介護のパジャマは大事!?

product_486_file_large

皆さんは夜寝るとき何に着替えますか?
パジャマ、部屋着、外に出た格好のまま眠られるという人は少ないと思います
介護の現場でも介護用のパジャマというものがありますので今回はこちらのパジャマ
を紹介したいと思います。

 

介護のパジャマの役割

着替えるという事は私たちが当たり前のように行なっている事です。
あなたが、着替える時はどんな時ですか? 外に出掛ける時はおしゃれをして・・
朝起きたら、仕事へ行くのにスーツや仕事着にきがえますよね
しかし、施設や病院へ入所、入院するとパジャマや部屋着のままで過ごしたり、
自宅でも介護を受ける方が着替えをせずに1日中パジャマのまま過ごしたりと
「着替える」という行為が疎かになってしまう事も多いです。
体は寝ているだけでも汗をかきパジャマや部屋着が汚れたままだと、においもでますし体を清潔に保つという意味でも重要です。
「着替える」という行為は単に汚れたから着替えるという事だけでなく
昼間と夜の服を変える事で「生活のメリハリをつける」という面でも重要です。
着替えるという行為を動作毎に考えると、
上衣を着替える際は
「袖を通す」「服のシワを伸ばす」「肩を動かす」「ボタンをとめる」
ズボンを着替える際は
座って「ズボンに足を通す」「ズボンを上げる」
立ったまま上げれる場合は更に
「片足を上げたまま立ち上がる」
などの行為があり、麻痺などがあると難しくなる動作の1つです。
ただ全ての動作についていえる事ですが自ら出来ることがあると介護を受ける方の自信にも繋がります。
なので、自分でしやすいよう作られている「介護用のパジャマ」を使う事で、介護を受ける方の自信や満足感に繋げQOL向上を目指しましょう。

 

 

pajama_boy

 

 

介護のパジャマの種類

介護のパジャマには大きく分けて3種類のタイプがあります。
「パジャマ」「ねまき」「つなぎ服」があります

それぞれの特徴は

「パジャマ」

上衣とズボンが別々になっていて、介護向けのパジャマは、通常のものとは違い
上からかぶるのではなく前開きが主流になります。また、見た目は通常のものと一緒でも
飾りボタン付きのマジックテープやズボンの両脇がファスナーで開く作りになっているなど様々なタイプがあります。

「ねまき」

(こちらは病院が主流だと思うんですが)ねまきは着脱が簡単です。ちょっとした検査や病院内の移動、作務衣や甚平を想像してもらうと解ると思うんですが暑苦しい夜にはピッタリです。また、腕や足などにギプスなどをされている場合、通常のデザインの服が着れない事もありますが、ねまきならゆったり作られているので、安心して着用できます。
また、胸元がはだけないように、合わせ部分にマジックテープやボタンを取り付けている
ねまきもあります。

「つなぎ服」

つなぎ服、上下が全て一体型になっている衣類です。大きく分けてホック付きのタイプと
ホック無しの2種類です。ホックとは、簡単にファスナーが開けれないよう、特殊なボタンを取り付けたタイプになります。
服の構造上脱ぎ着しにくいという事もあり、自立支援として服の着脱をしてもらう分には向いていません。

以下はオススメするパジャマ、ねまきです。

ケア寝巻き

・縫い合わせを外側にしているので床ずれの予防となる。
・服の生地は伸縮性のあるものを使用
・前開きの紐留めの為脱ぎ着しやすい
・胸元がはだけ過ぎないように内側ボタン付き
色はベージュ、サックス(薄い青色)ピンク
サイズはS〜LL
婦人らくらくパジャマ

・ボタンの代わりに丸型のマジックテープを使用し付け外ししやすい(飾りボタン付き)
・袖口もボタンでなく、マジックテープを使用していて血圧測定や注射に便利。
・ねじれにくいウエスト調整ゴム
・足口ゴム入り
色はブルーとピンク
サイズはS〜L

楽らくパジャマ紳士用

・ボタンの代わりに丸型マジックテープを付けたパジャマ(飾りボタン付き)
・調整が簡単にできる、ウエスト調整ゴム
・袖口・足口ゴム入り
・脱ぎ着しやすいラグラン袖
色はグレーとネイビー
サイズはS〜LL

 

 

pajama_girl

 

 

介護のパジャマの選ぶポイント

続いては介護の上でどのようなパジャマを選んだら良いかという事について書かせてもらいます。

パジャマに限らず介助を受ける方の服の選ぶポイントとしてをご紹介します。

ポイント

・伸縮性があるか
・自分で着脱しやすいような工夫(ボタンの代わりにマジックテープが付いている等)
・介護を受ける方の好みに合った服装か(直接介助には関わらないですが嬉しく思ってくれ着替えをしてくれるようになると思います。)
・ワンサイズ大きいもの(サイズ的に小さいのは勿論の事、ピッタリのサイズだと自分で着替えをしにくい事があるので、余裕をもってワンサイズ大きいものがいいです。)
以上4つのポイントに注意して選んでもらえたらいいかと思います。

自分で着替えをしやすいように作ってある衣服

ボタンの代わりにマジックテープのパジャマ

ボタンの着脱が難しいけれど、被り物のパジャマはさらに難しい。(脳梗塞の後遺症による片麻痺など)そんな方には前開き式のマジックテープのパジャマをオススメしたいと思います。
こちらは前開きのため袖を通しやすく片麻痺の方にもオススメしたいです。
自ら袖を通せるなら健側(麻痺がない方)で患側(麻痺のある方)の手の袖を通してもらい
背部は自分でなおすのは難しいので手伝いましょう健側の手を袖通しし、ボタンの代わりのマジックテープをつけてもらいましょう。

ねまき

こちらは何と言っても大きめに作ってあり、ゆったりしているので自分で着る分にも着やすい作りになってます。
ただ、合わせ部分にマジックテープ等がある分は、はだけにくいですがついないものははだけやすいので介護者が服を整える必要があります。

 

介護のパジャマの注意点

着替えが果たす役割は
・袖を通したり、足を通す事で、自然と手足の関節の運動になる
・好みの服や、綺麗な服を着る事で日常生活に意欲が湧く
・昼と夜の服を変える事で昼夜のけじめをつけることができる
・気分転換になる
が考えられます。

とても良い効果をうむ「着替え」という行為ですが、もちろんリスクの面でも考えていかなければならない事もあります。

注意点

・手足の関節を動かす時に痛みがないか
脳梗塞の後遺症等で片麻痺のある方などは患側が拘縮(関節が縮こまり硬くなっている状態)している場合もあります。

・自分で何処まで着る事が出来るのか
麻痺がある等で着替えがしにくい状態にある人も自分でできる事があると思います。
介護者はその身体状態をしっかりと把握し、できる事まで手伝うのではなく、自分でできない事だけ手伝いましょう。
・汗を吸う生地か、汗をかいても不快にならない素材か?
こちらは「気持ちがいい」という気分的なものと
汗や服のシワなどからも出来る褥瘡(床ずれ)の予防という意味があって
入所や入院になると座っていたり、臥床していたりと長時間体を動かさない状態も考えられます。
そのような場合は服を清潔にしていないと(皮膚の清潔も)褥瘡のリスクがあります。
特にこれから暑くなってくると汗をかき皮膚が湿ってくるので、衣服を清潔に保つ事が
褥瘡のリスク軽減にも一役買います。

以上の点に注意して「着替え」を楽しんでもらったらいいと思います。

 

kaigo_kigae

 

まとめ

「着替える」自分たちが普段当たり前にしている行為ですが、介護を受ける方には
なかなか難しい動作だと思います。
ですが、急かさず自分で出来ることは行なって頂き、自信や「着替える」事で前向きになってもらえるようお手伝いできたらいいですね。

qna