デイサービスの料金ってどんな仕組み?いくらくらい?

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現在、全国に様々なデイサービスが出来ています。デイサービスの数は、全国に4万件ほどあると言われています。ではデイサービスを利用するためには、どのくらいの費用が必要なのでしょうか。利用者がデイサービスを利用するときの費用の内訳について紹介します。

 

デイサービスの料金とは

デイサービスの料金には、介護保険の対象となるものと対象にならないものが含まれています。介護保険以外の料金には特別料金(加算料金)や自己負担分がそのデイサービスに違いますので、どの料金がどの程度発生するかを確認しておく必要があります。

1、介護保険の利用料

介護保険の対象となるサービスの費用のことです。介護保険を受けられる人は介護認定
された人で介護度が決まった人です。料金は認定された介護度によって違います。介護保
険の利用者負担は原則として1割負担ですが、収入に応じて2割負担になります。残り
の9割か8割は介護保険から支払われます。利用料の負担額のことを要介護者は介護サ
ービス利用負担額といいます。要支援者の場合、介護予防サービス利用負担額と言います。
・基本料金の1割か2割の自己負担分
・特別料金―加算料金

2、介護保険以外のもの

・介護保険の利用限度額を超えた自己負担分
・介護保険の対象ではない食事代やおやつ料金、おむつ代など

 

 

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デイサービスの料金の種類

デイサービスの種類は、一般的なデイサービスとリハビリ特化型デイサービス、認知症対応型デイサービス、療養型通所介護などに分けられます。

一般的なデイサービス

サービスは朝迎えに行き、夕方に送迎車で家まで送ります。施設では入浴、昼食、レクリエーション、機能訓練などが行われます。1日預かるため、家族の負担が少なくなっています。
通常のデイサービスは、3時間から5時間未満、5時間超~7時間、7時間超~9時間と時間によって費用が変わります。要介護度だけでなく、地域によっても費用に違いがあり、入浴時は50単位の加算がかかります。料金は下に挙げています。

リハビリ特化型デイサービス

リハビリ特化型デイサービスは、従来のデイサービスのように食事や入浴を提供せず、リハビリサービス
だけを提供しています。時間も午前か午後の半日だけというように短時間の所が多いです。リハビリに特化しているため、理学療法士などの資格を持ったものが常駐していることが多いですが、デイケアのように義務付けられてはいません。

リハビリ特化型デイサービスの費用は、通所介護と一緒で3時間から5時間未満の短時間の提供が多くなっています。個別機能訓練加算Ⅰは1日につき46単位、個別機能訓練加算Ⅱは1日につき56単位が加算としてつけられることがあります。

1単位10円とした場合

介護度 3時間以上5時間未満(小規模型) 3時間以上5時間未満(通常規模型)
要介護1 426円 380円
要介護2 488円 430円
要介護3 552円493円
要介護4 614円548円
要介護5 678円 605円

出典:厚生労働省 介護報酬の算定構造

認知症対応型デイサービス

認知症対応型デイサービスは、地域密着型デイサービスになります。一般のデイサービスより職員が多く配置され、認知症の専門的なケアが受けられます。

認知症対応型デイサービスの料金は施設のタイプや利用時間によって違います。また、地域密着型なので地域によって費用が変わってきます。これは島根県の出雲市の例で、7時間以上9時間未満で1割負担の人です

要介護度
単独型(円/日)併設型(円/日) 共用型(円/日) 
要支援1852 766 469
要支援2952 855 496
要介護1985885 506
要介護21,092980 524
要介護31,199 1,076542
要介護4 1,307 1,172 560
要介護51,414 1,267 579

出典:http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1217212184054/files/nintidei.pdf

単独型は特養等に併設されていないタイプの事業所、併設型が特養等に併設されているタイプの事業所、共用型がグループホームの居間や食堂を利用してサービスを提供するタイプの事業です。

利用時間は3時間以上5時間未満、5時間以上7時間未満、7時間以上9時間未満があります。加算料金は、1単位10円とすると1割負担で入浴介助1日50円、時間延長サービス1日9時間まで1時間当たり50円、個別機能訓練加Ⅰが1日につき46円、個別機能訓練加算Ⅱが1日につき56円、若年性利用者受入加算1日につき60円、栄養改善加算1回150円(月2回まで)、口腔機能向上加算1回につき150円(月2回まで)がついてきます。

サービス提供強化体制加算1(イ)は介護福祉士の占める割合が100分の50以上の場合は1割負担分18円/回、サービス体制強化加算Ⅰ(ロ)は介護福祉士が占める割合が100分の40の場合、1割負担分が12円/回、サービス提供強化加算Ⅱは介護職員のうち勤続3年以上勤める者の割合が100分の30以上の場合は1割負担分1回6円加算されます。

療養型通所介護

療養型通所介護は医療サービスの整っている施設に短時間介護を依頼できるサービスです。閉じこもりを防止し、孤独の解消やストレスの軽減を行います。介護度の重度の人や末期がんの人に専属の看護師が付きます。療養型通所介護の概算料金は、要介護1~5の人で3~6時間の場合1,007円、要介護1~5の人で6~8時間の場合、1,511円になります。但し、おやつ代、食事代、送迎交通費は別になります。

 

デイサービスの料金の要介護では

デイサービスの料金は施設の規模によって違ってきます。

地域密着型(小規模型)デイサービス

地域密着型(小規模型)デイサービスは、月平均のべ利用者数300人以下の施設です。時間数は3時間以上5時間未満、5時間以上7時間未満、7時間以上9時間未満で分けられています。料金は地域によって異なり、単位数×地域の単価が介護保険の額で、利用者負担はその1割か2割です。

介護度 3時間以上5時間未満 5時間以上7時間未満 7時間以上9時間未満
 
要介護1 426単位 641単位735単位
要介護2 488単位 747単位 868単位
要介護3552単位 874単位 1006単位
要介護4614単位 990単位 1144単位

出典:厚生労働省 介護報酬の算定構造

それ以外におむつ代、食費、日常生活費は別途必要です。1割負担の費用は、単位数×1単位当たりの単価(地域によって異なる)÷10で求められます。つまり1単位10円なら、要介護5で5時間以上7時間未満なら1,107円になります。

通常規模型デイサービス

通常規模型のデイサービスは、月平均利用者数300人超~750人です。時間数は3時間以上5時間未満、5時間以上7時間未満、7時間以上9時間未満で分けられています。

介護度 3時間以上5時間未満 5時間以上7時間未満 7時間以上
要介護5 605単位 988単位 1144単位
要介護1 380単位 572単位 656単位
要介護2 436単位 676単位 775単位
要介護3 493単位 780単位 898単位
要介護4 548単位 884単位 1021単位

出典:厚生労働省 介護報酬の算定構造
別途特別料金と食事代などの自己負担料金がかかります。

大規模型Ⅰ

大規模型Ⅰデイサービスは、月平均利用者数750人超~900人です。時間数は3時間以上5時間未満、5時間以上7時間未満、7時間以上9時間未満で分けられています。

介護度 3時間以上5時間未満 5時間以上7時間未満 7時間以上
要介護5 595単位 971単位 1125単位
要介護1 379単位 562単位 645単位
要介護2 429単位 665単位 762単位
要介護3 485単位 767単位 883単位
要介護4 539単位 869単位1004単位

出典:厚生労働省 介護報酬の算定構造
別途特別料金と食事代などの自己負担料金がかかります。

大規模型Ⅱ

大規模型Ⅱデイサービスは、月平均のべ利用者数900人超です。時間数は3時間以上5時間未満、5時間以上7時間未満、7時間以上9時間未満で分けられています。

介護度 3時間以上5時間未満 5時間以上7時間未満 7時間以上
要介護1 364単位 547単位 628単位
要介護2417単位 647単位742単位
要介護3 472単位 746単位 859単位
要介護4 524単位846単位 977単位

出典:厚生労働省 介護報酬の算定構造

1単位は地域によって違いがあり、10円の所もあれば、11円の所もあります。東京だと1単位が11,4円なので、要介護5の5時間以上7時間未満の自己負担額は1,078円になります。

他に様々な加算が加わります。入浴加算1日につき50単位、中度重度ケア体制加算1日につき45単位、個別機能訓練加算Ⅰは1日につき46単位、個別機能訓練加算Ⅱは1日につき56単位、認知症加算は1日につき60単位、若年性認知症利用者受入加算1日につき60単位、栄養改善加算1回につき60単位(月2回まで)、口腔機能向上加算1回につき150単位(月2回まで)など

また、サービス提供強化加算Ⅰ(ィ)が1回につき18単位、サービス提供強化加算Ⅰ(ロ)が1回につき12単位、サービス提供強化加算Ⅱが1回につき6単位。介護処遇改善加算Ⅰ~Ⅴがあります。

 

デイサービスの料金の支払い方

デイサービスの料金は、介護保険の利用料+加算料金+食事代などの介護保険以外の料金です
デイサービスの料金の例を挙げます。

通常規模型デイサービスで、要介護3の人が5時間以上7時間未満のサービスをうけたときの1人負担の料金は1単位が10円とすると780円になります。一般に入浴するので、入浴加算が50円つきます。デイサービスがサービス提供強化加算Ⅱをとっていれば、6円プラス。それ以外に食費やおやつ代などが入るので、836円プラス食費600円だとすると、1日1,436円になります。週2回デイサービスに通ったとして、1ヶ月8回で11,488円くらいになります。

認知症対応型デイサービスの場合、地域密着型なので地域によって費用が違いますが、上の島根県の出雲市の例をとると、単独型で要介護1の認知症の人は1日当たり985円です。デイサービスで入浴するとプラス50円、1日当たり1035円になります。それ以外に食事代やおやつ代などを含めると、1日1500円位になります。月3回利用すると、1ヶ月18,000円となります。認知症対応型は通常のデイサービスより少し高めになります。その施設によって、食事代、おやつ代は違ってきます。

支払い方法は一般的にはその月の1ヶ月のすべての料金を示した請求書が利用者に渡されます。請求書に基づいた金額が、銀行振替にしている人は銀行からひきおとされます。銀行振替にしていない人は、デイサービスに行ったときに合計の請求料金を現金で直接支払うことになります。

 

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デイサービスの料金 注意点

デイサービスの料金で注意したいことは、介護保険の利用料金以外の加算されている特別料金や介護保険以外の料金です。
特別料金でほぼ必要なのは入浴加算です。1日当たり50円の加算がついています。機能訓練をしているデイサービスでは個別機能訓練体制加算Ⅰだと1日27円です。処遇改善加算やサ―ビス提供強化加算をとっているデイサービスだとそれに少し加算になります。時間をもっと長く預かってほしい場合は延長加算が1日100円かかります。

介護保険以外では食事代やおやつ代として600円前後、行事がある場合は別途200円前後必要なところもあります。おむつは貸すという形をとっている所と1枚50円と料金を取っているところとあります。もし、介護保険を受けていない人が全額自己負担で参加しようとすると、1日2,000円程度必要になってきます。介護保険以外の料金はデイサービスによって異なります。介護保険の限度額を超えてデイサービスを利用した場合は全額自己負担になるので、あらかじめ料金がどのくらいになるかも合わせて知っておくといいでしょう。

 

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まとめ

デイサービスの料金には、介護保険利用料の1割か2割の自己負担額分と各種加算の特別料金と自己負担額以外の料金の合計金額になっています。厚労省では職員の処遇改善のため、処遇改善加算をとれるようになっていますが、現在の通所介護でその加算をとっているところは5,9%にすぎません。

今後、特色ある形を出して行くためにデイサービスの加算をとる事業所が増えるかもしれません。

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