認知症が入れる施設を大紹介!種類は?注意点は?

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認知症高齢者の介護をかかえている場合、最後まで在宅で見たいと思っても肉体的、身体的に限界になった場合、施設入所を一つの手段として考えます。では、認知症が入れる施設はどんな施設があるか、それぞれの施設のポイントなどについて紹介します。

 

認知症の方が施設に入るには?

介護している人にとって、認知症の家族を施設に入れることは抵抗があるかもしれません。また、一人暮らしの人を施設に入れるタイミングは、介護している人が介護疲れで限界を感じている時や介護者が腰を痛めて辛い思いをしている時が施設に入れるタイミングになります。

しかし、入所を決めても施設は定員がいっぱいで入れないことがあります。また、家族介護をしている場合、介護認定を受けていない人もいます。施設に入所するには次のことが必要になります。

入所に必要なこと

1、 介護認定をうける(市役所の介護保険課や高齢者福祉課または地域包括支援センターで要介護認定をする)
2、 ケアマネージャーや市の担当者に相談をし、入れる施設を探してもらい申し込みをする(申し込みをしてもすぐに入れるとは限りません。介護者がとことん追い込まれる前に施設に入所を決めておくと介護者にとっても認知症の高齢者にとっても双方にいい場合があります)
3、 介護施設に入所が決定するまでの間は在宅サービスをうけることができます。認知度が高いと介護度も高くなるので、在宅ヘルパーに入ってもらう回数を増やし、デイサービスやショートステイを利用して介護者の負担を少しでも減らすといいでしょう。

 

 

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認知症が入れる施設の種類

認知症になると、在宅で介護することが限界になってきます。その時に、施設入所を考えますが、認知症の高齢者が入れる施設には、介護保険が適用される施設と在地域密着型サービスの中に位置づけられている施設があります。

介護保険が適用される施設は次の施設です。

特別養護老人ホーム

特養と呼ばれていて、在宅で生活が難しい高齢者を受け入れていて、老人福祉施設になります。特別養護老人ホームはついの住処として余生を施設で過ごす人が多く、入所者は52万人となっています。特養には従来型とユニット型に分かれていて、従来型は施設全体で介護を行いますが、ユニット型は定員数が同数でも10人程度を1ユニットとして扱いケアを行います。従来型は相部屋が主体で浴室、食堂はユニットごとに配置されています。新しくできている特養はすべて個室で、4人部屋から個室に変更する所も出てきています。

介護老人保険施設

介護老人保健施設は、3か月ほど短期的に預かる施設で、在宅か他の施設への復帰を目指しています。医療法人が多く、社会福祉施設の場合もあります。医療ケアやリハビリを目的とした介護施設です。

介護療養型医療施設

事業主体は医療施設がほとんどで治療は終わっているが長期療養が必要な高齢者や行動障害、精神障害が特に著しい認知症高齢者などが長期的に受け入れています。介護療養型医療施設には老人性認知症疾患療養病棟があります。

地域密着型サービスの中に位置づけられているのが次の施設です。

認知症対応型生活介護(グループホーム)

1ユニットが9人までの少人数で、入浴や食事、排泄などの介護を受けている少人数の家庭的な施設です。本人ができる調理や掃除などを行い、精神的にも落ち着いた生活を送り、認知症の進行を遅らせることが目的です。部屋は、ユニット式で基本的に一人部屋です。施設は小規模で、民家を改装して行っているところもあります。

特定施設入居者生活介護

特定施設入居者生活介護はほとんどが有料老人ホームで、「健康型」は介護を必要としていない高齢者を対象です。「住宅型」は介護をうける必要が生じた時は併設しているか外部の介護サービスをうけることができるものです。「介護付き」はほぼすべてのサービスを施設内で受けられます。介護付きは利用料が介護保険で賄われるため、料金が健康型や住宅型より少し安くなります。

 

施設の違い、ポイント

介護保険サービスと地域密着型サービスで施設が分けられています。

特徴 費用 一人当たりの床面積  
介護保険サービス
介護保険適用の施設 特別養護老人ホーム 終の住処、申し込みは要介護3以上の人従来型7万~10万、ユニット型10~15万10,65平方メートル以上
介護老人保健施設 主にリハビリを行うことを目的。入所は3か月ほど。 相部屋 10万~
個室 15~20万
ユニット型 20万
8平方メートル以上
介護療養型医療施設 医療主体で介護が行われる施設、寝たきりで入浴できる特別浴室、医師は100人につき3人。相部屋~10万
個室10~12万
ユニット型15万前後
6,4平方メートル以上
地域密着型サービス
認知症対応型共同生活介護 1ユニット5~9人 要支援2以上の認知症 1人部屋 10万~15万7,43平方メートル(4畳半)
特定施設入居者介護有料老人ホームで健康型や住宅型は比較的健康な人、他に介護付きがある 数十万~数千万 18平方メートル2部屋以上

 

 

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認知症の施設の注意点

認知症の施設において次の点が注意点として挙げられています。

特別養護老人ホームの場合

それぞれの認知症の施設の定員がいっぱいで、申し込んでもなかなか入りにくいという問題を抱えています。特に、特別養護老人ホームは重度の要介護者や一人暮らしや世話ができる身寄りがないことなどが優先されます。ですから、介護度の低い人は申し込みができても入所が困難です。医師がいないため、医療行為に限りがあり、胃婁の人やたんの吸引などがある人は入所ができない場合もあります

介護老人保健施設の場合

3か月ごとに入退所判定が行われ、従来型で長くて1年程になる場合が多く、長期に入所することはできません。時には、3か月ごとに老健を転々とする場合があります。リハビリを目的としているため、食費や生活費以外にリハビリ加算があります。そのため、特養に比べて料金が高くなります。

介護療養型医療施設の場合

医療的なケアが必要な重度の人が入る施設で、長期的な医療的ケアが受けられますが、退所を求められる場合もあります。厚生労働省は介護療養型医療施設を廃止する方向です。医療的な観点から、看取りまでのケアを行っているため、長く入所する人が多く、新たに入所はしにくくなっています。

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

グループホームは共同生活で、共に掃除や調理をするので、申し込みをするときに今までいる利用者とうまく生活できるかどうかが入所するときのポイントになります。軽度の認知症の人が入所して、回りの人が重度の認知症だとストレスになって認知症が進んだり、孤独になったりします。

また、認知症が進み、施設でのお世話が困難な時は退去を求められることもあるので、入所の申し込みをするときに要件をしっかり目を通しておく必要があります。

特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム)

入居時の費用や月々の費用が高く、施設によって金額がバラバラなので前もって費用を調べて計算した方がいいです。また、高い金額を支払って入所しても施設が合わずに退所する時、入居一時金は償還されますが、施設により償還率が違うため、どのくらい返還されるかを前もって調べておく必要があります。

民間なので、施設によって雰囲気や介護人数が違います。前もって中の様子を見て、介護人数や職員の対応などを把握するといいでしょう。

 

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まとめ

認知症の人が入れる施設は、特別養護老人ホーム、介護老人保険施設、介護療養型医療施設、認知症対応型共同生活介護、特定施設入居者生活介護です。それぞれの施設は目的や入れる基準、費用などが異なっています。入居を申し込むときは、中の様子を見せてもらいその施設が合うかどうか、職員の対応などを把握し、入居時、退去時の要件などをしっかり見ておく必要があります。

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