認知症の原因ってどんなことがあるの?注意点は?

Brain Memory

日本ではもはや65歳以上の高齢者の10%が認知症と言われているくらいに、身近な国民病となってきてこれからも益々増加していく傾向にあります。この病気は誰にでも発症する可能性があり、現在の医療では完治というものは不可能とされています。

ここでは身近で最も苦難の道になる「認知症の原因」について紹介させて頂きます。

 

認知症の原因とは

認知症は高齢者にとって、国民病とも云われるくらいに一般的な病気になり厚生労働省の調査では現在の団塊の世代の人達が75歳になる2020年には700万人の認知症患者になると予想されています。
一方で現在の医学では認知症をもとの体に完治させる方法はまだありません。現在は進行を抑制する方法が最大の治療方法です。認知症は誰にでも発症する可能性がある病気で、近い日か、遠い日か兆候が表れるかわかりません、加齢と共に起きる「物忘れ」等で老化と間違う場合もあります。では認知症は何故発症するか原因を紹介させて頂きます。

認知症の原因はどこにあるのか

認知症=アルツハイマー型と思っておられる人が大半だと思います。認知症は原因によって数十種類もあると云われています。主な原因は「低血管」「頭部外傷」等が原因で認知症に発展することもあります。
認知症の症状から原因を追求してみたいと思います。一般的に認知症=物忘れと思いがちで、それは全面的に否定はしませんが、それ以外にも様々な症状があります。
認知症の症状から見えてくる原因としては、認知症は進行と共に大きく別けて初期に見られる「中核症状」と中期に見られる「周辺症状」に別けられます。その中で具体的な症状で例えば

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・記憶障害  ※物事を記憶するの能力が低下 脳内の記憶を司る「海馬」が萎縮する
・見当障害   ※見当識(いつ・どこでが低下して 脳内の編成細胞がダメージを受ける日時がわからなくなる
・実行機能障害 ※計画に沿った行動がとれない 同上
・理解判断障害 ※考えるスピードが遅くなる 同上 同時に2つ以上の事ができない
・離散能力低下 ※簡単な計算ができなくなる 同上 ATM等の操作ができない

その他にも様々な症状があります。暴力、暴言、幻覚、幻聴等がありますがそれらの原因となる「脳のどの部位の神経細胞が変性」しているかによって症状も原因も違ってきますが、冒頭で紹介させていただいたように高齢者になると発症する確率はかなり高くなり、この病気特有の一度発症すると完全な完治はできないという病気のため是非試してもらいたいのが認知症の予防対策です。

認知症の予防対策

認知症に対する問題の解決は今や日本だけの問題ではなく、世界中で問題となっています。
日本は世界の社会福祉国家の中での福祉内容ではかなりの遅れをとっていると思います。現在は国の社会福祉の方向性としては2020年が計画の山となり介護の世界では「地域包括システム」認知症の場合は 「新オレンジプラン」などの 改革がなされる予定ですが、 現在認知症の具体的な認知症対策として日本国内では特別な技法はなく、毎日の介護レポート、家族の介護状況から判断を行っています。

海外では認知症患者の一番重要な原因とも言える心の奥に隠れたものが何かというようなことに対する対応策として、開発された コミュニケーションによる予防策として今世界中で話題となっているフランスのコマニチュードや、アメリカのバリデーションというものが認知症対策として世界中の認知症患者の療法として実力を発揮しています。

 

 

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認知症の原因のお種類

認知症が一般的に アルツハイマー型だと思われている人が大半でそれは決して的が外れてはいませんが、実際にアルツハイマー型認知症は全体の60%近くになっています。ここではアルツハイマー型とそれ以外の認知症の原因と種類について紹介させて頂きます。
[種  類]        軽度症状         中度症状          重度症状
▣アルツハイマー型    日時がわからなくなる   場所の認識ができなくなる   被害妄想や幻
不要な買い物をする    暴言、徘徊を繰り返す    家族がわからない
[原      因]
脳の神経細胞の外側に異常なたんぱく質が集まり、アミロイドベータタンパクという塊を作ります。これが周りの正常な神経細胞を破壊してしまうので、次第に脳が委縮していくことで認知や身体の機能が徐々に失われていきます。こういった脳の変化は一気に起こるのではなく、初期症状が出る何年も前から始まっていることが分かっています。

▣脳血管性   体半分に前の症状が起こる   自発的意識の低下       歩行困難、嚥下障害
[原      因]
血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を起こしたあとに、後遺症として発症する認知症です。脳梗塞や脳出血などを起こすと、脳に酸素が届かなくなり、神経細胞が死んでしまいます。どれくらい脳がダメージを受けたかが、認知症の程度に関係してきます。
1度の脳梗塞や脳出血などで急激に認知症を発症する場合と、小さな脳血管障害をくり返しているうちに次第に認知症が進む場合があります。また、脳梗塞の再発によって、急速に症状が悪化する場合もあります。脳血管性認知症を予防する一番の方法は、生活習慣を見直して、脳梗塞や脳出血を予防すること

▣レピー小体型    幻覚幻想        人間関係に無反応       自律神経障害
[原      因]
レビー小体と呼ばれる異常なたんぱく質が作られることで、正常な神経細胞が壊されてしまい、はっしょうします。人間が物事を考えたり、記憶したりする役割を持つ大脳皮質全体にレビー小体がたくさん集まると、レビー小体型認知症を発症します。また、レビー小体が主に脳幹に集まった場合には、パーキンソン病を発症します。

 

認知症の原因の症状

軽度の認知症から進行してくると、先に説明しました中核症状にまずなり、人間関係、生活環境への対応能力、人柄などが変わって来ることに、回りは気付きます。それから更に進行が進むに事で、周辺に様々な症状が現れるようになります。これがその言葉通り「周辺症状」と言い認知症の代表的な中核症状と共に二大症状とも言えます。その代表的な周辺症状の症状と原因について紹介させていただきます。

周辺症状の原因と症状

◾ 感情障害 周辺の空気を読むことができなくなり、その場に合わせて対応ができなくなる。
◾うつ   認知症への不安や戸惑いなどから、ふさぎこむなどのうつ病の様な症状が出てくる。
極端な場合塞ぎ込み、閉じこもりがちになるような状態になる場合もある。
◾暴力・暴言 不安や戸惑いから、また記憶力の低下によってイライラして暴言を吐いたり暴力を振ってしまったりするような兆候が出てくる。
◾幻覚幻聴  現実にない人やものが見えたり、また会話が聞こえたりする。

これらの症状はアルツハイマー型認知症や他の認知症にも該当しており、考えられる原因も様々です。そこで幻聴、幻覚、うつといった最も症状が身近に多く気になる原因をあげてみます。

幻聴・幻覚の原因

幻覚は、レビー小体型認知症でよく見られる症状です。レビー小体型認知症は脳の神経細胞が集まった部分に異常なたんぱく質が溜まってしまうため、初期段階でも幻覚を見ることがあります。まだ認知症だと分かっていないときに、知らない人がいたなどと幻覚を訴えられて、家族が慌てることもあります。

徘徊の原因

認知症の症状の1つで一番の問題視されているのがこの徘徊です。これは家の中はもちろん、外を1人で歩きまわるという行動です。周りから見ると、意味もなく歩き回っているように見えるかもしれません。
しかし本人は、ちゃんと目的を持って歩き回っています。家の中では何かを探している場合が多く、外では昔住んでいた自分の家に帰ろうとしたり、自分がまだ働いていると思って仕事に行こうとしたりするのです。

ただし、最初は目的を持っているものの、途中でその目的を忘れてしまい、あてもなく歩き回っていることも多いでしょう。また、徘徊の中でも前頭側頭型認知症の場合は、うろうろするのではなく、同じ行為を繰り返します。例えば近所を同じルートで一周して帰ってきたり、ベッドの周りを一周したりといった具合です。何故徘徊という行動にでるのかと言うとそれは3つの課題から原因として推測されます。

[見当意識障害]

徘徊が起こる原因は、主に認知症の見当識障害が原因です。見当識障害が起こると、現在の時間や今いる場所、自分が置かれている状況が理解できなくなってしまいます。

[不安やストレス]

環境や人間関係に「居心地が悪い」、「不安だ」と感じると、安心できる場所に帰りたいと感じてしまいます。そんな気持ちから、生まれ育った家やずっと以前に住んでいた家など“安心できる場所”に帰りたいと家を出てしまうのです。
また、不安やストレスにより、見当識障害が強く出てしまうこともあります。「買い物に行く」、「会社に行く」、「昔住んでいた家に帰る」などのその人なりの目的を持って家を出ても途あ中で忘れてしまい、さらに家の場所もわからないので、ただ歩き回ってしまうことになるのです。

[前頭側頭型認知症]

前頭葉や側頭葉が委縮して起こる前頭側頭型認知症では、同じ行動を繰り返す場合があります。手をぱちぱち歩いたり、体をゆすったりという行動のほか、家の中や家の外を歩き回ることがあります。他の徘徊と違うのは、同じコースを歩くので迷子にはなりにくいことです。ただし、徘徊中に交通事故に遭うことも多いため、やはり注意が必要です。

 

 

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認知症の原因の注意点

これまで認知症について様々な症状や原因をお伝えしてきましたが、最後に認知症の注意点を紹介させてもらいますが、前の項でも紹介させて頂いたように、認知症は症状によって様々な種類の原因発生が予想されます。ここでは認知症の中でも最も注意しないといけない、一番心配な徘徊という問題を取り上げてみたいと思います 認知症は生命に関わる様な事に繋がります。中でも徘徊は最も危険性の高い要因の一つです。徘徊の問題については現在認知症の家族を介護されている、回りの方にとっては最大の課題として毎日を取り込んでおられることだと思います。そこで考えられる注意点を紹介させていただきます。

徘徊防止の為の注意点

※ 徘徊が見られても、「じっとして」「勝手に出ていかないで」「何度言ったらわかるの」などと怒らないようにしましょう。行動を制限することで不安や焦燥を招き、症状を悪化させるかもしれません。
特に前頭側頭型認知症の方の場合は、無理に引き留めようとすると怒って暴力をふるうこともあるので、注意が必要です。
※ 家の中をうろうろしている時には、「トイレはこっちですよ」などと声を掛けてあげるとよいでしょう。「家に帰る」と言い出した時には、無理に止めずに一度本人の気持ちを受け入れ、「お茶を入れたので飲んでいってください」「今日はもう遅いので泊まっていってください」などお客様として扱うのもよい方法です。また、会社に行こうとしている時には、「今日はお休みですよ」とつじつまを合わせるとよいでしょう。

外に出かけてしまう場合は、迷子になったり事故に巻き込まれたりすることもあるので、大変危険です。しかし家に帰ると言っている人に「あなたの家はここですよ」といくら言っても意味がありません。余計に「外に行きたい」という気持ちが高まってしまうでしょう。
このように認知症の方への対応はあくまでも認知症の方を中心に物事を進めることを専念することです。

徘徊防止の為の在宅での注意点

徘徊の兆候が現れると在宅での介護はみる家族にもストレスの蓄積等で、お互いにとって最良の介護の継続に無理が生じます。その時は早目にケアマネージャーに相談して専門スタッフが揃っている施設への入所を進められた方が安心した生活を両方がおくれるように思えます。

 

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まとめ

認知症はこれからますます大きな社会問題に発展してくることは、間違いないことだと思います。現在の医療で この病気の完治は現段階では難しいです。
そのために認知症に対する、予防として「認知症にならないためにはどうする」「認知症になったらどうする」の具体的な行政も交えたシステムが必要となると思います。

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