ビュートソルフが日本の介護を変えるかも!?

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皆さんは ビュートゾルフ という言葉を聞いたことがありますか?まだ日本国内では馴染みのない言葉ですが、いま世界の国の介護で注目されているオランダ発の在宅介護システムです。
オランダで 2007年 4人の看護婦から誕生したこの組織は現在オランダで 最も頼れる介護システムを提供している組織として オランダ中に展開されています。現在画期的在宅介護として欧米諸国も導入の検討を進めています。
そんな画期的な在宅介護システムビュートゾルフのついて、今後日本にも上陸するかもしれませんので今回ビュートゾルフについてご紹介したいと思います。

 

ビュートソルフとは

2007年4月にオランダで 誕生した新しい在宅介護支援システムです。正式には「ビュートソルフ・オランダ」と言う 非営利団体で 2016年段階ではオランダ全土に約830チームが分布しています。
従業員数は9000人 利用者数(要介護者) は約7万人にもなります。オランダでは最優秀雇用者数を複数回獲得しているところです。
なぜ世界の国が今このシステムに注目しているかというと、通常の在宅介護支援の半分のコストで実現しているという点がポイントになります。社会福祉の財源に悩んでいるのはどこの国も同じですが、この結果は当然の様に注目されます。

ではなぜ通常の在宅介護支援システムのコストの半分でできるかという点について、具体的に調べていきたいと思います。

独特な組織体制

この組織はもともと 4人の看護師から立ち上げた組織で、訪問看護・介護・リハビリの機能を持った新しいタイプの在宅介護システムです。この7年間でオランダで急成長を遂げた非営利団体です。
この組織が従来の介護システムと大きく違う点は看護・介護・リハビリを各分野別に分業してた事を、チームで看護師が自分の持つ専門的知識に基づき一貫したトータルケアを実行できるような、裁量権を各看護師に与えられ、要介護者に対し訪問看護、介護、ケアマネジメント、リハビリ、予防と言ったような総合的なケアができる事で看護師も責任性の向上や仕事へのやりがいというものを感じてもらえます。
各看護師へのバックアップ体制も本部と言われる所に在中している「コーチ」が、オランダ全土の各看護師をサポートできる、体制も整備されております。

情報の共有化

本部の「コーチ」と言われる存在が各看護師をサポートするために、iPadが支給され「ビュートゾルフ・ウェブ」という多機能型システムが開発されており、それにより的確な情報の伝達や看護師間での情報の交換、利用者情報等を共有化する事でより細かなトータルケアが実現できます。このような新しく斬新で低コストで実現できる事はすばらし事ですが、日本でこのシステムを導入できるかはかなり難し事ではないでしょうか。
日本での介護を取り巻く社会福祉の環境では受け入れる環境の整備、介護、看護、リハと縦割りの組織での利権又最も懸念され事が利用者でビュートゾルフの理念にもある利用者と対等なフラットな関係性を築く事が、日本では日本人の風土的に受け入れる事が難しのではないでしょうか。

ビュートゾルフの活動

ビュートゾルフはチームの人数は最大12 人 の地域ナースと呼ばれるスタッフで構成されています。その他に介護職・リハビリ職・といった専門職も在籍しています。 しかしチームには管理者や事務職もいません。
職員全員が対等な立場にあり、この組織自体がフラットの体制にあります。 これら組織の背景には看護師一人一人の専門的能力を高め、看護師に強い信頼を持ち 一人一人が自分の力を発揮できるような体制になっています。
オランダではフラット方式と呼ばれ、この考え方自体が個人でも社会の中でも定着している事でビュートゾルフはできたと思いますが、この考え方で日本との違いの1つが個人の能力を重視して個々の力を発揮させる外国ならでの個人主張と「みんなで渡れば怖くない」の考え方がある日本人ではオランダでビュートゾルフが利用者にも受け入れた事が、日本では遠い道のりではないでしょうか。
組織の看護師に対する強い信頼性で看護師は仕事に対しての誇りや、やりがいを十分に感じることができます。また利用者側もビュートゾルフに任せればトータルケアで介護してもらえる

「安心感 」「信頼感」というようなものが、どこよりも強くなり、利用者からも高い評価を得ることができます。

介護費用の削減の要因

世界の主要国が最も注目している通常の介護費用の削減を達成できたことその方法については今までの流れの中で少しはわかったように思われます。
それは従来行っていた介護システムの分業作業によるそれぞれの分野への人員の配置や管理職、事務職等の配置を行わない、情報の共有化と一元化による時間の削減等により実現化されたものだと思います。

 

 

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ビュートビュートゾルフの役割

ビュートゾルフは様々な年齢 疾患 トータルケアの介を行うシステムです。チームはマネージメント、サポートを分業しません、看護も介護もリハビリも 1人の看護師の専門的知識と与えられた裁量により、利用者のためのトータルケアを行うことが最も大きな役割の一つです。又チームで利用者をケアしていることで1人の利用者に一環したケアができ、従来のような分業による、各分野からの情報の煩雑さを考えるとはるかに効率的で低コストで実施する事が可能です。
ひとつの注目するポイントとしては、利用者を中心としたインフォマル(非公式)で個人的な関係性を築いていくことです。日本でもそれに似た関係か熟練のヘルパーが長い付き合いの在宅介護にあるように思えますが、相違点としては日本の場合は「00さんは良くしてくれ長い付き合い」と言われ、個人の繋がりですが、ビュートゾルフの場合は、チームいわゆる組織で利用者に対してインフォマルな個人的な関係を築き組織として総合的なケアをしていきます。
ビュートゾルフの最も重要な役割としては 一貫した情報の収集と、分業による各分野の介護の仕方、情報の違い等を撤廃し利用者にとって介護の全てを一貫して委託できる組織として位置づけられる、大きな役割があると思います

 

ビュートゾルフポイント・メリット

ビュートゾルフの基本でもある利用者とインフォーマルな個人的関係を築くには、この国の国民性というものが大きく影響しました。オランダは元々インフォマルな関係を大切にする社会的な基盤がありました。
知らない人でもご近所になれば相手を自宅に招いてコーヒーを飲みながらクッキーを食べるという文化もあります。オランダはOECD諸国の中でも個人が孤立しない国として有名です。逆に日本といえばのOECD諸国の中でも個人の孤立が最悪の状態にあります。そのようなインフォーマルな関係を作るのに適したお国柄ということもありビュートソルトの成功も国民性や社会環境が後押しして成功したものだと思われます。

一環した介護システムの メリット

従来型の分類による各分野での介護にかかる費用にくらべて、ビュートゾルフ少人数のチームにより一貫した ケアシステムを実施することにより、従来かかっていた介護費用の削減をできるメリットを生み出しました。
さらに利用者側も今までは介護、看護、リハビリと窓口が違い実施する時間帯なども違ってきますが、ビュートゾルフでは 一連の流れとして、全てを一つの窓口でケアすることが 可能になるメリットがさらに生じます。
利用者に対する取り組みとしては定期的なチームミーティングがあり 1週間に1回ぐらいのペースで設けるのは普通です。メンバーはその場で利用者の様々な情報を交換することで、最新の利用者の状況を把握し今後の方針や介護に応用していきます。それは情報の共有化という大きなメリットです。

 

 

 

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ビュートゾルフ 注意点

ビュートゾルフの注意点をあげるとするならば、まず日本でこのシステムは受けられるかどうかについて比較してみたいと思います。まず第一にビュートゾルフの基本的な看護師の確保、利用者との インフォーマルな個人的な関係づくり、その二つを見ただけでも医療現場においても介護の現場においても、看護師の不足と言うのは明確な事実です。専門性をもつ看護師を7割り非営利団体に確保する事は日本では非現実的で実行すると、するならば現状の介護職のレベル向上を計っていくしか、ないと思われますが、その介護職の人材が不足している、現状では日本での実行はかなり壁が高いものです。
さらに利用者とのインフォーマルの関係は日本の風土的には「お客様は神様です」的な風土があるなかでの対等な立場と言うのは、かなり難しいと思われます。
その二つを比べても大きなを注意点として入れるべき項目だと思います。

福祉環境の違い

介護介護先進国であるオランダは認知症高齢者の 80%は自宅で暮らすことができる介護先進国です。オランダの社会そのものが介護に対する考え方が取組方が 日本と格段の違いがあります。ビュートゾルフに関しても介護先進国ならでの基本方針である利用者が自立させる為QOLの向上が利用者の 「自分の暮らしは自分でコントロールしたい」「自分が住む社会で生活したい」といった要求が合致したことがビュートゾルフの成功した要因ですが正に現在の日本の介護では「理想的」です。

日本でこの介護システムを成功させるには一番の社会環境、日本の縦割り社会における許認可制度、日本人の家庭の文化性等の多くの注意点とも言える壁を越すことができなければ成功はあり得ない夢のシステムで終わってしまいます。

 

 

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まとめ

いかがでしたか 初めて聞く ビュートゾルフ介護システムについて 説明してきましたが 日本での導入には 日本人の国民性 社会構造の根本的違いなどでなかなか導入することは難しいと思います しかし現在の介護保険制度 そのままの状態に決してしてはいけないと思います。

これからの介護は新しいものを取り入れ、改善していく時期に来ていることだと思います。

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