デイサービスの機能、訓練を学ぶ!

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介護サービスの中にデイサービスというサービス形態があるのは勿論御存知だと思います。

しかし、その中でデイサービス機能訓練型と言うものについてはご存じない方も多いのではないでしょうか。今回はそのデイサービスの機能訓練についてどういうものか紹介致します。

 

デイサービスの機能、訓練とは

機能障害をもつ障害者の数は増加してきています。例えば現在国が指定している「難病指定数」(難病情報センター)では平成24年81万人(内パーキンソン病関連12万人14.8%)、25年855万人(内パーキンソン病関連13万人14.8%)、26年926万人(内パーキンソン病関連14万人14.8%)で病名だけでも20種類近くあり、更に難病指定等にリンクして要介護者(要介護1~要介護5)の対象者も増加してきます。

2020年には267万人2030年には343万人になると厚生省は予測されています。

それらの増加してくる難病指定や要介護者の対象者はいずれも体に何らかの障害、機能低下が見込まれていて、その機能回復のために投薬やリハビリテーションという手段が用いられます。その中の1つがデイサービスの機能、訓練施設です。この施設は通常のデイサービスとは内容が異なり「語らいの場」や「コミュニケーション」を中心とした娯楽的施設ではなく、徹底した機能回復を前提にした施設です。

機能、訓練デイサービスの対象者

・専門的なリハビリを受けたい
・機能訓練や体力作りに力を入れたい
・要介護1~要介護3くらいに相当する
・身体介護はいらないから、リハビリをしっかりと受けたい
デイサービス機能訓練は、午前・午後のように半日単位での利用が多く食事や入浴介助がないことが多いのが特長です。
在宅介護生活で、身体介護は必要ないけれどしっかりとした機能訓練を受けたいという方にとって便利な存在です。

 

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デイサービスの機能、訓練の役割

体に障害を持っている要介護者が自分の低下している体の機能を上げることで普通の生活に1歩でも近づきたい気持ちは大いにあります。

そんな要介護者の要望をかなえることができる施設がデイサービスの機能、訓練施設でこの施設の役割として個人の低下した機能を何とか回復させて通常の生活に自立出来るようにすることが最大の役割です。

要介護者の心境としては「自分が病気を発症して機能障害等が出た時点で半ば回復をあきらめる」だっったり、更にパーキンソン病等を患った場合は担当の医師からも回復の見込みが現在の医学ではないと宣言されるともう生きる望みさえなくなります。その絶望感を救ってくれる所がデイサービス機能訓練であるかも知れません。

パーキンソン病を患っている人も含め多くの障害者は考え方が否定的になってしまう面もあり自分の機能低下についても回復へ取り組む前向きな考え方になかなかなれず症状も気持ちも悪化していきます。

そんな時に、毎日介護サービスをしている介護職の方や家族の方は積極的にデイサービス機能訓練への参加を進め落ち込んだ気持ちや低下した機能の回復のために是非とも進められることをお薦めします。

これはこの記事の筆者の体験をお伝えしております。

次項で筆者の例題としてのデイサービス機能訓練での体験を紹介させていただきます。

 

 

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デイサービス機能、訓練の例

パーキンソン病患者の実例

年齢:64歳、病名:パーキンソン病、発症:平成23年

現在の症状は左半身が麻痺状態で歩行も小幅な摺り足です。病気を発症した当時はまだ仕事もしていましたが進行が進むにつれ仕事もできず大学病院に入院して、その当時の症状に適した投薬を探す手段しかありませんでした。

その状態は現在でも同じでパーキンソン病に対する治療としての手段はなく、薬による進行を抑える方法が現在の治療法で、昨年末の定期通院時に担当医師に「今後に希望は持てるか?」と聞くと「辛いかもしれないが、進行はあっても完治はない」と宣言された時は自分の気持ちの糸がプツンと切れる音が聞こえたように思えます。

それからは毎日の生活に否定的な自分が出てきて、介護サービスに対してや色々な面に不平や不満の連続で、毎日今まで頑張ってきた執筆活動にも熱が入らない状態の時、担当の介護事業所からデイサービス機能・訓練への参加を提案されましたが、そのときは「どうせ行っても変わりはしないと思って」いましたがお御世話になっている事業所だったので見学に行ってみました。

参加者してみると男女差も年令差も症状もまちまちとの施設責任者の説明でしたが、施設のなかで感じたのは全員がいきいきとリハビリテーションに取り組んでいる様に見えたので参加をしてみることにしました。

今年の4月のことです。自宅迄の送迎に始まり次のようなプログラムを半日(3時間)で行います。
8:30 自宅迎え
9:00 血圧、検温、前日の健康連絡の報告(睡眠、食事、トイレ等)
9:30ストレッチ運動
8:45筋力運動(ボールを使ったり)
各プログラム毎に水分補給
9:00パワーリハビリ(4種類のトレーニングマシン)で低下している機能部分の強化
10:00個人プログラム(個人の機能・訓練を行う)
11:00専門スタッフによるリハビリ専用バスへの入浴
その他週1回の体力測定(握力、直進歩行、ジグザグ歩行、片足立ち等)

効果、感想

感想としてはこのようなデイサービス機能・訓練施設が近くにあり家族や回りに障害によりネガティブになっている人が居れば是非参加をおすすめします。ネガティブな気持ちがポジティブになり何事にも前向きになっていきます。

効果は3~4カ月では病気を考えれば、すぐにはわかりませんが変化は感じました。
①まず両足首のむくみが少なくなった。
②左膝の痛みが柔らいできた。
③良く寝れるようになった。
等の変化は感じることはできました。

現在も継続中ですが腕の動きなどは来る前とかなり違って来ています。

 

デイサービス機能・訓練の注意点

1.事業所の見学の注意

デイサービス機能・訓練は従来型のデイサービスと比べてまだまだ数は多くありません。また、提供しているリハビリにも事業所によって差がありますのでお近くにある事業所があれば、まずは見学をしてみましょう。
施設によっては利用体験ができるところもありますので、機会があれば是非体験してみてみてください。

2.従来のデイサービスやデイケアとの違いを理解

デイサービス機能・訓練は、従来型のデイサービスのように食事や入浴サービスを提供せず、リハビリサービスのみを提供することが多くなっています。
また、利用時間も従来型のデイサービスが6時間など丸一日のことが多いのに対し、デイサービス機能・訓練は午前もしくは午後、というように短時間となっています。
また、リハビリに特化しているため、理学療法士などのリハビリ専門スタッフが常駐していたり、整=骨院や鍼灸院による運営などが多いのも特長です
通所リハビリテーション(デイケア)とデイサービ機能・訓練は機能訓練に重点を置いているという点で、サービス内容も非常に似ています。
また、デイサービス機能・訓練の場合、サービス事業者によってサービスの内容も大きく異なるため、一概には言えませんが、一般的にデイケアは個別リハビリが受けられる点が大きな違いです
また、デイケアには、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が専任スタッフとして配置されていますが、デイサービ機能・訓練には医師や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の配置が義務付けられていません。より専門的なリハビリを医学的サポートのもとで受ける必要がある方は、デイケアの方が向いていると言えるでしょう。

以上のようにデイサービスでも用途により使い分けすることが最もいい方法ですが、

デイサービス機能、訓練のメリットとしては
・短時間でリハビリだけに集中できる
・提供時間が短い分、利用金額も安く抑えられる

等が考えられます。

病院やスポーツジム、接骨院など様々な事業者が新規参入しているデイサービス機能・訓練は、機能訓練をしっかりと行いたいと考える要介護者にとって、利用しやすい介護保険サービスです。
食事や入浴介助などがない分、時間や費用も抑えられます。ただし、デイサービス機能・訓練は施設によって提供サービスの内容にも差があるのも事実です。しっかりとご自身に合ったサービスが提供されているかどうかを確認するようにしてみてください。

 

 

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まとめ

要介護者は何時も心に自分の症状や招来に、不安をいつも抱えています。そんな時に目にみえる変化や効果が体でわかればどんなに自分自身に自信がつくと共に、将来への希望も持ち明るい毎日を過ごせることだと思います。

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