終活アドバイザーについて教えて!仕事内容は?取得するには?

Social care provider holding senior hands in caring attitude - helping elderly people.

あなたは、もし自分の命があと1ヶ月と宣告されたらどうしますか?
きっと死への恐怖が強く、何も出来ないままあっという間の1ヶ月を過ごしてしまう事になるかもしれません。その人生の最期(終末期)に向けた活動の事を「終活」と言います。本人にも残されていく人へも「やり残し」がないようにする為にも終活アドバイザーは存在しています。
今回は終活アドバイザーについてご紹介させていただきます。

 

終活アドバイザーとは

あなたは自分の命があと1か月だったら、何を思いどんな活動しますか?
「自分の命なんだから」と遊び倒すのも良いと思います。仕事に打ち込むのも良いと思います。しかし、大切な家族に「残したい気持ちを形にすること」は生きている今だから出来るのです。
昔はどこの家庭も家族全員でひとつ屋根の下に一緒に暮らしていました。しかし、戦後の集団就職から始まり地方から上京・就職して家庭を築いている人も多く、「親が高齢だから」と今の仕事を辞めて家族を連れて故郷に移り住むのはなかなか出来る事ではありません。その為、ひとり暮らしの高齢者が増加しています。
ご近所で仲良かった人がいるならまだ良いかもしれません。実際のところ、高齢と言うこともあり近所付き合いも薄れてきていたり、施設入所や家族に引き取られたりと転居している場合があります。ひとりぼっちになってしまっている高齢者がある日、突然夜中に息を引き取っているかもしれないのです。

終活という言葉が出来た平成21(2009)年当時は「子供に迷惑をかけないようにする為に、生前に葬儀やお墓の準備をしていく」と言うものでしたが、現在は「自分の残りの人生をよりよいものにする為」と言う意味に変化してきています。しかし、最初にも書きましたが「何をしていいのかわからない」人に向けてアドバイスをしてくれるの「終活アドバイザー」の必要性が高まっています。

 

 

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終活アドバイザーの役割

平成21(2009)年、「終活」と言う言葉が誕生しました。誕生からまだ10年も経っていませんが、90%の人が終活という言葉を「死っている」と答えたという結果が出ています。それだけ多くの人が関心を持っていることになり、最近では若者でも「エンディングノート」に類似した内容のリストを作っていたりします。ただ、まだ将来のある若者と違って、高齢者や余命宣告された患者の方々には見える将来は「死」なのです。
人間は知らず知らずのうちにたくさんの思い出ややるべき事がたくさん増えていっています。たとえば、逝去後に連絡して欲しい友人や遺産相続の書類など、「自分が望んでいた事と違う」と思っても、これは亡くなってからでは遅いのです。
望んでいたことと違うと思うだけでなく「他にもやり残したことはないのだろうか」と思うかもしれません。そんな事がないように「エンディングノート」を作る事になると思います。
エンディングノート作成に向けて、自分では見出せない事を、第三者であり専門家だから出来る的確なアドバイスやライフプランの設計などのサポートをしてくれるほか、終活が必要な人や家族の人生に寄り添って相談相手にもなってくれるのが、終活アドバイザーの役割です。

 

終活アドバイザーの仕事内容

終活アドバイザーになると、終活で困っている人へのサポートが出来るようになります。それはアドバイスをするだけではなく、一緒に行動したりも行えるようになります。具体例をまとめてみましたので、ご紹介させていただきます。

仕事内容の具体例

・エンディングノート作成のアドバイス

書き方のアドバイスやセミナーが行えるようになります。

・ 困っている人への相談相手

終活について豊富な知識を得た終活アドバイザーなので、終活で困っている人に寄り添いながら、相談相手として色々な話を聞く事が出来ます。

・ 専門家への紹介やコーディネート

弁護士や行政書士などにしか行えない書類作成もあります。その際にコーディネーターとして、専門家への橋渡しや書類作成時に同席出来ます。

・ 自治体の窓口などへの同行・手続きの手伝い

介護保険課など、各自治体で本人が手続きしなければならない事などの同行や手続きの手伝いが出来ます。あまり行く機会のない役所などへ同行して貰えるだけで高齢者は安心して手続きに行く事が出来ます。

・ 家族への引き継ぎ

高齢者が母より受け継いできたものなど、思い出の品を次世代の家族に受け継ぎたいと思っていることもあると思います。その引継ぎの橋渡しが出来ます。
上記のように終活本人の人生に寄り添いながら、「今、何が必要なのか」を見極めつつも一緒に行う事が出来るようになります。

 

終活アドバイザーを取るためには

終活アドバイザーとは「終活アドバイザー協会が認定」した資格なので、比較的簡単に取得することが出来ます。CMでも話題のユーキャンにて受ける事ができます。

 

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① 終活アドバイザー講座を受講

3ヶ月間、自宅にてテキスト学習します。
テキストは3ヶ月間かけて3冊をしっかりと学習後、1冊終わるごとに添削課題があります。
1冊目:終活の基本、老前管理、財産管理、エンディングノート作成
2冊目:社会保険制度の基礎知識・医療・介護制度などのライフプラン
3冊目:死後の手続き・葬儀・相続など、エンディングノートの完成

② 検定試験

これは自宅にて検定試験を受ける事ができ、マークシート試験のみです。添削課題を全て提出し、修了課題(検定試験)で60%以上の得点を取れば合格となります。

③ 合格発表

ここで合格すれば資格取得となります。
標準学習期間が4ヶ月とされていますが、受講開始から8ヶ月までしっかり学習サポートしてもらえるので、「忙しくてテキスト学習が追い付かなかった」とか「一度落ちてしまったからもうダメ」などはありません。不合格になったとしても合格するまで受験する事が出来るので、合格率は100%と言われています。
また、受講開始日が日にち指定されていないだけではなく、受講申し込みから合格発表までの一連の流れが、全て自分の時間に合わせて自宅で出来るのは興味を持った今がチャンスなのかもしれません。

 

 

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注意点

終活アドバイザーは「終活の人によりそう仕事」の為、とても責任感が強いのと同時に本当に寄り添うことが出来る人が行える仕事だと思います。もしかしたら、今終活中で寄り添っている人が突然ご逝去されるかもしれません。血縁関係がなくても、身近にいた人が亡くなるのはとても心が傷みます。そう言った点では注意した方が良いと思います。
また、どの資格でもそうですが費用がかかります。ユーキャンの「終活アドバイザー講座」を受講する為には35,000円が必要になります。その後、検定試験に合格して終わりというわけではありません。

終活アドバイザーとは「NPO法人ら・し・さ」の資格認定団体「終活アドバイザー協会」が運営している為、同協会への入会金4,000円と年会費6,000円がかかります。合計45,000円が最低でもかかってしまいますが、終活アドバイザー協会へ入会することで資格が与えられ認定証が届きます。

 

 

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まとめ

どんな病気よりも一番身近な「死」へ向けた活動、終活を支える「終活アドバイザー」についてご紹介させていただきました。もしかしたら、明日いきなり自分が頼る事になるかもしれません。死は切っても切り離せません。

誰か身近な人に終活が必要になった時に「こんな時どうするんだっけ?」と思ったら、読み返して頂けたらと思います。

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