エンディングノートが注目されている!どうやって書くの?

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人生が終わりに近づくにつれて、もしもの時のためにエンディングノート(終活ノート)を作成することが増えています。2012年に「エンディングノート」という映画が上映されてから、終活について注目されるようになってきました。主人公はステージ4の胃がんを宣告された67歳の男性。残される家族のため、人生の集大成としてエンディングノートを書きあげるストーリーです。今回はエンディングノートについてご紹介したいと思います。

 

エンディングノートとは

エンディングノートとは、もしもの時に備えて、自分の思いや願いを書き残す遺書のようなものです。遺書のように効力は持たないですが、家族が困らないように書き残して置いたり、どうしてほしいかを残しておいたりします。
例えば、葬儀や墓をどうするか、財産をどうしたらいいか、どこに何があるのかなど家族が困らないようにエンディングノートに書き留めておくのです。

リサーチバンクでは60歳以上の全国男女2000人に対してエンディングノートについて知っているかどうかの調査を行いました。「エンディングノートを知っているか」という質問に対し、知っていると答えた男性は42,0%、女性は57,7%で、「エンディングノートを書いていますか」という質問に対しては書いていると答えた男性は6,0%、女性は7,8%に過ぎませんでした。
「どのようなことを書いているかまたは書きたいか」という質問に対しては、60%以上を占めたものが「家族への感謝」「所有財産や負債に関すること」「保険や年金に関すること」「終末期医療に関すること」「自分の葬儀に関すること」です。

調査からわかるように、エンディングノートのことを知っていても実際に書いている人は10%にも満たないことがわかります。60歳を過ぎたら、病気にかかる割合が増えてきます。いつ、何が起きるかわかりません。ガンのような病気や事故で亡くなる場合だけでなく、認知症になったり、脳こうそくを起こして寝たきりになったりすることがあるかもしれません。
その時にエンディングノートを残していれば、家族はそれを見て、どこに何があるか、葬儀や墓はどうするか財産はどうしたらいいかなど本人の意向を知ることができます。

エンディングノートは遺言書のように法的な効力はありません。しかし、エンディングノートの方が形式にこだわらずに自由に描き残すことができます。家族への自分の思いや感謝、知人へのメッセージなども書いておくことができます。ノートに書いてもいいですし、パソコンの中に保存しても構わないです。パソコンに保存する場合は家族がすぐにみられるようにCDに残しておくといいでしょう。直接言葉でのメッセージを伝えることもできます。

 

 

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エンディングノートの書き方

エンディングノートの書き方は特に決まっていません。自由に書いていいのですが、残しておくとよい一般的に書く内容は次のようになっています。

自分の情報

名前、生年月日、住所、学歴、職歴、ペットのこと、所有する資格、生きてきた中で書き留めておきたいことなど

知人の情報

葬儀に呼んでほしい知人や職場の同僚の名前、住所、電話番号、連絡先などを一覧にしておきます。すると、葬儀の時にすぐに連絡できます。

葬儀、墓について

葬儀の実施はどうするか、宗教は?葬儀の費用は?喪主は?香典や供花はどうするかなど。骨はどの墓に入れるか、費用はどうするか

医療・介護について

かかり付けの病院、電話番号、常用薬、病気の告知について、延命措置について、介護を受ける場合の決定者や財産を管理してほしい人など

財産について

預貯金の銀行と口座番号、通帳や印鑑の骨とう品や場所
クレジットカードの番号や連絡先、口座引き落とし情報
有価証券やその他の資産
骨とう品や貴金属
貸金庫や家の金庫の番号
家のローンや借入金の有無
年金の基礎年金番号や企業年金の番号
個人年金や保険の種類と証券の場所

携帯電話やパソコンについて

携帯電話やパソコンのロック解除方法やログインのパスワードなど

遺言書について

遺言書を書いている場合はどこに遺言書がおいてあるか、作成時に相談した弁護士や行政書士

その他

家族への感謝やメッセージ、知人へのメッセージ、その他の書き残して伝えたいことがあれば、書き留めておく

 

エンディングノートは無料でダウンロードできる

エンディングノートは無料でダウンロードすることができます。代表的なダウンロードするサイトは次のサイトです。

もしものときの連絡帳

もしもの時の連絡帳は、吉村行政書士事務所が作成して、それをダウンロードできるようにしたものです。それぞれの項目ごとに分かれているのでダウンロードして見やすいです。項目ごとに印刷して、それをファイルに閉じます。

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百人百想・エンディングノート

私の自分史と私の記録の2つに分かれていて、ファイルにて補筆、加筆、減筆が可能な書式です。私の自分史は葬儀の配布冊子としても利用でき、私の記録は私の自分史と切り離して使用できます。

 

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終活マガジン

エンディングノートを大きく6つの項目に分けてダウンロードできます。6つの項目は、基本篇(自分や家族に関する基本情報、緊急連絡先)、財産編(預貯金、クレジットカード情報、有価証券等)、保険、個人年金編(各種保険、個人年金)、遺言書、形見分け編(遺言書に関する情報、形見分け、遺品等)、もしもの時の生活編(介護、告知、延命治療、ペット等)、葬儀、お墓編

 

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スマイリングエンディングノート

すずき行政書士事務所のエンディングノートです。クマ、ユニバーサルデザインバラ、龍、四葉のクローバー、虎、幸せを運ぶ鳥、テニス、バレリーナなど38種類のデザインから好きなものを選んでダウンロードできます。

 

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エンディングノートをパソコンのワードに入力でき、1年ごとに更新できるようになっています。保存はデジタル上で管理します。パソコンでの入力なので、簡単にキレイに前の情報を変えることができます。画像も自分のその時の自画像を挿入できます。項目は「私に関すること」「メッセージ」(医療」「葬儀」「財産」の5つです。

 

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ラプラージュ総合法律事務所のエンデ―ングノート

doc形式で34ページ、表示形式が多くなっています。財産、相続、。後見制度などをしっかりとまとめられていて、自分史も10ページほどあります。

 

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エンディングノートの事例

エンディングノートを書きあげたことが、かえって失敗になってしまった事例があります。
60代の男性がエンディングノートを家族に見せたところ大問題が起きました。
その男性は妻や子供に迷惑をかけたくないという思いで、「葬儀は家族だけの密葬にしてほしい」「戒名も墓も必要はなく、遺骨は散骨にしてほしい」と書き残していました。

しかし、家族はエンディングノートの内容に大反対でした。エンディングノートは書いたら家族に見せて、家族の意見も取り入れながら書き上げると、亡くなってから問題が起きずに済むでしょう。時々更新するたびに家族にオートを見てもらうことも大切です。

 

エンディングノートを書く場合の注意点

エンディングノートを書く場合の注意点として、次のようなことがあげられます。

注意点5選

1、自分の意向ばかりで家族の意向を一切入れていない場合は家族からの反対にあう可能性があります。
2、エンディングノートをパソコンに保存する場合は印刷しておくといいでしょう。印刷は更新した時にしておくとパソコンが壊れたり、パスワードがわからなくて開けなくなったりした場合に困りません。
3、エンディングノートは生前見せたくないと片づけておくと、片づけた場所がわからなくなってしまう場合があります。印刷したものを前もって家族に渡しておくことも一つです。
4、エンディングノートは個人情報が細かく書かれているので紛失した場合は大変です。通帳の暗証番号やクレジット情報、証券番号などはエンディングノートには保管場所だけ記載しておき、家族にわかるようにパスワードを書いた紙を残しておくとよいでしょう。
5、エンディングノートは遺言と違い法的効力はないので、きちっとしたい人は遺言書を作成し、立会人の元公証役場に届ける必要があります。家族や知人に残すメッセージや感謝も残すことができるので心に残ります。

 

 

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まとめ

エンディングノートは、自分の死後や事故や脳こうそくなので意識がなくなった場合に残されたものが困らないように、自分史から財産のこと、葬儀、介護などの自分の意向を書き記しておくものです。家族や親しい知人へのメッセージも残っていると心に残ります。エンディングノートは1年後とくらいに更新しておいて最新の情報を書いておきましょう。

無料でダウンロードできるサイトがあるので、それをもとに書いてみるといいかもしれません。さっそく、書き残しておきませんか。

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