介護職はストレスがいっぱい!!対策は?

A cropped shot of a handsome businessman under strain as colleagues request various things from him

最近の新聞やテレビの報道などで介護施設での虐待や事故についての報道が多発してます。その悲惨な事故の原因の一つが介護職のストレスが原因と言われているようです。
何故そのような状況なったのか、介護の現場で働く介護職の皆さんのストレスの状態や日々の苦悩についてご紹介したいと思います。

 

介護のストレスとは

介護職のストレスというのはその環境を取り巻く深刻な問題で、ストレス過多で自分自身が潰れてしまい介護職を辞めたいと悩んだり、そのまま辞めていく人も少なくないのです。
若い人の場合はストレス過多の状態になると、当日欠勤が続いたり、飛んでしまう(連絡なしの退職)こともありますし、長年働いている介護士の方でも休職したり、仕事を辞めてしまうこともあるのです。
介護職にストレスについて聞くと、よく 「間違いなくストレス度が高い」 という答えが返ってきます。確かに、一般的に介護職は強いストレスを感じているといわれます。人間相手の仕事ですから思い通りにならないことが多く、ストレスを感じる場面は多い事もあります。しかし、同時にやりがいも高いといわれるのがこの仕事です。利用者からお礼を言われたり、笑顔をもらえたり、心に響く“報酬”を直接得られることが多いからです。
そのため、利用者支援そのものによってストレス度が高まることは、実はそれほど多くないと聞きます。それより、ストレス度を高めているのは、同僚や上司など職場の人間関係や、記録の作成など利用者支援以外の仕事でのストレスも結構あるようです。
介護のストレスと言うのは最終的には、主に利用者等の人によって与えられ蓄積されていきますが、それは又人によって感謝もされ、喜びも与えられることができます。これは介護の仕事特有なものでもあるのではないでしょうか。

 

 

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介護のストレスの原因

今回この原因を検証する為に現在現役で介護の現場で活躍している介護福祉士(男性37歳)と特別養護介護老人ホーム働く実務者研修者(女性45歳)に実際に取材を行い、介護の現場での生のストレスに対する声を聞く事ができましたので、その結果に基づいて紹介させて頂きます。

我慢と忍耐力の施設介護

男性の介護職員さんは今は在宅専門介護を行っていますが、元々施設で介護職員として勤務していたそうです。その職員さんは 「施設介護に比べると在宅介護はかなりストレスが少ない」 と言っていてこれは女性介護職員の方の意見同じで施設でのストレスの根本的な所が次のような点が挙げられます。

■施設でのストレスの原因

1.一日のスケジュールが決められていても、利用者がその通りにやってくれない為に業務がスムーズに進まない
2.在宅と違い圧倒的に利用者の人数の違いがありそれに見合った介護職員の配置が不足している為に負担が大きい
3.認知症の患者からの暴言、怪我をするような行為をされる事が頻繁にあり、それに耐え続けることでストレスが蓄積される
4.相手が障害を抱えているということは分かっていても「意思疏通」が取れない事への不満がたまる
5.施設は規定勤務時間は決まっていても1.のような事態が頻繁にあるので規定勤務時間はあってないようなものである
6.施設では必ず夜勤があり、夜中に騒ぐ患者や徘徊する人を探す等の夜勤では職員の人数も少ないので夜勤での苦悩は昼間とは比較にならないくらい大変です。

■在宅でのストレスの原因

1.利用者によっては自分の思い通りいかないとサービス拒否する利用者がいる。
2.特に多いのが利用者の家族からの多くのクレームで内容は家族の思ってる通りにやってくれないなど自分勝手な事が主で介護職員を使用人と勘違いしていることでストレスになっていきます。

このように実際現場で働いている介護職の生の声として聞かされました。
ストレスが蓄積される理由は理解できます。しかし相手はこちらの意思を理解できない要介護者であるために介護職は 「1に我慢 、2に忍耐力」の仕事になってきます。その結果ストレスの限界が発散できない場合、要介護者に対する虐待や暴力で反発する結果となります。それが今報道されている悲惨な事故の結果だと思います。「介護とはストレスと戦うこと」が第一の条件だと取材をした現役職員からも言われていました。

 

 

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介護のストレスの予防と対策

現役職員にも聞き、ストレスの予防・対策について 尋ねてみると それは人それぞれのやり方が違うので明確には言えないとのことでしたが一番多いのは自分の趣味や飲酒による発散が多いみたいです。中でも次の様なストレス解消をやっている方もおられるみたいです。

■毎日のストレスがその日に処理する

頑張っているからこそ、溜まっていくストレス。その日のうちに発散するようにして次の日に持ち越さない。 休日まで持ち越して、まとめて解消しようとすると、それだけ心身に負荷がかかります。介護記録の入力後、夜勤の休憩中、眠る前等、自分のリズムに合わせて1日15分程度で良いので、ストレス解消の時間を習慣として作れれば理想的です。

■良いことも嫌なことも 今日あったことをメモしてお

バイオリズムが低調な時、嫌なことばかりに目が向いてしまいがち。「利用者の○○さんから、ありがとうと言われた」等、仕事のことでも良いし、「新発売の○○が美味しかった」でも良いです。今日あった良いことを最低1つ、携帯電話のメモや日記、スケジュール帳等、何でも良いので一言だけ書いておく。溜まった「良いことリスト」を後から見返すと、ちょっと貯金が増えたような感覚で大きな気分転換になり結構予防法としては効果が期待できるようです。

■1日1回日光浴を試みる

日光には人の心を整える効能があり、うつ予防に効果的と言われます。休日は昼まで寝ずに、なるべく早めに起きて日光浴を。夜勤明けは、少し工夫が必要です。朝の帰宅時に日光を浴びると脳が覚醒して眠りを妨げてしまうので、サングラスや帽子で日光を避けて帰宅。13時頃まで3時間程度眠り、起きてから15分~20分程、日光を浴びます。外出する元気がない時は、部屋の日当たりの良い場所に移動するだけでもOK。
ストレスは体質や性格、気持ちの持ち方によってかなり違ってくるみたいです。ストレスを感じない人もいれば 大きく感じる人もおられます。問題はストレスを感じた時にどう処理するかが一番の課題だと思います良い方向で処理できれば明日への仕事にも良い結果が出てくる事ができると思います。

 

介護のストレスの注意点

介護職員のストレスに対する注意点として色々と考えられますが「職員を辞めたい」と言う気持ちがでる事が最も注意すべき点で、その原因は何かという追求が必要です。一般的に特にまだ経験の浅い若い職員がは次のような問題を抱えているようです。

■利用者への対応がわからない

以下が施設で働く介護職員の声です。

1.廊下の手すりを持って自分で歩こうと努力していた利用者に対して「頑張っていますね」と声をかけたら「うるさい!」と怒鳴られた。
2.利用者が話しかけてきたが時間内に掃除を終えようと仕事をしながら聞いていたら、「話を聞いていない」と上司に告げ口をされた。
3.冗談が好きな利用者とジョークを交えて笑いながら会話をしていたら、ほかの利用者が「人によって態度を変えている」と不信感を抱かれた。
4.男性の利用者にレクリエーションで折り紙をしようと誘ったら、「子どもじゃないんだから、そんな幼稚なことができるか!」と機嫌を損ねられた。

■悩みを相談できる仲間が職場にいない

ミーティングなどで仕事の振り返りなどをする場があるとそこで悩みを相談できるのですが、実際は忙しくて時間が取れない、業務連絡だけで終わってしまうというのが現状です。また、うまくいかなかった点を相談したくても、「そんなことも知らないの?」「高齢者にはそういう接し方はしちゃダメよ。当然でしょう」など否定されると何も言えなくなってしまい、自分ひとりで抱えることになりがちです。
職場は風通しよく何でも相談できる雰囲気を作ることが大切です。また、同僚や上司でグチや悩みを打ち明けられる人を作るように注意するようにしてみてください。

 

 

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まとめ

ここで挙げましたように介護の仕事は我慢と忍耐の仕事です。それでも利用者にとってはなくてはならない存在です。利用者は決してわがままで無理なことを言ってるわけじゃないと思います。
介護する人はそれは理解していただいているとのことだと思います。そのことをわかっていただければ、ストレス解消に少しでもお役に立てるならないでしょう。

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