福祉の仕事につきたい!

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これからの日本の福祉では、少子高齢化で介護の担い手不足が深刻であることを受け多職種連携が基本になっていきます。自らの努力を「自助」、公的な制度やサービスを「公助」とし、近隣相互の助け合いによる「互助」、NPO法人やボランティアなどの活動による「共助」、そして民間企業による「民所」というようなよび方も現れてきました。
今回は福祉の仕事についてご紹介したいと思います。

 

福祉の仕事とは

福祉の仕事とは、高齢者や障がい者などの日常生活や自立をサポートする仕事です。
働く場所は、高齢者福祉施設、障がい者福祉施設、対象者の自宅(訪問介護サービス)などです。
働く事業所や施設によってはそれぞれの制度の基に資格が必要となることもあります。また、単に介助や支援を日々行うだけではなく定期的な研修が必須であったり勉強会や研修参加などに参加して自己研磨の機会を持つことが求められることも多いです。
制度の基に運営している事業所や施設で行う業務の中には、介護員や支援員などの現場職員であっても記録や書類作成業務も大切な仕事となっています。
必要な技術とともに制度や法令についても専門的な知識が求められる仕事といえます。
また、技術面について補足しますと支援を必要とする人の手助けをする福祉の仕事は、単に出来ないことをお手伝いすることが重要ではなく根拠に基づいてその支援を行うことが近年は重要とされる流れになっています。

 

 

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福祉の仕事の役割

福祉とは「より良い生活」や「快い暮らし」という意味を持ちます。福祉の支援を得る必要がある人は、今よりも良い生活・暮らしの実現を求めている人達です。個人の力では解決できない問題を抱えているのです。
このように考えると福祉の仕事の役割は誰かの手助けを必要としている人がより良い生活ができるように支援する仕事ということになります。
また、生活をしている中に多くの「福祉」が存在しています。視覚障害者が安全に安心して歩くことができる点字ブロックや商業施設の駐車場の障害者専用駐車スペース、飲食店に子ども用の椅子が備えられていることもあり、こうした事も福祉の一部といえます。
また、介助犬の育成なバリアフリー施設のマップ作成などの間接的な支援も福祉の仕事と言えます。多様な分野で快い暮らしの実現のために福祉としての役割を果たしている仕事が存在しています

 

福祉の仕事の種類

福祉の仕事に様々な領域や職場があります。
以下の3つに分けてみていきましょう。
・税金や保険料によって支えられている「公的福祉サービス」
・公的福祉サービス以外の領域
・仕事としては行っていない活動

■公的福祉サービスとしての仕事

税金や保険料によって支えられているサービスを行う仕事で社会福祉法や介護保険法、障害者自立支援法、児童福祉法の定めのもとに運営されているサービス提供事業所や施設での仕事。
地方自治体などでの福祉に係る業務。
例)介護老人保健施設、デイサービス、児童養護施設、市役所の福祉窓口など

■公的サービス以外の領域の仕事

有料老人ホームや高齢者住宅、認可外保育所など。または、配食サービスや外出支援などを行う民間やNPOによる活動としての仕事。
例)高齢者宅へのお弁当の宅配、実費の家事支援、民間の介護タクシー

■仕事以外の活動

ボランティア、地域活動としての福祉への関わり。
例)高齢者施設や障害者施設での清掃活動や慰問

このように、福祉の仕事を行う場は多種多様に存在しています。

 

福祉の仕事の給与

福祉の仕事の給与についてみていきましょう。
近年介護の分野では他の分野に比較して低賃金であることを改善しようという国の取り組として処遇改善加算制度ができました。このことからもわかるように、福祉の分野の仕事は他の職種よりも高収入であるとは言い難いのが実情です。
市役所などの地方自治体などの福祉関連の部署の仕事においては公務員給与を得ることができますが、それ以外の職場では基本給だけでは家庭を支えるには不安を感じるという人も多いでしょう。
そのため、専門職として資格を取得して基本給+資格手当、夜勤手当を得ると見込んで福祉の仕事に就く人もたくさんいます。
福祉の仕事の給与では、職種や勤務形態の違いでその差が違ってきますので参考までに以下のようにまとめてみました。

入所型

24時間365日のサービス。勤務は交替制で早番、遅番、日勤、夜勤と変則。時間によって手当がつくことが多い。

 

通所型

主に日勤業務。勤務形態によるが手当を得ることは少ない。
訪問型
ホームヘルパーなど。早朝や深夜の勤務などがある。多様な勤務時間が考えられ、手当がつくことや時間で振り替えられることもある。

 

福祉の仕事の注意点

福祉の仕事を行うにあたってはいくつかの注意点がありますので整理していきましょう。
福祉の仕事では高齢者の介護、病気や障害をもち日常生活に何らかの支援を必要としている人たちに関わることになります。身体的、心理的、環境的に苦難を抱えている場合が多くありますのでその支援者となるためには細やかな気遣いと慎重さが求められます。
必要とされている支援は何かを的確に把握し、安全に確実に行います。不安や迷いは相手にも伝わることがあり思わぬ事故に繋がってしまう可能性があります。また、何気ない言葉や態度、表情が思いもよらず相手の心を傷つけてしまうこともあります。
支援を必要としている個々を取り巻く状況をよくアセスメントして、その人にふさわしい個別の対応をしましょう。
また、言うまでもなく知り得た情報を漏らすことなく個人情報の扱いにも十分気を付けましょう。

 

 

 

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まとめ

少子高齢化にある今、住み慣れた地域で支援が必要になっても暮らしていくことが出来る社会を目指す地域包括ケアシステムが始まっています。
これからの福祉は、多種多様な職種やサービスを誰もが受けることが可能な社会基盤の基に存在すると言え、今は日本の福祉の過渡期にあると言えるでしょう。
福祉の仕事への志を高く持ち、日本型の福祉社会の構築の助けとなる人が多く存在することを願います。

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