高齢者のリハビリについて教えて!種類は?ポイントは?

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高齢者と聞くと足腰が弱くなっているのをイメージされる方が多いと思います。長年の悪姿勢や健康状態により身体が不自由になっている高齢者が少なくありません。デイケアや整形外科にてリハビリをしている高齢者はたくさんいます。今回はリハビリについてご紹介させていただきますので、高齢者にとってリハビリがいかに重要なのかをご理解いただけたらと思います。

 

高齢者のリハビリとは

介護保険制度のなかに「介護予防のためのリハビリテーション」というサービスがあります。現役世代に比べ、高齢者は一日の運動量が減り、何もしないと日々筋肉が衰え歩けなくなったりします。
身体がいうこと利かなくなったり歩けなくなったりすることで、介護を受けるための要介護度が上がる可能性が出てきます。介護予防を利用してリハビリを受けることにより、「今までと同じように」生活を送ることが出来るようになるのです。
現在、自立して生活を送っていて要支援認定を受けていなくても、基本チェックリストの結果、リハビリが必要とされればリハビリを受けることが出来ますし、車椅子で生活している要介護認定を受けている人ならば介護予防のためのリハビリとして受けることが出来ます。
リハビリというとデイサービスなどを想像すると思います。デイサービスと聞くと「ボケた老人がいるから行きたくない」と言う人が少なくありません。デイサービスを拒否していて歩けなくなるより、リハビリの為にデイサービスに通っている人の方が、心や表情が元気だったりします。「足は動かないけど、リハビリやることで元気になってる気がするわ」という言葉を聞いた事があります。

また、身体のためのリハビリではなく、認知症や寝たきりの人にも効果があるリハビリもあります。詳細は次項で説明させていただきます。

 

 

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高齢者のリハビリの種類

リハビリといっても、様々な種類があるのはご存知でしょうか。
リハビリが行える医療機関やデイサービスにもよりますが、リハビリの専門士である「作業療法士」「理学療法士」が直接指導して行うリハビリもあります。また、リハビリは歩けなくても行えるのです。
リハビリを始めたばかりの人は椅子に座ったまま行う体操から始めていきます。高齢者になると、腕が上がりにくくなります。両手を上げてバンザイのポーズをしたり、歩く際に必要な腕の振りの動きや足踏みなどありますが、これはただ一対一で行うだけでなく、ひとつのフロアに集まってリハビリのプログラムに合わせて音楽を使用して行う為、楽しく行えます。
機械を使ったリハビリとして理学療法士の指導の下で「こうしたらもっと良くなる」と人それぞれに合わせたリハビリプログラムを作り、リハビリを行う施設もあります。
その人に合わせたプログラムで進めていくので、音楽を使用したプログラムとは異なり、無理なく行うことが出来るのです。
認知症の人に対しては音楽を使用した音楽療法だけではなく、昔話をして記憶力の低下を予防したり花壇に花を植えたりして、手先のリハビリとともに脳のリハビリも行うのです。

こうして、1人ひとりに合わせたプログラムで行えるため、学生時代の授業のように一斉には行わないため、楽しく難なく行えるのです。

 

 

高齢者のリハビリのポイント

前項でもご紹介させていただきましたが、機能訓練士や理学療法士などが様々な視点で「その人に合わせたプログラム」を作ることによって、無理しないでリハビリを行うことが出来ます。また、プログラムは「3ヶ月で足を上げるようにする」や「1年後には歩いている」など、その人の理想をケアマネージャーと決めたものに基づいてプログラムを作成する為、今は出来なくても今後出来るようになることを目的として行っていくことが大事だと思います。
認知症の人には「左手を上げてください」と一言お伝えしても、「左手」が分からなくなってしまいます。その為「出来ない」「無理」とならないように、昔話をして心の安定を図るのが目的な「回想法」や、花壇にお花を植えるなどの「園芸療法」などが効果的と言われています。また、新しいことを忘れても昔のことなら覚えているのが認知症です。その為、身体的に新しい事をしてリハビリをするのではなく、過去の記憶とともに行っていくことで、リハビリへと繋がっていくのです。

身体的プログラムの人も認知症のプログラムの人も繰り返し同じ動きをしていくことで、しっかりと身にしみてきて徐々に出来るようにするのが目的とされています。

 

 

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高齢者のリハビリの注意点

高齢者は元々頑張り屋な方が多いです。その為、「こんな身体でいたくない」と言う気持ちから頑張りすぎてしまい、無理して更に悪化した、なんてケースは珍しくありません。その為、簡単に行えるプログラムに最初は飽きてきてしまうかもしれません。しかし、諦めずに行い続けていただくことによって、新しいことが慣れ親しんだことに変わり、最終的には自分のものにしてもうら事が重要だと思います。
また、認知症の方へは難しいことをいきなり行っていただくとパニックを起こしてしまい、不穏や徘徊などと悪い方にいってしまうかもしれません。認知症は新しい事を覚えるのが出来ないわけではなく、苦手なだけなのです。なので、簡単なことから始めることを毎日のように行うことによって、最初はその都度説明していた事が、気付いたら習慣で行ってくれるようになります。
リハビリの結果が最初は目に見えるものしか出てこなかったものが、次第にいとも簡単に行ってくれるようになり、本人も楽しんでくれるようになります。
最初から無理をしてしまうと、途中で「出来ないからもう嫌だ」とリハビリそのものに嫌悪感を抱いてしまう為、最初は無理をしないでゆっくりと行っていくことで、習慣となりリハビリが楽しいと思ってもらい、日々の努力へと繋げていくことが高齢者のリハビリには必要なことだと言えます。

 

 

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まとめ

今回は高齢者のリハビリについてご紹介させていただきました。「リハビリに対して、漠然とした考えしか浮かばなくて調べた」と言う方を対象に書かせていただいています。リハビリは日々の努力より、最初から楽しんで行えることが重要です。機械を使わなくても日常生活からもリハビリは行えます。今、この記事を読まれている方やご家族に合ったリハビリを行える事が重要ですので、一度体験だけでも行かれるのをお勧めします。

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