ヘルパー1級はどんなの資格だったの!?

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介護の資格に「ヘルパー2級」の資格はよくご存じでょうが、では「ヘルパー1級」があったことはご存じでしたか?

ヘルパー2級は現在は「初任者研修」ヘルパー1級は「実務者研修」と改められて、今までどうり介護職の仕事に従事するには最低限必要とされる資格の一つです。今回はヘルパー1級(実務者研修)についてご紹介したいと思います。

 

ヘルパー1級とは

ヘルパー2級講座修了者を対象にした公的資格です。社会福祉制度、認知症、高齢者の技術介護技術、ホームヘルプサービス運営知識、心理学的援助技術など、より高度で深い介護知識を230時間かけて学び終了すると取得できる資格です。受講にあたっては都道府県によって2級修了後、実務経験が求められる場合もあります

資格の選択肢

もし、介護福祉士の資格を検討しておられるならば ホームヘルパー1級の方が短期間で手軽に取得できます。例えばできるだけ短期間で「サービス提供責任者」から実務経験を積んでケアマネージャーといった、ステップアップを考えておられるならヘルパー1級取得で十分ではないでしょうか。

ヘルパー1級2級が廃止になった理由

ヘルパー1級・2級が廃止になる理由は、これまでの分かりにくかった資格制度を整えるためだと言われています。これまでは、介護福祉士を目指すとしても、資格や試験が色々とありキャリアパスの選択肢があり過ぎるのが難点でした。その為、重複した内容の勉強や資格所得からキャリアアップの効率の悪さが問題視されていました。2012年以前までは、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、介護職員基礎研修、介護福祉士など、色々な資格や修了証があり、それぞれの機関がバラバラに働き統一感がありませんでした。
ここで、ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修へ変更され、より介護の制度全体にまとまりが出て、多様化する介護市場に応じることができるようになると言われています。
ただし、旧ヘルパー1級や2級をもっている人は、そのまま現状の資格を保有しているだけで仕事をこなすことが可能です。
いきなり資格が剥奪されるという事はないので、安心して大丈夫です。

 

 

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ヘルパー1級の役割と業務内容

ヘルパー1級の働く場所での役割

在宅介護での役割

在宅介護では高齢者や心身に障害のある人が、自宅で自立して暮らせるためのサポートを行います。掃除や買い物調理など生活支援的な業務や、オムツ交換や食事介助、身体介助改等がある場合はサービスを行います。
在宅介護では最も重要な役割がいかに利用者が 1日でも早く自立できるか、常に気にかけてサポートしていくことだと思います。

ヘルパーの常勤と非常勤

ヘルパーの資格1級があっても家庭の事情で、常勤勤務ができないヘルパーさんもおられます。そんな場合常勤勤務者や正社員のヘルパーは困難なケースを担当したり、難しい問題の直面した場合の解決に当たりますが非常勤ヘルパーの場合は時によっては巡回型と呼ばれるオムツ交換や体位交換のために15分から30分単位で利用者宅を訪問する仕事など、巡回型の場合があり時には夜勤もあることもありますが、こちらは常勤勤務者や正社員が担当します。

ヘルパーの非常勤の場合は限られた業務範囲しかできなくなります 反面常勤のヘルパーは非常勤のヘルパーが病欠した際、代わりに訪問介護したり非常勤よりは責任の重い仕事を任されます。利用者宅にサービスが入ってない時間帯は事務所で待機しながら事務業務を行うこともあります。
利用者宅認定訪問介護を行う場合に仕事内容はヘルパー2級と変わらない内容ですが、就職の歳には1級修了者は2級よりも正社員で雇用される条件は高いです。
またヘルパー2級修了者であれば3年の実務経験がないと取れない「サービス提供責任者 」の資格もヘルパー1級であれば実務経験がなくてもなることができます。

ヘルパー1級の資格の特権

先にも述べましたようにヘルパー1級と2級では仕事の内容については常勤、非常勤、正社員等での条件の違いは別として、仕事の内容的にはさほど変わりはありません。
しかし、就職の際の雇用条件、雇用待遇、サービス責任者への条件の緩和、給与面での資格手当、単価アップなどの資格による特権が得られると思います。現在は介護ヘルパー1級と言う資格は廃止され、実務者研修という資格に変わっていますが以前の資格はそのまま有効的に使えますのでこの特権を是非、いかして自分のためだけではなく「貴女のサービスを待ってる利用者」の為の資格として使ってください。

 

 

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ヘルパー1級の現在は

実務者研修について

ヘルパー1級と言う資格は現在は「実務者研修」と改められています。実務者研修は介護福祉士のような国家試験ではなく大半が、初任者研修を取得して慣れた頃に実務者研修取得にチャレンジする人がほとんどです。
今は初任者研修の資格を取得していない、いわゆる「無資格者」とも言える人も受けることは可能ですが、そこはやはり初任者研修資格を持っている人と同じ条件とはいきません。
初任者研修取得後実務者研修を受ける人は実務者研修のカリキュラムの130時間分は免除されます。無資格の場合カリキュラムが450時間以上の受講と様々な実践的なカリキュラムを行わはなければいけません。
一口に450時間と言っても1日3時間で週3日として月12日で36時間ということは、1年半以上は勉強しなければいけないことになります。

介護資格のスキルアップを目指す

実務者研修が制度化された背景には、今までは介護の資格が一見専門的に見えるかもしれないくらいに、細分化されていました。しかし、現実は受ける側もそれを管理、監督する業界団体も様々な面でデメリットの方が多く 2013年に複雑だった介護の資格に対して様々な方面の介護職の人達の呼びかけにより、複雑化していた介護の資格が簡素化される制度が整備されて、介護職は今まで以上に専門的知識や技術を身に付けることができるようになり。
ヘルパー1級だった資格も介護職員基礎研修などと、ともに実務者研修に統一され、2017年から介護福祉士の資格を取るために実務者研修として3年以上の実務経験が受験のための必須項目になりました。

実務者研修と初任者研修の違い

実務者研修                    初任者研修
◾介護福祉士受験資格になる            ◾介護福祉士受験資格にならない
◾サービス提供責任者として活躍できる       ◾サービス提供責任者となれるか事業所の介護報酬が30%減算となる
◾痰の吸引や経管栄養の方法など医療的
ケアを身に付けることができる

実務者研修取得者はより実務に即したサービスを提供でき、事業所のリーダー的存在となるサービス提供責任者という役職に就く事ができます。

実務者研修の難易度は

実務者研修は「たん吸引」「経管栄養」などが学べるので在宅ケアと施設でのケアという両面で介護支援ができる資格です。学習内容は非常に専門的で重要なものが多いですが基本から学べるものがほとんどですので難易度はそれほど高くないと言えるでしょう。
一般的に実務者研修の資格を取得するには通学+通信で修了を目指すの人が大半です。自宅で学習をしながらレポートを提出して、更に添削指導を受けます。通学する時間は一般的に無資格者が7日から10日、資格保持者は1日から2日でスクールは修了します。
このように資格を統一化をすることにより、多くの人たちが実務研修やその他の資格の取得を目指して取得しやすい環境となることで、今後の介護業界の人材のスキルアップに大きく貢献することだと思われます。

 

 

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ヘルパー1級の注意点

無資格でも採用する現場での注意点

最近マスコミなどで多く報道される介護施設での虐待、介護殺人等につながる事件が多発しています。その原因の一つが経験の浅い介護者による利用者への接し方に問題があります。

その背景には施設の求人の際に初任者研修、実務研修者等の資格保有者を第一前提として求人の対象にしますが 現実は施設の思惑通り資格保有者の求人が難しく面接段階で無資格者とわかっていても本人の、
コミュニケーション能力がたけていれば利用者に対してうまくコミュニケーションをとり対応できると判断して採用に至ります。無資格者の求人を行う場合、基本的な次のような点を注意しなければいけないことです。
◾ なぜ介護の仕事を選んだか
◾ なぜ施設での勤務を選んだか
◾ 施設での介護サービスが大変な仕事として理解していますか
◾ 障害を持つ利用者や高齢者の方とコミュニケーションをうまくとる自信があるか

実務者研修取得の注意点

実務者研修取得の時に行われる通学学習では実際に、体を動かしながら様々な介護技術を取得していきます。小柄な人でも体の大きな人を移動できるようなテクニックなど実際の介護を選定した実習を行います。
高度な知識や技術を習うことができますが、実習では肉体的負担もかなりありその段階で資格取得を諦める人も出てくるよ うな事もあります。

介護職へ転職する際の注意点

介護業界は慢性的に人材不足で、現場に通用する人材は非常に貴重です。そのため再就職の際にも条件さえ整えば採用されやすいのですが、一方で近年は新卒の採用に力を注ぐ介護関連企業が増えています。
理由は、転職で流入してくる人材よりも新卒職員の方が業界に定着しやすく、安心して仕事を任せられると考えられているからです。
介護職は未経験での中途採用率が高い職業ですが、それでもやはり100%希望が通るとは言えません。条件の良い職場にはどうしても応募が集中しますので、競争をくぐりぬける準備が必要となるでしょう。
介護職に転職する際、採用してもらいやすくするための注意点としては、介護職は未経験、無資格からでも施設によっては始められます。

しかし、正社員として登用してもらい、給料アップを目指すならば、介護関連の資格を順次取得していくべきです。就職を希望する施設に履歴書を送る前に、最低でも介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)もしくは実務者研修(旧ホームヘルパー1級)の資格は取得して面接に挑む事が就職を有利にする注意点ではないでしょか。

 

 

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まとめ

いかがでしたか介護の資格について多少ご理解頂きましたか、これから益々高齢化社会になってくる日本での介護現場ではヘルパー1級、ヘルパー2級といった資格保有者による高度な介護サービスや安心と信頼できる介護職が必要とされてきます。

「今ベッドの上でサービスを待っている要介護者」の皆さんの期待は介護職の温かい介護サービスを毎日期待して待っています。

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