介護で使うスプーンだって色々ある!

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要介護者は生活で日々色々な不便を感じています。その中の一つが食事です。障害をもつ利用者は食事の時も通常の箸やスプーン等が使用できない状態の利用者もいます。

利用者の症状に合った福祉用具が食事の時にあれば食事も一段と楽しくなります。

今回は種類も豊富にある介護用スプーンについて、利便性や使い方等をご紹介致します。

 

介護スプーンとは

食事に介助が必要になったとしても、少しでも利用者本人が自力で食べることができる環境を作り出すことが必要です。そうすることで利用者は、食事の楽しさが格段に増します。
握りやすいスプーンやお箸といった自助具などを用意して、なるべく自力で食事できるように心がけしてみてください。

介護スプーンとは要介護者に合った機能を持ったスプーンになります。

こんなかたに介護用スプーンはおすすめです

◆手の指の変形、握力の低下などで、お箸で食べ物をつまみにくい方
◆食べ物を口に運ぶ途中で落としてしまう方
◆急なケガなどで利き手が一時使えなくなった方
◆箸を使いなれていない方

1.介護用スプーンの特徴

首や身体が曲げづらく、口までスプーンやフォークが届きにくい方、口が開けにくいかた、手首が曲げられなくなった方などで、お箸が使いづらくなった方でも、食べやすくなるように工夫されたスプーンがあります。

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利用者には「ハシやスプーンが使えない=食事介助が必要」と思う人は多いのですが、動作をサポートする自助介助を行って、あくまでも自分で自立できるように支援することが必要になります。

介護認定を受けると色々な福祉用具が必要になってきます。小さいもの箸やスプーン等大きい物で電動ベットや車椅子等が挙げられます。これらを揃えるには認可された要支援、要介護のランクによっても違いが出てきます。

では、この項目で説明しています介護用スプーンについて適用できるか?できないとかと聞かれたら、出来ませんと回答させてもらいます。介護福祉用具で適用できる物を参考までには記載しておきます。

[介護保険が適用できる福祉用具](購入品)
要支援、要介護認定された方に、年額10万円(税込)を限度として自己負担1割で適用されます。
(償還払い方式にて)
※対象商品の詳細については保険者(市町村及び特別区)にお問合せ下さい。
◆腰掛け便座: 和式便座の上に置いて変換するもの、洋式便器の上に置いて高さを補うもの 電動式及びスプリング式で便座から立ち上がる機能があるもの。 ポータブルトイレ
◆ 特殊尿器: 尿が自動的に吸引されるもので、 高齢者や介護者が容易に使用できるもの。
◆ 入浴補助用具: 入浴用いす・浴槽用手すり・浴槽用いす・入浴台・浴室内すのこ・浴槽内すのこ
◆ 簡易浴槽: 空気式又は折りたたみ式等で容易に移動できるもので、取水又は排水のための工事を伴わないもの
◆ 移動式リフトのつり具: 移動用リフトに連結して使用する吊り具(体を包んで支える部分)

介護用のスプーンについて理解していただきましたか、利用者にとっては毎日必要な物ですので、利用者にあっ介護用の用具を選んで利用者が快適な毎日を過ごせるようにしていただきたいと思います。

 

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介護スプーンの役割

介護スプーンに限らず介護用品は平成12年に施行された「介護保険法」では、「心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障がある要介護者等の日常生活上の便宜を図るための、

用具及び要介護者等の機能訓練のための用具であって、要介護者等の日常生活の自立を助けるためのものをいう。」としています。例えばその中で今回介護用スプーンで考えてみると、

現在は重度要介護者の(パーキンソン病や脳梗塞)特徴的な症状でもある手の震えをうったえる利用者が増加してきています。そんな中でメーカは需要の調査重ねて開発に踏切「震えがあっても」快適な介護用スプーンの開発に成功しました。
結果全国の障害者も家庭で家族と同じように食事を楽しむことができるようになってきました。又手の震えに悩んでいる方は、国内だけでも数百万人といると言われいて、今後その人達に楽しい食事ができる道具として利用されるでしょう。

[手の震えをサポートするスプーン]
この商品は、グリップ部に内蔵されたセンサーが手のふるえを感知すると、揺れを抑制するスタビライザー機能が働き、手元が安定することで食べ物を落とさずに快適に食事ができる機能性スプーンです。

手の震えを平均70%以上*軽減でき、食べ物を口へと運びやすくできる画期的なスプーンなのです。

介護用スプーンをはじめとして介護福祉用具メーカはこれか益々増加してくると予想されている、要介護者のここの様々な症状に適応できる福祉用具の開発を行うことは官民一体での大きな役目ではないでしょうか。

 

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介護スプーンの選び方

誰でも、自分のペースで自力で食べられないことは精神的な負担が大きく辛いものです。したがって、出来る限り自力で食事をしてもらうことが、

きっと本人にとっても介護者にとってもプラスに働くはずです。しかし、高齢者や脳卒中の後遺症の麻痺で手が不自由な方等は、どのようにしたら自力で食事ができるようになるが問題になります。

それを解決する1つの方法は今まで説明してきました介護用品の使用です。その介護用品の適切な選び方をこれから紹介しますので 参考にして選んでください。

1.食事用介護用品の基準点

食事に利用する介護用品は本人の状態や嚥下能力に合わせたものを適切に選ぶことが大切です。

2.介護用スプーンの選び方

◆介護用スプーンは、手の障害、口の大きさ等、現状の利用者の状態を基準にまず考えて大きさや、使いにづらく誤嚥やむせる原因になって来るような物は避けて、利用者の口の大きさや嚥下能力に合わせて、調整できるものを選んでください。
手に麻痺がある人や高齢者で手の握力が衰えている人は、柄が大きいものや角度のあるものを選びます。

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◆自分に合わせて首の部分を自由に曲げることができます
◆自分に合わせて首の部分を自由に曲げることができます
◆木製丸型ハンドルで、手に優しいスポンジをセットしてあり握力の弱い方に適しています。
◆柄が曲がるので、関節の動きが不自由な方でも、使いやすい角度に調節できます。ネックの角度は自由自在。手でカンタンに曲げられます
◆穴にヒモを通して首からさげられます
◆手に馴染むグリップ裏側のカーブはすべり止めの役目になります

3.選定のポイント

介護用スプーンを選ばれるときにポイントとしていただきたい点としてもつ柄(ホルダー)でここに紹介させていただいた、ようなホルダーの部分がゴムで出来ていると、

利用者の不自由な手でも食事のさいに、落とすことなどを防ぐこともでき、又この商品はホルダーが取り外しができるので、他のフォークや箸、ペン等にも活用出来ます。

ここで紹介させていただいた商品は、筆者が毎日使用しているものでその上での感想として紹介させて頂きました。
しかし、例えいくら良い介護スプーンを利用したとしても、介護者が急かしたり、食べ物をこぼすことを注意したりすると誤嚥してしまう可能性があります。
麻痺で手の不自由な方は同時に嚥下に問題がある方が多いことを忘れずにおおらかに接してあげてください。

介護用スプーンの注意点

1.介護用スプーンの正しい扱い方

下唇にスプーンの背を当てて軽く下方に向かって圧を加えます。相手の上唇が丸まって食べ物をとりこんだらスプーンを水平に引き抜きます。

ところが、現実にはスプーンを口の中に突っ込み過ぎていたり、きちんと下方に向かって押していなかったり、スプーンを引き抜く時に斜め上に向かって引き抜いたりしている場合が非常に多いので、

そんな時に利用者がむせたりすることもありますので気をつかって行ってください。

2.介護用スプーンの扱い方・注意点

◆口の中までスプーンを入れない
スプーンを口の中に突っ込んでしまえば舌が口の中で動ける空間が少なくなってしまいます。「口の中に入れてあげよう」という善意が結果として、
口のはたらきを阻害してしまうことになってしまうのです。スプーンを口の中に入れすぎないようにしてください。
◆スプーンを引き抜く時には斜め上ではなく、水平に引き抜くようにする
◆スプーンに2分の1ほどの量を載せる
◆スプーンをお年寄りの口に、平行もしくはすこし下のほうから入れて、食べ物は舌の中央部分にやさしく置く
◆口を閉じてもらい、その後上唇の中央部分がスプーンのくぼみあたるようにして、上斜めにスプーンをやさしく引き抜く

ポイントは「利用者の歯にスプーンをあてるのではなく、あくまでも上唇にあてるようにする」ということです。スプーンが歯にあたると、利用者は不快に感じます、誤嚥の原因にもなります。
スプーンの大きさにも注意してください。あまり大きいものだと食べにくいです、スプーンと口の隙間から食べ物がはみ出してしまいます。気持ちすこし小さめがいいと思います。

介護用スプーンでもその他のものでも利用者へ食事を提供するときは、今スプーンで運んでいる食べ物が何なのかとかを声がけしてやったり、一品だけを集中して食べている場合には、

他の一品にも目を向けさせてあげたり、それぞれ声がけをしながら、あくまでも利用者が主体的に食事ができるように、やさしく楽しく介助してあげてください。

 

介護用スプーンのフォークも

「握力の低下」「手指がスムーズに動かせない」「手首の動きに制限がある」「片手しか充分に使えない」などの理由で、食事の食べにくさを感じている人向けに、各メーカーが様々な介護食用のフォークを開発しています。

介護用フォークの利点

◆グリップが滑りにくい
◆自由に曲げれて楽に使える
◆指にはめたり、手にひっかけたり固定できる
◆深めの容器からもすくいやすい
◆麺類もとりやすい

このように要介護者用に色々な状態を分析して開発されているために、利用者にとっては日常の食事の時間が今
までのように、苦痛ではなくなってきています

 

 

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まとめ

健常者の方は普段使用している箸、スプーン等に疑問を抱かれた事は殆どないと思いますが、それが要介護者となると違ってきます。

単なるスプーンやフォークでも自分の身体の状態から考えると通常のものが使いたくても、使えない情けなさは当事者しかわかりません.そんな状態を支えてくれているのが介護用のスプーン等です。

毎日の食事を楽しく頂くために無くてはならい用具です。

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