介護のユニフォームは団結力を生む!?効果は?

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企業での「ユニフォームの文化」は世界中で日本が恐らく1番ではないでしょうか、銀行をはじめとして、日本の企業はユニフォーム(制服)には色々な意味合いをもって取り入れています。介護の業界においても同じユニフォーム文化は特に施設等では定着しています。そのユニフォームの「必要性」や「効果」等を探ってみたいと思います

 

介護のユニフォームとは

介護の世界でもユニフォームは勿論採用している事業所は多くあります。その前に何故日本はユニフォーム(制服)の文化が定着しているか少し考えてみると、より詳しく介護でのユニフォームの必要性も分かってもらえると思います。

日本のユニフォーム(制服)文化は何故高いか

日本人であれば、ユニフォーム(制服)を1回も着たことがない人は、ほとんどいないと思います。学生時代の制服や部活動でのユニフォーム、アルバイトや就職先企業での制服など、私たち日本人にとってユニフォーム(制服)はとても身近な存在だと言えます。
もちろん海外にも制服はありますが、これほど多くのシーンで制服を目にする国は、ほとんど見かけません。それだけ、日本人は制服が好きな国民だと言えるのかもしれません。
どこに行っても制服を着た人を見かける日本。そもそもなぜ、制服文化が根付いたのでしょうか。大きく3つのポイントがあると考えられます。

■従来からの「道徳教育」の流れ

「服装の乱れは心の乱れ」多くの日本人はこう教えられてきたと思います。身だしなみの重要性は、様々な組織にユニフォーム(制服)が根付く理由の一つになっているはずで
す。取引先の担当者から、「御社の●●さんの格好、何とかならないですか?」なんて言われたことはありませんか。日本企業では、身だしなみが原因でクレームになるケースも多いため、社員・スタッフの身だしなみを徹底するためにユニフォーム(制服)を導入する企業もあるようです。

■仲間意識を強調する

私たち日本人は、組織における仲間意識を大切にする国民です。組織・団体のメンバー感に仲間意識を芽生えさせるうえで、同じユニフォーム(制服)を着るのは非常に有効な方法。
学校生活はもちろん、社会に出た後もユニフォーム(制服)が身近にあるのは、仲間意識が育まれることによって組織力が向上することを知っているからなのかもしれません。

■個人の自己主張を抑え「目立つ事を」させない

日本人でも個性を追求する人はいますが、企業などの組織の考えに反して、一人だけ飛び抜けた表現をする人は多くはありません。そういう意味で、私たち日本人は「注目されたいけど、目立ちすぎても困る」という相反する心理を持っており、決められた枠のなかでオシャレを楽しむことに長けています。このような国民性も、制服文化の土壌になっているのかもしれません。
この分析をみていただいてお分かりのように、日本の企業でのユニフォーム(制服)の文化は欧米の企業などのように個人の考え方より、企業の組織の色に染める考え方が根底にありその統一性を保つためにユニフォーム(制服)を取り入れていると思われます。

 

介護でのユニフォーム(制服)の必要性

日本の企業でのユニフォームの定着についてはわかっていただいたことだと思います。介護の業界も日本の企業のユニフォームに対しての基本的考え方と同じですが、違う点を挙げるとするならば、一般の企業の顧客にあたる対象者が「何らかの障害をもつ」方が対象者な為に通常の企業のユニフォームと部分的に異なる作りが必要となります。

介護のユニフォームは機能性が重要

介護でのユニフォームの着用は在宅介護よりむしろ施設で働く人が着用する事が多いようです、施設によって様々な色合いのものがあります。施設介護に関わる仕事は、施設内職員、ホームヘルパー、相談員などで。施設で基本的に統一されている色合いなどはありますが、職務によって着用する服装が異なります。 施設内で介護を行う人達のユニフォームは、お風呂や食事介護などで水や汚れがつきやすいため、それらを防ぐ効果のあるものが好まれます。また、動きやすい素材が使われていたり、ポケットなど様々なものが入れれる装飾がされているものが便利です。 ホームヘルパーも同様に介護を行いますが、自宅まで行きそこで介助や補助を行うため、デザインや機能性にこだわったものが好まれます。ホームヘルパーや相談員などは人と触れ合う機会が多いため、印象の良いものが好まれます。ユニフォームを着用する事は、利用者にその施設のヘルパーや所属している者であることを明らかにし、安心して接してもらうことが目的の一つにあります。また、着用する側にも働くことに対しての意識の高まりであったり、介護をするうえでの動きやすさであったりと、精神的にも身体的にも重要な役割を果たしています。

 

 

 

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介護のユニフォームの効果

制服があれば、着替える事が気持ちの切り替えのスイッチになるので、仕事とプライベートを分けてメリハリよく仕事が出来ます。また、制服を身につける事で、役割をハッキリさせる効果もあります。
介護現場などでは、動きやすい服装という事が最優先な為、個人の事業所などではジャージ素材であれば何でも良いという所もあります。その場合、同じ事業所の介護スタッフであっても別々の衣服を身につける事になります。そうすると、施設外に出てしまうと一般の人との区別が付きづらく、なかなか面倒な事もあります。
野外で利用者が迷子になってしまった場合などでも、事業所のユニフォームを着ていれば、利用者自身も分かりやすく、また他の人からも判別が付きやすいものです。それに、利用者の家族と対面する際も、バラバラであるよりは一体感のある同じ介護スタッフのユニフォームを着ている方が印象が良いと言われています。
介護の利用者によってはヘルパーさんの名前や勿論事業所名等を覚えられない、利用者もおられます。そんなときにユニフォームの効果が発揮できるようです、名前等の記憶ができなくてもユニフォームの色などでヘルパーさんだと認識できる事の実例も方向されています。介護の場合ユニフォームによる効果は利用者にとって色彩等によりその人物の存在を認識できる、他の企業では得ることのできない効果が期待できるようです。

 

介護のユニフォームの種類

介護の現場で働く人の業務内容は様々にあります。その仕事の用途に合ったユニフォームを選ぶ事が、最もユニフォームの効果やその仕事をうまくこなせるようにする為に必要なことです。

ユニフォームの種類

■ケアワーカー

施設内での介護を主に行なうケアワーカーのユニフォームは、活動的なスタイルが良いとされています。利用者を車いすに乗せる動きや、介助しながら歩くなどの動作では、様々な身体の動きがあります。またご飯を食べさせる、レクレーション活動を行なうといった介護の場面の中で、身につけているユニフォームが汚れる事も多いようです。その為、機能性重視の動きやすく、また汚れてもすぐ落ちる素材に人気があります。

■ホームヘルパー

ホームヘルパーは訪問介護を行なうスタッフです。その為、利用者の家族と接する場面や、買い物などを代行で行なう為、外にでる機会も多いです。動きやすさと機能性はもちろんの事ですが、訪問先でも印象の良いユニフォームスタイルが人気です。あまり華美なデザインではありませんが、ある程度カラフルな色合いなどが好まれる傾向があります。

■ケアマネジャー

利用者と現場で接する場面も多いですが、役所や家族とのやり取りを行なう場面もあります。
その為、機能性と言うよりは、きちんとした印象のあるユニフォームスタイルが人気です。シャツタイプやポロシャツタイプなど、襟のあるデザインが多いです。

 

 

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注意点

訪問介護をする時の服装は、事業所によって違いはありますが、基本的には動きやすい格好になります。ジャージのズボンを可としている所もあれば不可としている所もありますので、事業所によって異なってきます。
ジャージを可としている事業所もあるようですが、ジャージでの訪問は利用者さんやご家族に好印象ではありません。できればスラックスやチノパンが良いでしょう。事業所によってはユニホーム(エプロン・ポロシャツなど)を支給してくれる所もあります。無い場合は、各自で準備する必要がありますが、派手な色使い(蛍光色など)のものや柄物(ヒョウ柄など)はあまり好ましくはありません。
また、レースを使用したエプロンも、引っ掛かけたりする危険性がありますので好ましくはありません。自分は気に入っているかもしれませんが、”利用者さんやご家族がどう思うか”が大切です。ズボンは、動きやすいもので、黒か紺色が良いでしょう。
ジーンズは生地が硬いので禁止にしている所がありますので、事業所に確認する必要があります。上着は、ポロシャツやTシャツで白や水色など淡い色で清潔感のあるものが印象的に好まれます。

男性の場合は、髭剃りを忘れずにしましょう。また、当然ですが爪は短く整えておきます。髪型は一つに束ねるなど、顔にかかる部分をなるべく無くしましょう。
介護をする上で身だしなみは「そんなに必要ですか?」等と思われている介護職の方がおられれば、今すぐに考えを改めることです。介護の仕事は利用者と一対一で向かい合って行う仕事です。

そのために利用者やその家族に「好印象」をもってもらうと共に常に利用者の「介護中の安全性」と言うものに最大の注意点を考えることが必要で、それを実行する為の一つの手段として危険を伴うようなユニフォームの着用は避けななければいけません。

 

 

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まとめ

普段何気なく着用しているユニフォーム(制服)にも日本の独特の文化があり、身だしなみを統一して清潔感を相手に与えるという意味では、日本の美しい文化「おもてなし」へつながります。

介護でもさ様々な障害を持たれた利用者にたいして「安心感」「記憶のリハビリ」等にユニフォームは役に立つ事だと思われます。

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