終活セミナーでエンディングを準備する!内容は?種類は?

Hispanic woman holding hands with senior woman

近年「終活」という言葉をよく聞くようになりました。
また、「エンディングノート」もメディアで紹介される機会も多くなってきたので、その存在を知っている人も多いことでしょう。
私たちにとって身近になりつつある「終活」について詳しく知りたいという人も多いことでしょう。そのきっかけとなる「終活セミナー」についてみていきましょう。

 

終活セミナーとは

「終活セミナー」には様々な種類があります。
冒頭で触れたエンディングノート、または遺言書などの書き方のセミナーなどは代表的なものといえます。では、そのほかにはどのような種類の終活セミナーがあるのでしょうか。少子高齢化の進行や子供を持たない選択をする人が増えている現代、自分の人生の締めくくりや、相続やお墓問題、遺品や家や整理などの新たな問題が増えつつあります。残された子供や、子がいない場合は親せき縁者が困らない様に生前に身辺整理をし、遺言書などを用意して自分の意思を表明しておくことが大切かもしれません。
終活は「自分自身を整理する」という意味を持ちます。終活の知識を深め、その方法を伝授するのが終活セミナーです。

 

18bb7d527255ac064a269df243279824

 

 

 

終活セミナーの種類

終活セミナーには、基本的な講義を聞くセミナーから具体的に考え、体験してみるような様々な種類のセミナーが存在しています。
代表的なセミナーの種類は以下のように分けられます。

種類

・終活全般のことを知るためのセミナー
・葬儀の内容について知るためのセミナー
・相続や遺品整理はどうしたらよいのかを知るセミナー
・実際に体験してみるセミナー

詳細については次に内容の紹介で説明しますが、様々な種類のセミナーが全国各地で行われていることから「終活」について知りたいと考えている人が年々増加していることが伺えます。
これらのセミナーは葬儀社や生協、法律事務所、大手スーパーなど多種多様な分野で主催されていることからセミナーを聞く人のニーズ高さに業界でも注目しているということが言えるでしょう。

 

終活セミナーの内容

■終活全般をテーマにしているセミナー

終活セミナーの中でも、終活全般についてまずは知りたいという方向けの内容となっているのが一般的です。
終活とは何か、どんなことに気をつけたらよいのかなど幅広く聞くことができるので、初めて終活セミナーに参加する人にとってもイメージしやすいでしょう。
エンディングノートの書き方や葬儀内容や費用、遺産の整理や管理の仕方などについての講義がされることが一般的です。

■葬儀内容がテーマのセミナー

葬儀全般について詳しく聞くことができるので、自身の葬儀内容だけではなく、喪主になる予定の人も対象となり得るセミナーです。
葬儀プランには、様々な規模が存在しや家族葬、音楽葬、樹木葬儀、お別れの会があるので、新たに自分の理想にあったタイプの葬儀が見つかるかもしれません。
その場で葬儀社が主催している場合もあるのでその場で相談や契約の申し込みできる可能性もあります。

■相続、遺品整理がテーマのセミナー

葬儀後の相続や遺品整理について具体的に考えていくセミナーです。
残された家、土地などの財産の相続や、大切な遺品を譲りたい相手を決めておくなど、遺産に関する話を聞くことができます。
自分の資産を把握する中で、これまでの人生を振り返ることができる終活でもあります。

■体験型セミナー

体験型セミナーでは遺影写真撮影や入棺体験など、一見すると抵抗感があるような体験が実際にされています。最初は驚きや戸惑いの気持ちを抱く方も多いのですが、案外と体験している人は増えています。
通夜料理の試食会などもあります。

 

 

text_syuukatsu

 

 

終活セミナーの事例紹介

では、具体的に終活セミナーの一つの事例を紹介しましょう。

セミナー事例

【イベント名】『明るく楽しくライフデザイン ‘‘終活’‘ フェア』
【主催者】某地域の終活フェア実行委員会
※後援 新聞各社、商工会、身体障碍者連合会、老人クラブ連合会など
【開催場所】某地方都市の大規模ホール
【時間】13:00~18:00
【入場料】無料
【イベント内容】
① 講演(葬儀会社、弁護士、石材店、介護サービス事業者)
② 無料記念撮影、入棺体験、AEG(体内年齢)測定、無料法律相談
③ ②の各ブースを回ってのスタンプラリー抽選会
【出店】
葬儀・供養・料理・・・仏壇店、仕出し料理店、お茶店など
介護・医療・・・介護サービス関連事業所、緩和ケア病棟など
美容・健康・・・スキンケア専門店など
法律・相続・保険・・・法律事務所、税理士など
趣味・・・旅行会社、ダンスサークルなど

このように、終活セミナーが前向きで明るい雰囲気のイベントとされています。抽選会や無料ブースがたくさんあることから、気軽に参加できるような工夫がされていることもわかります。

 

注意点

「終活」という言葉は近年、注目され認知されてきています。しかし、終活セミナーや終活に関する事業自体は歴史の浅いジャンルです。
高齢者をターゲットにした詐欺や事件が後を絶たない昨今、将来的に終活に関する被害が懸念されます。参加したセミナーやセミナーの案内自体が信頼できるものかの見極めが必要となってくるでしょう。単に条件や価格が良いというだけで物事を決めてしまうことがないようにしましょう。
大切な貯金が資産運用という名のもとに被害にあう可能性も考えの中に常に持ち合わせておきましょう。
「残された家族のため、子のために・・・」「誰にも迷惑がかからないように」という言葉で責任感を煽るようなこともあるかもしれません。一人何でも決めずに家族や専門分野の方や機関に「念のため」という心がけで相談して終活を進めるようにしましょう。現在、葬儀関連や終活事業者には明確な法的な規制がなく事業者の良心によって保たれている状況であることを知っておかなければいけません。

■参考までに2016年に起きた「日本ライフ協会」が高齢者の預託金を2.7億円流用した件に関して以下に概要をのせておきます。
公益財団法人「日本ライフ協会」(東京都港区)は高齢者の支援をうたっています。
この日本ライフ協会は公益認定法の定める手続きを経ずに高齢者から将来の葬儀代などとして集めた預託金のうち、2億7400万円あまりを流用しました。内閣府は是正勧告しましたが、穴埋めのめどは立たず、日本ライフ協会は破綻しました。

高齢者から多額の預託金を集める同種の事業は全国で急速に拡大しています。公益法人、NPO法人、民間企業など業態はさまざまありますが国は実態を把握していないのが現状です。

 

 

roujin_egao

 

 

まとめ

日本では長らく、高齢者の扶養や介護は家庭内で解決すべき問題とされる傾向にありました。しかし、最近では単独世代や夫婦世帯が増加していることもあり必ずしも家族が介護の担い手となり得ない状況です。
今、老後の問題は、当事者、行政、民間の単独では解決できません。それぞれが協力しあい一緒に考えていく場が必要です。その一つが終活セミナーと捉えることもできるでしょう。人生の締めくくりを自分の想いを活かしたものにできることは自分の人生を豊かに彩ることです。終活セミナーがその一助となるでしょう。

qna