世界の認知症と日本の認知症と比較する!現状は?新オレンジプランって?

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日本は認知症の患者数で世界の他の国に比べると、圧倒的な患者数の違いがあります。その原因はどこにあるのか?他の国はなぜ少ないのか?等についてや、また世界的に注目を浴びている話題の認知症のコミュニケーション技法などを紹介させて頂きます。
「日本の認知症の現状に驚かないでください!!」

 

世界の認知症の現状は

認知症は今や世界の病気の一つになり、患者数は現在世界で4680万人くらいになり、2050年頃には1億3200万人くらいになる見込みとの国際アルツハイマー協会などのご報告が公表されています。
さらにこの協会の調査では現在世界の60歳以上の人口は9億人にいると言われており、今後30年間で富裕国から貧困国まで合わせると70%から240パーセントくらいまでの認知症患者が増加する傾向とこの協会は報告しています。

このように認知症は現在では世界で取り組む難病の1つなっています。そのような世界の認知症の状況と日本での状況の違いを見て見ましょう。「認知症は誰にでも発症する難病です」

世界から認知症大国と呼ばれる日本

日本の認知症患者数は 2016年度時点で、厚生労働省の調査報告によると、全国で462万人と推定されていて 2026年には 700万人を超えると予測されています日本は世界の中でも、認知症大国であると言われ他の国の認知症患者の数と比べてみても圧倒的な患者数になっています。

[世界の主要国の認知症の患者数は]

◉イギリス 70万人 ◉フランス 85万人 ◉オランダ人 25万人
◉日本は2016年 462何万人で軽度の認知症まで加えると約800万人位の患者数と 驚異的な患者数になります。 なぜ日本はこのように認知症患者の多い国なのか、原因を見てみましょう。

認知症大国と呼ばれる原因は

日本人がなぜ発症率が高いのかと明確な研究結果はまだ出ていませんが、今までの研究結果を見てみると 一つの原因として「日本人特有の遺伝子」というものが考えられています。 認知症のなかでも 最も 患者数が多いアルツハイマー型認知症は「ApoE4」 という遺伝子を日本人が多く持っているということに関係がある事がわかりました。 その他にも遺伝子的に酒に弱いタイプの人だと発症率が1.6倍に又両親共に「下戸」の場合発症率は30倍になりほぼ、アルツハイマー型認知症を発症すると云われています。

☞[ワンポイントアドバイス]

「ApoE4」
アルツハイマー病の原因とされているβアミロイドたんぱく質の働きを決定しているApoE4遺伝子にはいくつかのタイプがあり、ApoE4型を持つ場合、持っていない方に比べてアルツハイマー病になりやすいことが明らかになっています。
「下戸」(げこ)
両親ともに体質的にアルコールやタバコがダメな人
さらに研究の報告書では アルコールに 弱い遺伝子を持ってる人は 東アジアの地域に多く、その地域での発症率の高い事も立証されています。
日本人は認知症の発症率が高いのは少しは理解いただけましたか? では発症率の少ない国はあるのでしょうか 実はあります。でわ何故少ないのか紹介させてもらいます。

 

 

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認知症の発症が少ない国は

世界の国の中でも認知症の比較的発症率が少ない国としては、フランス、インド、ギリシャ等の地中海周辺の国で、 これらの国が認知症の発症率が低い原因としては、食生活にあると思われています。フランスでは多くの人が赤ワインを好み、その赤ワインの中にある「ポリフェノール」インドでは定番のカレーの中に含まれている「ターメリック」地中海地方の食生活に欠かせないのが「オリーブオイル」で世界保健機構の調査でもこれらの食生活により発症率が低くなる結果は調査報告として公表されています。

☞[ワンポイントアドバイス]

ポリフェノールの赤ワイン、 ターメリックのカレーが認知症にいいと思って、今日からとるようにしても、効果は期待できないと思いますよ、 それは先にも述べましたよね その国の人が待っている遺伝子との関係があるからです。
一方アメリカではアルツハイマー型認知症患者の減少が米国医師会により報告されていて、2000年当時 65歳以上の高齢者の11.6% が認知症を患っていたいましたが、2012年には 8.6%まで 減少した実績が報告されています。また超高齢者 においては 2000年の34.4パーセントから30%まで減少していることが明確に示されています。要因として考えられることは高い教育を受けた人は常に脳に刺激を与えることで、行っていない人と比べると発症率は低い結果となっています。

世界の中で日本の認知症発症率の高いことに驚きを感じられたと思います。それでも今後は更に増加していくと予想されています。認知症は現在の医学では進行を抑制できても完治する方法はありません、そこで必要になるのが発症率を低くするための未然防止策に、発症した時に行うコミュニケーション技法等を紹介いたします。
これは近い将来認知症は誰にでも発症する可能性はあります。その時の対応策にしてただければと思います。

 

 

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認知症の予防対策

アルツハイマー病はβアミロイドとよばれるタンパク質が脳内に蓄積することが原因とされていますが、このタンパク質は、発症の25年も前から脳内に蓄積を始めることが明らかになっています。発症の25年前つまり40歳を過ぎた頃から認知症予防を視野にいれたライフスタイルに改善する必要があります。なぜ遺伝子検査?アルツハイマー病の発症には遺伝的要因が大きく影響して来ることは、前の項で紹介しました。アルツハイマー病の原因とされているβアミロイドたんぱく質の働きを決定しているApoE4遺伝子にはいくつかのタイプがあり、ApoE4型を持つ場合、持っていない方に比べてアルツハイマー病になりやすいことが明らかになっています。しかし、たとえ遺伝子検査でわかるリスクが高かったとしても、生活習慣の改善や脳のトレーニングなどを行うことで発症のリスク全体を小さくすることができます。

アルツハイマー病の根本治療薬は現在ありません。今できる最善の策は「予防」と「早期発見・早期治療」です。いつまでも心身ともに健康的に過ごすために、ぜひ予防対策に取り組んでください。

現時点では残念ながら、「現在こうすれば認知症にならない」という方法はありません。しかし最近の研究から「どうすれば認知症になりにくいか」ということが少しずつわかってきました。

認知症を予防する対策は日々認知症になりにくい生活習慣を行うものが主な事前対策です。これらを長く続けていくことで、認知症を発症せずにすごせたり、認知症になる時期を遅らせたりできる可能性ができます。

認知症の予防対策と効果

介護保険の保険料の 支払い義務が発生する 40歳頃に、将来に向けて認知症予防対策を始めることで発症率を 下げることが可能になるかもしれません。具体的には次のような方法が考えられます。

[日常生活の変化]

脳の状態を良好に保つためには食習慣や運動習慣を変えることが、認知機能を重点的に使うためには対人接触を行うことや知的行動習慣を意識した日々をすごすことが重要だと言われています。次のような対策を試してみてはいかがですか。
◾食生活  野菜・果物(ビタミンE・C・β―カロチン)をとる
魚(EPA・DHA)をとる
赤ワイン(ポリフェノール)を飲む
◾運動習慣 週3日以上の有酸素運動を行う
◾対人接触  人とよくお付き合いしてみる
◾知的行動習慣  本を読む・も字を書く・ゲームをする
◾睡眠習慣  30分未満の昼寝、朝起床後2時間いないに太陽光をあびる

 

 

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世界が注目する認知症のコミュニケーション技法

認知症は世界的な病気の1つとなっています。その認知症に対して今世界的に注目を浴びている対策の一つがコミュニケーション技法として話題のフランスの「コマニチュード」です。なぜ世界的に注目を浴びているか?

コマニチュードとは

『ユマニチュード』とはフランス発祥の認知症ケアの方法です。特別な技術や高額な治療も必要ありません、しかしこの技術力での認知症ケアの効果は驚くほどの結果を得られると話題になっています。
ある新聞は『ユマニチュード』が生み出す結果を、“魔法のよう”と表現しました。果たしてそれはどんな方法で、本当に効果が期待できるのでしょうか?

コマニチュードの基本は「話しかける」「見つめる」「触れる」「立つように支援する」の4つが基本的形で誰でも簡単に取り組んで最大の効果を出せる為、「魔法のような」と言われる事も理解できます。

[具体的やり方]

「見つめる」
認知症患者は視界が狭くなっているため、目線を患者に合わせ、できるだけ近く、長く見つめます。

「触れる」
立ち上がらせたり、体を動かしたりするときに、ついつい手首をつかんでしまいがちです。そうではなく、下から支えるように腕を取ります

「話しかける」
ケアをする際に、心地よい言葉で優しく話しかけ続けましょう。シャワーを嫌がっていた患者が、おとなしく受け入れただけではなく「お湯が気持ちいい」と言ってくれた例もあります。

「立つように支援する」
「できるだけ立つことで人の尊厳を自覚する」と、ユマニチュードの考案者のひとり、イヴ・ジネスト氏は語ります。

コマニチュードの目的は認知症になっても、“人との関わりを全うしよう” という事です。「この方法で、認知症患者だけではなくケアに関わる全ての人が穏やかに過ごせるようになる」というのが最大の効果であり目的でもあります。

コマニチュードの効果

ユマニチュードを日本国内の病院で行ったところ、状況が理解できずに治療を拒否している患者や、怒りっぽい、意欲がなくなるなどの症状を見せていた認知症患者に大きな効果が見られたそうです。
その結果として、認知症患者だけではなく、ケアに関わる全ての人が穏やかに過ごせるようになります。
コマニチュードが国内での認知症患者の介護現場でその効果を十分に発揮でき、一人でも認知症の患者さんに「笑顔が戻って」来る日が訪れる事に期待したいものです

 

日本の認知症対策「新オレンジプラン」とは

世界的に注目されている、コマニチュードやアメリカ発祥のバリデーション、オランダのビュートゾルフ等介護や認知症対策として海外で話題の技術が取り上げられていますが、では日本国内での認知症対策はされていないかという疑問がでます。日本の場合の介護や認知症対策と海外で注目されている技術のコマニチュードもバリデーション、ビュートゾルフ等と大きく異なる点は、海外の技術は個人が発案して世界へその効果を広めて来ていますが、日本の場合は社会福祉の世界は完全なる「縦割り組織の行政」が一連管理していて、個人の発想やアイデア重視より組織の中で組織の考え方に従っていく社会構造で「個人」より「組織」特に強いのが介護を含む役所の体制ではないででょうか。
そんな中で次世代の認知症対策として進められてきたのが「新オレンジプラン」でその内容について紹介させて頂きます。

新オレンジプランの期待と効果

「認知症の人の意思が尊重され、出来る限り住み慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らしを続けることが出来る社会を実現する」ことを目的に、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて策定されました。正式には認知症施策推進総合戦略といいます。
認知症の人は2025年には約700万人にのぼると言われており、環境整備は重要なポイント。認知症高齢者にやさしい地域づくりに向けて、認知症という病気に対する社会全体的に理解を求め、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援を包括的にケアするための戦略です。

[新オレンジプランの7つの目標項目]

1.認知症への理解を深める為の普及・啓発の推進
2.認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
3.若年性認知症施策の強化
4.認知症の人の介護者への支援
5.認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
6.認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーション、介護モデルなどの研究開発及びその成果の普及の推進
7.認知症の人やその家族の視点の重視
このような項目が新オレンジプランとしてあげられていますが、これを実施するにあたっては、個人だけでできるものではなく社会全体がこのオレンジプランというものを理解し、また認知症や介護というものをどれだけ社会全体が理解できこのオレンジプランに協力的な前向きな姿勢を見せるかにつけると思います。この「7つの柱」を成功させる為に日本の社会全体がいかに重要課題として認識できるかではないでしょうか。

 

 

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まとめ

世界的に認知症はこれから益々増加傾向にあります。そのような状況でもまだ、認知症対策として完治させる方法はありません。現在優位できる事が薬での進行の抑制と発症率の上げない為の防止対策しかないのが現実です。
将来完治できるような物が出来る迄、多くの認知症患者が犠牲となっていくものと想われます。

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