ラバーシーツってどんな役割?使い方は?

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介護の現場では、自分でトイレに行ける人以外はほとんどの人がラバーシーツを敷いています。その人によってラバーシーツをシーツの下に敷いている所とシーツの上に敷いている場合があります。それぞれのメリットやデメリット、そしてラバーシーツの機能や役割、またラバーシーツの使い方についてご紹介したいと思います。

 

ラバーシーツとは

ラバーシーツとは防水シーツとほぼ同じものです。布団やベッドが尿汚染しないようにラバーシーツをその上に寝ます。ラバーシーツは表面が少しざらざらしていてソフトな肌触りです。裏面はツルツルになっていて、ビニールやPVC、塩化プラスチックなどで出来ていて完全防水コートをしています。防水シーツの中には裏にポリウレタン加工をしてあるだけの通気性のいい繊維素材の物もあります。

ラバーシーツには腰回りだけ敷くものが多いですが、敷き布団全体を敷くことができる大判の物もあります。また、腰回りだけ敷く使い捨ての紙素材のフラットシーツやワイドシーツなどもあります。

ラバーシーツの種類

①素材

・パイル防水シーツ
表は100%パル綿でできています。軟質塩化ビニルなどの素材でできていて裏面は完全防水加工がなされています。
・通気撥水シーツ
耐熱性や防水性に優れていて、洗濯機で丸洗いが出来ます。高温の乾燥機もかけることができます。素材はポリエステル100%のものや綿混の物があります。

②大きさ

・部分ラバーシーツ
このタイプの物を使用することが多いです。交換に手間がいらず、かさ張らないので洗濯しやすくなっています。
・全面防水シーツ
布団の表面全体を覆うので、尿汚染が広範囲になっても安心です。マットレスや布団をすっぽり覆うタイプのシーツです。
・ボックスシーツ
ボックスタイプで布団を覆うので、動いてもシーツがずれず安心です。

③洗濯や乾燥機が使用できるか

・洗濯可能で130℃の乾燥機使用可能
これはデニム素材や綿100%のパイル生地で裏にノンスティック加工をすることで熱に強い素材と
なっています。
・洗濯可能で乾燥機は60度、80度、設定弱などにして使用可能
洗濯機が使用可能で、天気の悪い日でも乾燥機で乾かすことができます。
・洗濯可・乾燥機不可
乾燥機が使用できないので陰干しをして乾燥します。
・使い捨て
コストはかかりますが、洗濯する手間はありません。

 

 

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ラバーシーツの機能と役割

ラバーシーツの機能

ラバーシーツは裏地で尿を布団まで通らないようになっていて、表地の綿で尿が広がったり流れたりしないようにしています。ラバーシーツができる前は、布団ビニールを敷いてその上にバスタオルを敷いていました。

ラバーシーツには尿を含む量が少ないので、多量に尿がでた場合は衣類まで濡れる場合があります。表面が綿素材の物は肌触りが良く、少しざらざらした感じですがソフトな感触です。ポリエステル100%の物は尿を通すことはないですが暑く蒸れやすくなります。

 

ラバーシーツの使い方

ラバーシーツを敷いている人は紙パンツやおむつをしている人がほとんどです。ですから排尿はそこで食い止められる場合がほとんどですが、高齢者は夜間の尿が多くなる人が多く、オムツやリハビリパンツでは食い止められないことがよくあります。すると、布団まで汚染しないようにラバーシーツを敷きます。

ラバーシーツはシーツの上に敷くか下に敷くかどちらがいいのでしょうか。施設によっても対応が違っています。トイレに自分で行くことができて、夜間尿失禁がない人はラバーシーツの必要はないでしょう。また、エアマットを敷いている人はラバーシーツを敷きません。なぜなら、ラバーシーツや横シーツを敷くと局所が沈み込まず、エアマットの機能が十分に機能しない恐れがあります。ピンとしわなく敷いたシーツだけでも体圧が上昇してしまいます。エアマットレスを使用するときはラバーシーツを使用せずルーズにシーツを敷いた方がいいのです。

ラバーシーツをシーツの上に敷く場合

シーツの下に敷くメリットは、汚れがつきにくく頻繁にラバーシーツの洗濯をしなくても済むからです。ラバーシーツも長持ちします。おむつやリハビリパンツを履いていて、夜にあまり尿が漏れない人はラバーシーツをシーツの下に敷いていいでしょう。

表裏ラバーのシーツの場合、尿が広がるのでラバーシーツはシーツの下に敷きます。伸縮性がないラバーシーツの場合、張力が生じるため、骨が出ている部分に圧力がかかります。そのため褥瘡の原因になりますのでラバーシーツはシーツの下に敷きます。また、体を動かすとラバーシーツにしわが寄る場合はシーツの下に敷くことがいいでしょう。

ラバーシーツをシーツの上に敷く場合

夜間の尿が多い人は、オムツやリハビリパンツだけでは対応できない場合があります。尿が頻繁に漏れる場合は、ラバーシーツをシーツの上に敷きます。また、水様便ですぐに布団まで漏れてしまう場合、ラバーシーツをシーツの上に敷いた方がいいでしょう。布パンツしか履いていない人は尿が広がるのでシーツの上にラバーシーツを敷きます。

ラバーシーツは通気性が少ないため、夏場は特に蒸れやすく汗をかきやすくなります。すると、あせもができるなどの皮膚疾患になるので、その場合は、吸水性がいい布の横シーツをラバーシーツの上に敷いているところもあります。

横シーツとは尿が漏れた時や便で汚れた時にそれだけ変えればいいもので、横シーツに防水性はありません。バスタオルを敷くとは摩擦力が高いので褥瘡のリスクが高くなります。褥瘡のある人はエアマットでなく普通のベッドの場合でもラバーシーツの張力で褥瘡がひどくなるのでラバーシーツの上に横シーツを敷いて対応します。

 

 

 

ラバーシーツの注意点

ラバーシーツは、夏になると通気性がないため蒸れてしまいます。

暑くて寝られないとか汗をぐっしょりかいてしまうといったデメリットがあります。その場合は、ラバーシーツをシーツの下に敷くとか横シーツをラバーシーツの上に敷くなどの対策をとっているところが多いようです。

ラバーシーツが汚れた場合、洗濯は手洗いの表示があるものもありますが、最近の物はネットを使用してほとんど洗濯機で洗うことができます。ただ、洗濯する場合は撥水加工をしてあるので柔軟剤入りの洗剤や柔軟剤を入れたりすると加工が取れてしまうので使用できません。
脱水にかけると、うまく脱水できず水分がそのまま残っている場合があります。長い時間脱水すると洗濯機が転倒することがあるので注意が必要です。

脱水は短い時間だけするか、脱水せずにそのまま干すようにしましょう。乾きにくいため、洗い替えを準備しておくことが必要です。

また、二重構造になっているので洗濯した後乾きにくく、天日干しは防水してある素材が溶けたり縮んだりすることがあるので日陰干しにしないといけません。

乾燥機は高熱なので同じように溶けたり縮んだりする可能性があるためかけられません。中には洗濯OK,乾燥機OKのものも出てきています。

ラバーシーツは蒸れやすく、汗を吸い取りにくいため、尿汚染していなくても湿ったままの状態のことがあります。するとカビが生えて健康に悪い影響を与えます。皮膚病にもなりかねません。清潔なシーツを保つことにも注意する必要があります。

 

 

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まとめ

ラバーシーツは防水シーツとして市販されていて裏面が完全防水加工をされているものです。表面は少しざらざらしていて肌触りが良く、裏面はつるつるしています。
ラバーシーツは尿汚染が少ない人や動いてラバーシーツがすぐ寄れる人にはシーツの下に敷いて、尿汚染が多い人にはシーツの上に敷きます。

シーツの上に敷く場合は蒸れるのでその対策が必要になります。

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