2017年介護福祉士の合格率を大解剖!

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介護の専門家としての資格、「介護福祉士」
まだまだ、名称独占としての国家資格ですが、現在この介護福祉士を業務独占の資格として確立しようとしています。
今回はそんな介護福祉士になる為に必要な介護福祉士国家試験について勉強していきたいと思います。

 

介護福祉士合格率今までは

資格の試験というと合格率に差がでるのが必然です
今年の試験が第29回で受験者数76323人 合格者数が55031人 合格率が72.1%
以下表にするとこうなります(上から第28回〜16回までの受験者数、合格者数、合格率)

 

合格率の歴史

受験者数 合格者数 合格率
第28回 152573人 88300人 57.9%
第27回 153808人 93760人 61.0%
第26回 154390人 99689人 64.56%
第25回 136375人 87797人 64.38%
第24回 137961人 88190人 63.92%
第23回 154223人 74432人 48.26%
第22回 153811人 77251人 50.22%
第21回 130830人 67993人 51.97%
第20回 142765人 73302人 51.34%
第19回 145946人 73606人 50.43%
第18回 130034人 60910人 46.84%
第17回 90602人 38576人 42.58%
第16回 81008人 39938人 49.30%

年度によってかなりの合格率の差がでているのがわかりますね。

 

今までの試験の内容は

筆記試験

1.総得点125点に対し、得点75点以上(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度も考慮して点数を決める)
2. 試験の中の11項目全てで点数をとったもの。
この2つの項目をクリアしていれば合格となります。
以下、11項目

1人間の尊厳と自立、介護の基本
2人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
3社会の理解
4生活支援技術
5介護過程
6発達と老化の理解
7認知症の理解
8障害の理解
9こころとからだのしくみ
10医療的ケア
11総合問題

実技試験

総得点のうち、53.33以上の得点のもの
(総得点の60%程度を基本に、課題の難易度で決まる)
となっています。

 

介護福祉士合格率2017年

今年、2017年の介護福祉士国家試験の合格率過去最高である
72.1%
前回の2016年介護福祉士国家試験の合格率が57.9%と比べると14.2%も上昇がみられました。
受験者数で考えると今回が76323人 前回の152573人と比べ約2分の1減少しています。
これは今年から受験制度が変更になり「実務経験3年(1095日)以上かつ従事日数が540日以上」に加え「実務者研修修了」が必須となりました。
(そのかわり実技試験がなくなりました。)
「実務者研修」とは介護職員基礎研修とホームヘルパー1級はこの「実務者研修」へ一本化されました。
「実務者研修」の内容に軽く触れるとこの研修は介護を未経験の人でも受けることのできる研修で無資格の場合全てのカリキュラムで450時間で痰の吸引や経管栄養等の医療的ケアから介護の事について実践的で専門的な知識を得る事ができます。
テキスト等の内容についても、介護未経験の方でもわかるように解りやすく作ってくれています。
また、初任者研修修了されている方は130時間分のカリキュラムを免除されます。
実務者研修修了者はケアマネジャーと介護職員との間にたって調整するサービス提供責任者となる事ができます。
このような専門的な研修の修了が必須になった為、知識を得た人達が多く受験し
合格率が上がったと考えます。

 

合格ラインは?

続いては介護福祉士国家試験の合格ラインについて勉強していきましょう。
試験については今回から実技試験がなくなったので筆記試験のみとなりました。
上でも書いたとおり、筆記試験についてはこの通りです。

筆記試験

1.総得点125点に対し、得点75点以上(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度も考慮して点数を決める)
2. 試験の中の11項目全てで点数をとったもの。
この2つの項目をクリアしていれば合格となります。

試験11項目

1人間の尊厳と自立、介護の基本
2人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
3社会の理解
4生活支援技術
5介護過程
6発達と老化の理解
7認知症の理解
8障害の理解
9こころとからだのしくみ
10医療的ケア
11総合問題

これらの問題から総合得点75点以上が大方の合格ラインです。
ただ、年度によって問題の難易度も変化する為それも踏まえて合格点が変わります。
今回の合格点は75点
過去の合格点を見ていくと以下のようになります。

合格点

第28回 71点
第27回 68点
第26回 68点
第25回 69点
第24回 75点
第23回 71点
第22回 75点
第21回 76点
第20回 82点
第19回 77点
第18回 73点
第17回 82点
第16回 84点

このように年度によって68〜84点まで合格点の幅もあります。
次はこれからの試験について考えていきましょう。

 

介護福祉士の合格率のこれから

外国人介護職員の増えてきている日本。
インドネシアやフィリピン、ベトナムの経済連携協定(EPA)の外国人介護者の
合格率は49。8%。これで外国人介護福祉士の総数は506人となりました。
今後も外国人介護福祉士は増えていくでしょう。

今年度から「実務経験3年以上」のほかに「実務者研修修了」が必須となった為に
受験者の数は減りました。

しかし、2025年問題(団塊の世代全体が後期高齢者となる年)もあり
必然的に要介護者が増えるという事で、厚生労働省の発表でいうと
介護職員が約253万人必要である。
介護離職や重労働なのに低賃金という状況もあって介護は仕事の定着率の低さが目立っていて人手不足の状況ですが、2025年までに現在からおよそ38万人もの人員を確保しないといけないので、介護人材確保のため政府は「離職した介護人材の呼び戻し」「新規参入促進」「離職防止と定着促進」の3つの柱を掲げて、更に介護福祉士や介護職員の人員を増やそうとして処遇改善は続いていくでしょう。

このようなことも踏まえて今後の合格率は70%以上の状態が続いていくのではないかと予想しています。
但し、介護福祉士を「名称独占」のみでなく「業務独占」としていこうという流れも聞いてますので、今後試験問題が難しくなっていく事も予想されます。

 

まとめ

今後、介護人材の確保をしていかなければならない状況にあり、介護福祉士という資格の
キャリアアップも求められています。
介護福祉士国家試験も今後難しくなると考えられる為、試験を受ける方、受けようとする方はしっかりと対策を組み実践して頂けるようお願いします。
また、今回「実践者研修の修了」が必須となったように、今後も試験を受ける要件が増えたりする事も考えられます。

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