認知症のチェックはどうしたらいいの?効果は?

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認知症についてはもう他人ごとではない様な状態になってきています。年々増加してきている認知症患者に対する適切な治療はまだ開発途上で、発症すると完治することは現在の医療では難しいとされています。そのために 今やるべきことは事前のチェックによる防止策です。そのためにはどのような事を行えばいいか紹介します。

 

認知症のチェックとは

現在認知症は発症してからは、薬剤による進行の抑制が治療としての方法だとされています。発症をいかに早期に発見する事が重要な点で、早期に発見できればまだ治療の余地としては可能性は高くなります。その為の事前の認知症のチェックはについて紹介させて頂きますので、簡単な自己診断チェックですので、ご自宅で試してみられてはいかがですか。

認知症自己診断チェックとは

認知症やMCI(軽度認知障害)になると、様々な原因で脳の認知機能が低下します。この事前自己診断チェックでは、認知症の予防を目的として、日々の生活で使われる主だった5つの認知機能を簡単な問題でチェックします。
認知症=認知機能が低下し、日常生活に影響がでている状態
MCI=認知機能は低下しているが、日常生活には影響がでていない状態

※MCIは認知症ではなく、その前段階です。正しい予防により健常な状態への回復が見込めます。
認知機能はトレーニングにより鍛えることができます。機能の低下の度合いが軽いタイミングで早期に発見し、正しく予防することで低下した認知機能の回復が見込めます。

チェック内容

■チェック形態
▪絵や図形 一瞬のうちに記憶して 次の段階でそれを答える形態
▪ 数字の組み合わせによる計算力
▪ 絵や図形の隠れた部分を想像する
▪ 今年の年号や日付干支 記入する
■チェック項目
▪記憶力
▪言語能力
▪判断力
▪計算力
▪遂行力
■チェックの目的
認知症ではこの5項目の低下が一番の発症についての判断材料となるとされています。
その為事前に行うことにより発症の早期発見に繋げる重要な手段として多くの人が取り入れています。

このようなチェックを12問回答した結果次のように結果が出されます。
チェック結果  50~54歳平均  ※回答も結果もwebからできます。
記憶力   16点     16点     ※事前チェック結果が平均より上回る結果が
言語能力  18点     16点      認知症への判断材料となります。
判断力   17点     16点     ※(チェック結果はサンプル数値)
計算力   20点 16点     ※平均数値は実際数値
遂行力   16点     16点     ※このような事前のチェックを半年に1度くらい行うと
[合計]    87点 80点      より安心感が得ることが出来ます
その結果の動向に注意してみていくことで認知の未然防止対策になります。
事前自己診断チェックは色々なものがありますので、御自分に適した形のものを選ばれて行えば、より効果的になることだと思います。

 

 

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認知症のチェックの種類

「 自分がひょっとしたら認知症ではないかと思う時」そんな時には病院へ直行しますか、その前に自分である程度チェックしてみてから行きますか、もし自分でチェックされる場合の事前自己診断チェックについてこれからご説明させてもらいます

認知症のチェック予防と種類

■長谷川式スケールを利用した認知症簡易プログラム

内容:問題数が9個しかなくあくまでも簡易的なチェックだけです。

■認知症自己診断テスト

内容:結構むずかしいですが、ウェブで直接答えられるので使い勝手がよいです。

■[認知症予防協会]認知症自己診断テスト

内容:問題数が12個。2と同じ問題がいくつかあります。

■認知症チェックリスト

内容:年齢と性別を入力して、14の設問(はい&いいえ)に答えます。簡単ですし、やりやすいテストです。

■認知症簡易チェック

内容:10の設問(頻繁にある&時々ある&ほとんどない)に答えます。認知症チェックはリストのテストと似てます。

■認知症自己診断テスト

内容:19の設問(変わらない&多少悪くなった&とても悪くなった)に答えます。他の診断テストよりもシビアに感じます。

■若年性アルツハイマー診断テスト

内容:問題数が11個。問題の傾向は長谷川式と似ています。

■認知症チェック

内容:認知症チェック(6個の質問)と高齢者向けの認知症チェック(14個の質問)があります。意外に難しいかもしれません。

■物忘れチェック

内容:物忘れチェック(10個の質問)です。頻度に応じて点数がつきます(ほとんどない0点、たまにある1点、頻繁にある2点)。

自分であっても家族であっても、認知症の診断を受けるのってちょっと勇気がいります。でもやはりそのまま放っておくのも、心配ですね。そのような時に、自分で調べておくのもひとつの方法かと思います。もし、結果がよければ病院に行くのをとりあえず保留しておけばよいからです。でも、結果がよくないなら病院に行くのがやはりおすすめです。また、客観的に認知度がどの程度進んでいるかを知ることは、今後どのように認知症に対応していくかを検討するいい機会となります。

 

認知症のチェックのやり方

前項で認知症のチェックの色々な種類があることは分かっていだだけた事だと思いますので、それではそれをどの様にして使えばいいか、ここでは一例として最も代表的な「長谷川式スケール方式」で具体的なやり方を理解して頂ければ、チェックの内容も同時に分かってもらえます。

長谷川式認知症簡易MCIIテストのやり方

■1.歳はいくつですか

2年迄の誤差は正解

不正解 0点  正解1点

 

■2. 今日は何年の何月何日ですか?何曜日ですか?

年・月・日・曜日が正解でそれぞれ1点ずつ

  不正解 0点  正解1点

  不正解 0点  正解1点

日  不正解 0点  正解1点

曜日 不正解 0点  正解1点

 

■3. 私たちが今いる所はどこですか?(正解がないときは5秒後にヒントを与える)

自発的答えられたら2点

5秒おいて「家ですか?病院ですか?施設ですか?」の中から正しい選択ができた1点

不正解 0点 

 

■4. これから3つの言葉を言ってください あとの設問でまた聞きますのでよく覚えておいて下さい。

以下の系列をいづれか1つ行う

系列1 a)桜  b)猫  c)電車

系列2 a)梅   b)犬  c)自動車

言葉毎に1点ずつ

不正解 0点  3つ正解 3点

2つ正解 2点

1つ正解 1点

■5. 100から7を順番に引いてください。(aに正解の時にbも行う)

  1. a) 100-7は?

b) それから7を引くと

a,b各1点ずつ(aの答えが不正解ならばbは聞かない)

不正解 0点  正解(93) 1点

不正解 0点  正解(86) 1点

 

■6. これから言う数字を逆から言ってください(aに正解の時のみbも行う)

  1. a) 6-8-2
  2. b) 3-5-2-9

a,b各1点ずつ

不正解 0点  正解(2-8-6)  1点

不正解 0点  正解(9-2-5-3) 1点

 

■7. 先ほど覚えてもらった言葉(問4の3つの言葉)をもう一度行ってみてください。

正答が出なかったら言葉にヒントを与える

自発的に答えられたら2点

ヒント a)植物  b)動物  c)乗り物を与えたら正解できた 各1点

不正解 0点 

 

■8. これから5つの品物を見せます。それを隠しますので何があったか言ってください。

ひとつずつ名前を言いながら並べ覚えさせる。次に隠す。時計・くし・はさみ・タバコ・ペンなど必ず相互に無関係なものを使う。

1つ正解する毎に1点

不正解 0点  5つ正解 5点

        4つ正解 4点

              3つ正解 3点

                             2つ正解 2点

               1つ正解 1点

 

■9. 知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。

答えた野菜の名前を記入する。途中で詰まり 約10秒待ってもできない場合はそこで打ち切る。

正解毎に以下の点数

正答数0~5個  0点 

正答数10個以上 5点

正答数 9個     4点

正答数 8個     3点

正答数 7個     2点

正答数 6個     1点

以上の綱目の結果点数を合計点数にして表す、それを次の総合評価と照らし合わせて現在の自分の認知症の状態を把握する。

以上のようなやり方で簡単に出来ますので是非、定期的に行われることを、特に年齢が60才くらいになられる方は積極的に行った方が安心ではないでしょうか。

 

 

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認知症のチェックの効果

認知症のチェックの効果はやはり認知症の早期発見と未然の防止対策が一番大きな効果ではないでしょうか。
人間の脳は加齢と共に機能は低下していきます。脳は本来記憶・計算・場所の認識・読み書き・言葉・物を使う・判断力・悲しみや喜びを表現する等の機能があり、これらを認知機能といいます。脳は生まれてから20歳頃迄発達していきますが、20歳を超えると発達は止まってしまいます。それと共に認知機能も低下していきます。その脳の認知機能の低下が急速に進めば認知症へと繋がっていきます。そのような自体を極力抑える為には「脳を活発に動かす事」が必要とされています。認知症のチェック診断は現状の把握を行うために行う手段です。それと同時により効果を得る為に「脳トレ」等の方法を用いてより防止策の効果増大を期待することもひとつ考えてはいかがでしょうか。

一般的な脳トレ

■パズル
海外の大学の研究でも明らかにされています。パズルによる脳への刺激で認知機能の低下が下がったとの布告
■計算をする
認知機能の1つである計算するという機能を低下させない為に、計算をしましょう。年齢に合わせ高齢の方なら簡単な足し算引き算を、制限時間を設けず行います。

■読み書きをする
新聞の短いコラムなどを書き写すなど、何かを見ながら書く事や、声に出して読む事は脳の刺激になります。
その他にもゲームや他人とのコミニュケーション、カラオケ等により脳への刺激が認知症防止への更なる効果へと繋がるようですので、認知症事前自己診断チェックと共に行ってみてはいかがでしょうか。

 

注意点

もし、事前自己チェックで認知症の疑いがあった場合は、まずは早急に病院で検査を受けましょう。その症状がただの加齢によるもの忘れなのか、それとも本当に認知症なのかは医師の診断を受けなくてはわからないものです。認知症で最も多いアルツハイマー型認知症の場合、その進行は比較的ゆるやかなものですが、完全な治療が難しいことからも、できるだけ早期に発見して対策を打つ必要があります。日ごろお世話になっているかかりつけ医がいる場合、まずはそこで診察してもらい、より詳細な検査が必要な場合は紹介状を書いてもらい大きな病院で診察を受けましょう。認知症の診断には、一般的には今回紹介しました「長谷川式認知症スケール」が用いられます。これは例題としてとりあげましたような計算式や暗記などを回答していく知能評価テストです。その結果、認知症の疑いがの可能性についてわかります。

その他にも、最近では、CTやMRIで脳の形状を測ることが可能になり、脳の萎縮が見られるアルツハイマー型認知症の発見が容易になりました。同時に脳腫瘍や脳出血といった症状も発見できるため、認知症検査と併せて確認しておきたいところです。また、脳の血流を測る「SPECT」、脳の代謝を測る「PET」といった検査もあり、これらも認知症の早期発見につながります。
いづれにおいてもこれからは認知症への「事前の対策」が最も重要な注意点、その為の方法として以下のような心の準備をされる事が必要になるのではないでしょうか。
1. 定期的な事前自己診断チェック。
2. チェックの結果認知症の可能性がある場合は早期の専門医への受診と検査
この2つは常に心がける事に努める事をおすすめします。

 

 

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まとめ

いかがでしたか、こらから認知症に対する事前の防止策の必要性について、理解して頂いたでしょうか。認知症は発症してからは治療は困難ですが、その発症をいかに早く発見できるかは今回ご紹介させていただいた方法で出来ますので、是非早期発見・早期治療により認知症を未然に防ぐようにしてください。

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