるのを避けていただきたいと思っています。

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