特養ホーム(特別養護老人ホーム)の役割は?入居条件は?

20170825

皆様は、特養ホームと呼ばれる特別養護老人ホームというものはご存知でしょうか?今はピンとこなくても、一度は名前を聞いたことや、実際に見たことはある方も多いのではないでしょうか。また、実際に家族の方が入居されている方や、これから入居を考えている方もいると思います。今回は、この特別養護老人ホームについてご紹介したいと思います。

 

特養ホームとは

特養ホームとは、特別養護老人ホームと呼ばれるものです。
65歳以上の高齢者の方で、自宅での生活が困難な方が入居できる施設です。入居を考える場合は、介護保険を利用し市町村に申請をします。この申請後、要介護認定を受け、要介護3以上と認定された方が入居できます。要介護3以上とは、自分自身のことが一人でやるのは難しい方、理解力や問題行動などが見られる方、または日常生活動作が誰かの手を借りないと行えない方、寝たきり状態の方などを指します。特徴として、入居費用が定額ということがあげられます。今は、様々な福祉施設があります。特別養護老人ホーム以外にも、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など自分や家族の要望により選択が出来ますが、費用が一番定額で済むのはこの特別養護老人ホームです。しかし、その為に申請を行ってもすぐに入居することは難しく、順番待ちをしなければならない状態のようです。また、施設にもよりますが部屋は個室タイプと相部屋タイプの二種類があり、個室タイプのものは費用が高くなる場合があります。

24時間体制で介護福祉士が在住していますので、介護が必要な方や寝たきりの方にとっても安心して生活を送ることが出来ます。また、食事や入浴、排泄などの介護を高齢者の方の状態に合わせて受けることができます。また、原則として3ヶ月程で退去しなければならない介護老人福祉施設に対し、長期的に入所をすることも可能です。

しかし、申し込みの人数は年々上がっており、特に東京などの都市部になると、入居待ちの待機をしている人数はより多いと言われています。

 

 

 

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特養ホームの役割

では、この特別養護老人ホームはどのような役割があるのでしょうか。

⑴プロの介護を24時間受けることができる

在宅介護はとても難しいものです。
高齢者の方を家族に持つ方の中には、施設に入れるなんてとんでもない。家族なのだから家族が介護すべきだと言う方もいます。しかし、その方が介護のために仕事を辞めたとしても、仕事をしながらの介護もどちらも大変厳しい道です。介護に休みはないのです。睡眠時間や自分の時間を削られてしまうこともあるでしょう。その状態を何年も続けていくことが出来るでしょうか?
対して特養ホームは、24時間プロの介護士がいますので、介護面では心配することはありません。また、栄養バランスのとれた食事をとることができますし、緊急時には、昼間は看護師もいるので安心することができます。また、家にいる時は閉じこもりがちだった方も、特養に入ったことにより友達ができ、レクレーションなどを楽しむことで元気になる方もいます。
家族の負担も、ぐっと減らすことができます。

⑵かかる費用が安い

上記でもお話ししましたが他の施設に比べ費用が定額で済むと言うのも特徴の一つです。
有料老人ホームなどは、入居時に一時金が発生します。対して特別養護老人ホームは、一時金は必要ありません。初期費用は用意する必要がないのです。支払う金額としては、施設サービス費用、食費などです。介護保険利用により、負担額も少なくて済むことができます。だいたい月額10万円程度に抑えることができます。

⑶医療面について

特別養護老人ホームは介護に特化した施設になります。その為、病気の治療などの医療サービスは受けることはできません。昼間は(施設によっては夜間も)看護師がいますので、入浴前のバイタルや軽度の処置なら行ってくれます。しかし、重度の怪我や病気がある場合はかかりつけの病院へ行かなければなりません。施設で治療を行うことはできないのです。その為に、病院を受信した後に治療が必要と判断された場合は、そのまま入院となってしまうケースもあります。また、介護士は24時間体制でケアを行ってくれますが、医療的なことは一切行えません。全て、看護師の管轄になるのです。
例えば、湿布を貼ること、目薬をさすこと、薬を準備すること、薬を塗布することなどは全て医療行為になります。介護と同じようなケアは、特養では行うことは出来ません。

 

 

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特養ホームの入居条件と料金

ここでは、施設に入所する際の入居条件と料金について詳しくご紹介していきたいと思います。

⑴特別養護老人ホームの入居条件

要介護が3以上と診断された、原則として65歳以上の高齢者の方となります。つまり、自立している方は入所が認められない場合があります。また、特定疾病が見られる40歳から65歳以上の方も入所ができる場合があります。
(特定疾病15種類)
脳血管疾患・骨折を伴う骨粗しょう症・筋萎縮性側索硬化症・パーキンソン病・慢性関節リウマチ・腎症・網膜症・糖尿性の神経障害・認知症・後縦靭帯骨化症・早老症・脊髄小脳変性症・脊柱管狭窄症・両側のひざ関節または股関節に著しい変形を伴う変形関節症・がんなど

⑵特別養護老人ホームの入居費用について

では、実際に入居となった時には、どのくらいの費用がかかるものなのでしょうか?まず、始めに用意する初期費用はかかりません。0円で入所することができます。また、月々にかかる費用も、介護保険の適用により1割負担で済むことができます。施設利用費用がだいたい3万円前後、食費が4万円前後、介護サービス費用が2万円前後で、だいたい月額10万円前後となる場合が多いようです。この金額は、施設や要介護度、また入所する部屋のタイプによって変化していきます。この金額プラス、実費で支払わなくてはならないものがあります。レクレーションで使用するものや、日用品です。(入浴時に使用するシャンプーやボディーソープ、カミソリ、歯ブラシなど)

 

特養ホームの注意点

⑴つきっきりの介護は出来ない

上記でもお話ししましたが、施設は24時間体制で介護士が介護を行なってくれます。しかし、つきっきりで介護をしてくれるという訳ではありません。同じように入居されている方がたくさんいます。その方々にも介護を提供しなければなりません。もちろん介護士も努力はしていますが、夜勤帯などは人数も少なくなります。対応が遅れてしまう場合や、我慢しなければならない場面も出てくるでしょう。介護士は、家族ではありません。いつも側にいてくれる訳ではないということを、理解しなければなりません。

⑵他人と生活を共にする

上記と重複する部分もありますが、入所している方はたくさんいます。また、場合によっては他の人と同室になる場合もあるでしょう。自分の意思ばかり押し通していては、後に必ずトラブルになってしまいます。お互い思いやり、施設で決められたルールを守ることが大切になります。

 

 

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まとめ

いかかでしたでしょうか?この記事が、今後家族の方の入所を考える際に参考になれば幸いです。
今は事前に見学ができる施設や話が聞ける施設もありますので、その高齢者の方に合った施設を探してください。

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