介護保険外サービスを始めるときの注意5選

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今、介護保険によるサービスと介護保険外で行われるサービスを一緒にしたサービス混合介護が東京の豊島区をモデル事業として発足されようとしています。

この介護保険外サービスは適正に行われないと、様々なトラブルを招いてしまうというリスクがあります。ではそのリスクと対策を5選にしてご紹介したいと思います。

 

介護保険外サービスとは

意味としてはそのままで介護保険を利用せずに行うサービスのことだというのはご理解いただけると思います。では実際にどんなサービスがあるのでしょうか。
1番分かりやすい例がホームヘルパーさんのサービスだと思います。
お食事を作る際に、家で介護を必要とする要介護者の食事を作るだけでなく、「そこに住んでおられる家族さんにもお食事を作りますよ」ということです。介護保険では要介護者にご飯を作るというのは介護保険では当たり前の話ですが、その家族のためにお食事を作るということは認められていないのです。それくらいいのでは?とは中には考えられる方はいらっしゃるとは思うのですが、国の定めたルールでもあるので難しいところです。
どうしても介護保険だとできることできないことが生じてしまいます。介護保険外サービスを用いることでその方に不足していたサービスを補うことでその人にあったより良い暮らしが提供できるようになるのです。
しかも介護保険外サービスをうまく活用することで、介護保険でしか得られなかった報酬が保険外のサービスを加えることで事業所の利益をさらに上げることが可能になり、職員の待遇も優遇されやすくなるのです。
しかし、依然として賛否両論ではあります。それはなぜでしょうか。これから注意点5選として挙げていきたいと思います。

 

 

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介護保険外サービスの注意点5選

介護保険外サービスを利用するうえで注意することといえば特に金銭トラブルである
今回は金銭トラブルと他に起こり得そうなことを集めてみました。

注意点5選

①介護保険が適用されないのでサービスを利用するには自費になってしまう
②利用する料金が適切かどうか判断しにくい
③架空請求などの犯罪に巻き込まれる可能性もある
④事業所から必要以上のサービスを提供されて高額なサービスの支払いを求められる
⑤介護保険のサービスの目的は自立支援にあるのだが、保険外サービスによってそれが阻害される可能性がある

①介護保険が適用されないのでサービスを利用するには自費になってしまう

自費になるすなわち毎月支払う額がそれほど大きくなる。このことからも全員が利用できるサービスではないということを念頭に置いたうえで、きちんと支払えるかどうか納得しないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。料金体制をきちんと把握してから受けましょう

②利用する料金が適切かどうか判断しにくい

なるべく安くて質の高いサービスを利用したいというのが皆さん本音だと思います。しかし、例えば家族にも料理をつくるサービスを受けるにしても、3人に作るのか5人に作るのかでは材料や調理の時間もかかります。そうすると、どうしてもその分の料金をいただかないといけません。また現在介護保険外サービスも未知の部分でもありますので、難しいところではあると思います。何か所か事業所を探してみてそこで自分にあったサービスと料金を見つけましょう。

③架空請求などの犯罪に巻き込まれる可能性もある

④事業所から必要以上のサービスを提供されて高額なサービスの支払いを求められる

2つは似たような事例ですが、これも悩ましい問題です。例えば説明を受けた人が認知症の方だった場合、自分で判断することは難しいです。事業所の話を聞く際は、一人で判断せず家族に同行してもらうとよいかもしれません。

⑤介護保険のサービスの目的は自立支援にあるのだが、保険外サービスによってそれが阻害される可能性がある

⑤は金銭的トラブルではありませんが、介護保険を使う際に重要なことは要介護者の能力を落とさないことが大切です。しかし、介護保険外サービスによって必要以上にサービスを行うことにつながってしまい能力を落としてしまうことにつながってしまう恐れがあるのです。

しかし、介護保険外サービスも未発達の部分があり、これからどのように活かされるかが要注目です。

 

 

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介護保険外サービスのこれから

介護保険外サービスをする際には様々な注意点があるのは理解してもらえたと思います。しかし、介護保険外サービスは今後さらに発展していくものと考えられています。というのも、現在介護業界において問題視されているのが介護福祉士の人数不足、介護現場での処遇改善です。
この処遇改善ということでまず賃金が低いというのは有名な話だと思います。ではどうして賃金が低いのでしょうか。介護の事業所は、介護保険によって運営されています。
なので、国からの支援だけでは報酬も限界があります。また将来、介護保険が破綻する危険もはらんでいるため国からの援助に頼るわけにはいかないのです。
しかし、介護保険外サービスを適用させることができれば収入源につながることもできますし、要介護者の生活の質の向上にもつなげることができます。しかし、そのためにも改善すべき課題が多いのも事実です。
介護保険は国からの監査もあるおかげで、安定したサービスを提供が出来ていましたが、介護保険外サービスは国から離れたところで提供されるようになります。

そこを今後も国の監査が入るのか、それとも料金設定を一定にするのかなど考えられますが国の動きにも注目が高まりそうです。

 

 

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まとめ

介護保険外サービスは間違いなくこれから何かしらの形で導入されること間違いないと思います。ただそれが全国区に浸透するには少し時間がかかります。

しかし、今後の介護業界において、さまざまな問題解決につながる可能性は大いにあり得るといえます。
ですが現在は活用する際はさまざまなリスクを検討しながら活用する必要がありそうです。

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