認知症の種類を知って備える!症状は?予備知識は?

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今日本は急速な認知症患者の増加が見られます。日本は世界の中でも認知症患者の数は圧倒的にトップクラスで、今後もその位置変わることはないと思われます。現在世界でこの位置付けにある、認知症といっても様々なタイプがあり当事者の認知症のタイプによって症状も違って来ます、だからこそ認知症の専門医の診断を受ける事で正しい認識を得て、適切な介護サービスを受けることができます。

 

認知症の種類

認知症という病名は現在大きく分けて、①アルツハイマー型認知症・②レピー小体型認知症・③脳血管性認知症に区別されます。認知症はもう今から100年以上も前にドイツの精神科医のロイス・アルツハイマーによって始めて症例が発表され、その報告者の名前を病名に付けたのが「アルツハイマー型認知症」となります。レピー小体型認知症も同じぐらいの年代にドイツの神経学者フデリック・ヘンリー・レピーによって報告されたのが最初で認知症の患者は100年前から存在していました。しかし当時の認知症の患者は40代~50代の若年性認知症が殆どで、現在のように高齢者に多い老年期認知症とは違っていました。

それでは具体的に各認知症の内容を見ていきましょう。

認知症の種類

認知症=アルツハイマー型認知症と思われがちですが、実は認知症は発症の原因によって、種類があります。
そんな数多い認知症の中で3大認知症と呼ばれているのが「アルツハイマー型認知症」「レピー小体型認知症」「脳血管性認知症」が挙げれます。

認知症発症率の割合

1. アルツハイマー型認知症 55%
2. レピー小体型認知症   18%
3. 脳血管性認知症     19%
4. その他の認知症      8%
*平成27年度厚生省データーより
この結果を見ても圧倒的にアルツハイマー型認知症の発症が多いのがわかります。

その他の認知症の種類

1. 前頭側頭型認知症(FTD)
2. 若年性認知症
3. アルコール性認知症
4. 正常圧水頭症
5. まだら認知症
前の発症率の割合でその他の認知症として8%の割合ですが、ここに取り上げ5項目以外にも症状に合った認知症はまだあります。次に具体的な各認知症の症状について紹介します。

認知症の症状

ここではに前の綱目で挙げた認知症の種類の各症状について紹介しますので、身近な人でこのような症状に該当した。早期の専門医の受診をおすすめします。
【認知症の種類】         【症   状】
[アルツハイマー型](軽度)  ・日時がわからなくなる
・不要な買い物をするようになる
(中度)           ・場所の意識ができなくなる
・大声をあげたり暴言をはいたりする
・暴力や徘徊などの問題行動が起きる
(重度)                                     ・被害妄想や幻覚が頻繁に起きる
・家族など身近な人がわからなくなる
・身体機能が低下してくる

[脳血管性]            ・半身に麻痺症状が起きる
・自発的な意欲が低下する
・頻尿、尿失禁を起こす
・歩くことが困難になる
・嚥下障害を起こす

[レピー小体型]           ・幻覚や幻想を起こす
・人間関係や環境に無反応になる
・睡眠障害を起こす
・便秘や血圧の変動など自律神経障害を起こす
・1日な中で起伏が激しくなる

[頭側頭型認知症(FTD)]             ・頭の前にある前頭葉横にある側頭葉の萎縮によって起こります。万引きなどのH非社会的行為が見られます。
若年性認知症                           ・認知症は若くても発症することはあります。64才以下の人が発症することが、
若年性認知症と呼ばれています。
アルコール性認知症           ・アルコールを多量に摂取したことで脳梗塞などの脳血管障害をおこし、発症する認知症です
正常圧水頭症                           ・脳の脊髄液が異常に頭溜まり、障害を起こし脳圧画上がりにくくなる水頭症で手術で治るために早期の発見が重要です。
まだら認知症               ・脳血管性認知症で発生する。特徴的な症状で、物事ができたり、できなかったり します。

このような症状が見受けられたら、認知症の可能性として高いので専門医に受診して下さい。認知症の防止策として「早期発見」「早期治療」が最も必要で発症してからは現在の医療では完治する治療方法はありません。

診断の重要性

認知症の未然防止策として早期発見は非常に重要なことです。そのための専門医の診断は絶対的に欠かせない事です。それでは診断の重要性について説明させて頂きます。

認知症の診断において大切な事は先にも記述しました、早期発見で脳梗塞や脳卒中と同様に早期発見によりある程度防止できるメリットがあります。自分自身で老化が原因等と決めつけてはいけません。早期発見、早期治療を行うことですべてではありませんが、正常圧水頭症、慢性硬下血腫、脳梗塞等は脳外科の手術等で改善します。
早期発見、早期治療の結果で今後の介護サービスの方針を敏速にたてることができます。

現在は医療の技術や介護の技術もかなり高度になり、初期症状を早期に発見して予防や治療ができれば、健康的な暮らしを長く過ごすことは可能になります。認知症の症状が進行してくると本人だけでなく、家族にとっても介護の問題や施設にいれる事になると、経済的な面など色々な負担が表面化します。

 

 

 

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各特徴

各認知症毎の症状については先の「認知症の症状」の項目で説明しましたので、ここではその症状でも各認知症の共通した症状の特徴については具体的に紹介します。

認知症の症状は初期症状では「中核症状」という症状がでてきます。更にそれが進行すると「周辺症状」へと変わります。この症状は各認知症の共通した特徴的な物でもあります。

中核症状

認知症によって引き起こされる中核症状とは脳が受けたダメージを反映した直接的な症状とも言えます。そのためダメージを受けた部位によって症状の現れ方が異なり、その強さによって症状も強さも異なってきます。それでは中核症状としてどの様な症状が出るか具体的に見ていきましょう。

■記憶障害

脳内で記憶を記憶を司る部位と言われる「海馬」が委縮することで起こる症状です。海馬(かいば)とはいわゆる記憶をためているところです。そこが萎縮すると新しい情報をためることができなくなります。

■見当識障害

見当識(けんとうしき)とは「いつ」「どこで」のこと。そこに障害が出来ると言う事は今現在の時代や日時又居場所について理解ができなくなることを言います。

■ 実行機能障害

私達は普段様々な物事を組み合わせてそれらについて計画性をもって実行に移していますが、認知症の患者には計画に沿った行動をとれなくなります。それが実行機能障害と言われています。

■ 理解・判断能力障害

この症状の代表的なものは「考えるスピードが遅くなる」「同時に2つ以上の物事を考えられなくなる」「 繊細な変化に対応できなくなる」等の特徴があります。

■ 計算能力障害

例えば外出先で買い物はできなくなり、金融機関の ATM 操作に戸惑ったり、また理解・判断能力は障害とも合わさって適切な判断ができず。日常生活で様々な弊害が出てくるようになります。

周辺症状

中核症状が進行して本人のそれまでのライフスタイルや生活環境 人間関係・人格などの要素は絡まってその周辺に様々な症状は表れる様になりますそれが周辺症状です

■感情障害

認知症の中核症状として見当職障害や理解力、判断力の低下が見られるようになります。その症状がひどくなってくると現状を理解することが難しくいわゆる「空気が読めない」という状態になり、その場に適用できなくなる感情障害につながってしまうこともあります。 例えば話の流れで「馬鹿げた話があるもんだね」と言ったとしましょう。すると認知症を患っている人は、周囲の状況や話の前後関係を理解できずに自分がバカと言れた様に感じてしまいます。又怒ったりすることもあります。このように周囲は思いがけないような反応を示すのが周辺症状の特徴です。

■うつ

うつの典型的な事例としてはふさぎ込み、閉じこもりなどがあり、認知症に対する不安や戸惑いといった感情が増大することによる症状とも言えるでしょう。

■ 幻聴・幻覚

レビー小体型認知症で特に多く見られる症状が幻聴・幻覚です これは心理的な症状と言うよりもむしろ、身体的な症状です。介護者が介護の仕方で改善を施すと言うよりも、薬物療法によって症状を抑制するのが良い方法だと言われています

 

 

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注意点

認知症について注意すべき点は、本人以外の家族が如何に認知症についての予備知識があるかどうかによって 様々な対応が異なってきます。特に次にあげる項目についての予備知識は最低でも知っておく必要性があることです。認知症の予防・セカンドオピニオン・兆候(症状)この項目については 予備知識として覚えることで認知症になってからの対応に不安が多少でも解消することが出来ます。兆候(症状)は前の項目で紹介しましたので、ここでは[情報収集]という点での注意点を具体的に紹介します。

認知症の注意すべき予備知識

■予防

(食事)

脳血管性認知症を発症する原因は、脳内の血管が詰まり神経細胞に十分な血液が行き届かなくなって発症します。糖尿病のため。高血糖のドロドロ血液がその大きな原因です。ですから血液を改善すれば脳の血液の流れがスムーズになり神経細胞へのダメージを抑えることができます。血管が詰まってしまう原因となる血栓を溶かすような食品や血流を良くする食物を積極的に採取することです。

(運動)

運動は認知症の発症の抑制に効果があることは すでに研究結果で判明しています。週に3回から5回簡単な有酸素運動を数十分行い、血流に効果のある食品やサプリを採取して、継続することで発症率は改善される実績が示されています。

(喫煙)

タバコを吸う人は吸わない人に比べ50%の認知症の発症確率が高いという研究結果が出されています。タバコを吸うことで小さな発作が脳に ダメージを与えて認知症を誘発すると考えられています。

■セカンドオピニオン

認知症と診断を受けて不安になり他の専門医にも相談したいと思うときがあります。今はセカンドオピニオンと言って第二の意見を聞いてみるのも良いことです。「主治医に失礼があるのでは」とか「転院しなければいけない」のと言う様な心配がありません。現在はインフォームド・コンセント(説明責任と同意)という考えを持っている医師でしたら治療法等に関して多くの意見を聞くことには理解を示します。家族や本人が納得して治療法を選ぶことは当事者として持つ基本的な権利です。

 

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まとめ

これから高齢者は認知症と言う難病を意識して生活しなければいけません。認知症は誰にでも起こる可能性のある病気です。今できることは予防と防止策につきます。認知症を発症する前に少しでも発症する事を抑制するようにすることが今行える対策です。

発症してからはもう元には戻らないということをよく理解して下さい。

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