介護での腰痛を撃退!原因、対策を教えて!

f1b1adfemale-lower-back-pain-jpg

介護の業務をするうえで腰痛は誰しもが抱える悩みであると同時に、それが原因で仕事を離職される方がたくさんいらっしゃる現状があり一つの社会問題になっています。自分の体を大切にできるのは自分だけだとは言いつつも無理をしなければならないときがありますよね。

今回は腰痛と上手に付き合うコツをご紹介していこうと思います。

関連記事

介護職は身体が疲れる。。疲れない介護ができる方法を大紹介!!

介護での腰痛とは

介護は間違いなく肉体労働で、もともとから腰が強くない方にとっては悲鳴をあげてしまう職業だと思います。何より【物】でしたら運ぶ際は休みながら作業すればいいですが、人の動きを【サポート】もしくは【介助】をする仕事ですので、抱える状況も普通の仕事より多いわけなので、腰へのダメージも蓄積されるわけです。

また日中は職員も人がいるため助け合いながらできるのですが夜勤だと一人で何とかしなければいけない状況も発生してしまいますので余計に大変です。

そして先ほども上げましたが介護職の退職理由で最も多いのは腰痛です。腰を痛めてしまうということは業務に支障をきたすだけでなくほかの職員に迷惑をかけることにつながってしまいます。また日に日に痛みが増してしまうと、「このまま仕事を続けていけるのだろうか。」と精神的にも追い込まれてしまうことにつながってしまいそこから退職という選択をしてしまいます。このことからも介護の離職率が高いこともうなずけます。

介護技術も進歩していますので、腰を痛めない方法も研修で指導してくれるようになりました。ただスキルが浸透していないというよりも研修として終わってしまっているため、現場で活かしきれていないという問題点も見え隠れしています。

 

 

PIC-20140521063646

 

 

介護の腰痛 原因

腰痛の原因はどこからくるのでしょうか。。ここではいくつか事例をあげながら記載していきます。

①中腰の姿勢が多い

排泄介助で頻繁に行うおむつ交換は、要介護者が寝ている状態で対応するのがほとんどですから、中腰の姿勢でいなくてはいけません。また尿失禁や便失禁など起こると余計に時間がかかり長引けば長引くほど腰にダメージが蓄積されてしまいます。

また身長の高い人にとっては中腰姿勢を長時間続けるのは辛いです。

②要介護者を抱える状況が多い

例えば、自力で体動かすことが出来ない方を介護するとします。すると完全に抱えた姿勢になり、腰に負担を与える結果になり、怪我の原因につながってしまいます。
また支える程度でよかった要介護者が、足に力が入らないので手伝いをして抱えたり、転びそうになる人を助けたり、予想に反するできことが起こって助けようとして腰をやってしまったという話も聞きます。
では実際に訪問をお仕事にされている介護職員と施設で働かれている介護職員ではどちらが腰痛で苦しんでおられる方が多いのでしょうか。

それは施設で働かれている介護職員が圧倒的に多いです。訪問介護の職員は、そこまでおむつ交換や、抱えたりすることが継続的にありませんので、慢性的に腰に負担を与えることがないのです。

慢性的に腰にダメージを与えてしまうとヘルニアなどの怪我につながってしまうので注意が必要です。

 

 

youtsu_man

 

介護の腰痛 対処

では、腰痛の対処法はないのでしょうか。こちらもいくつかの対処法を記載したいと思います。

①要介護者の方を運ぶような介助が必要な場合は2人で行う

状況によっては自分より大きい方を介助しなければならないときがありますが、無茶をして怪我をしたら要介護者も怪我をすることにつながりかねません。無理をせず誰かに助けを借りることも大切です。もし一人でするときは、腰を痛めないように、コルセットを巻くなどして予防に努めましょう。

②前屈姿勢をなるべく避ける

これが1番大切だと思います。どうすればその姿勢を避けることが出来るのでしょうか。
例としてあげるなら、おむつ介助をする際にはベッドの高さを上げて腰を曲げないようにする。ベッドから車いす、車いすからベッドに移乗する際にはベッドの高さを車いすの高さより低くします。

またベッドから車いすに移乗する際にはベッドの高さを車いす以上の高さに設定することで、持ち上げる必要性がなくなり負担を減らすことができます。

③万が一腰痛になったら病院に行く

たとえ、小さい痛みだろうがすぐに受診した方がいいと思います。なぜなら腰痛は早めの対処が肝心なのです。ある程度痛みが慢性化すると治りにくくなってしまいますし、悪化したらぎっくり腰になる可能性も高くなります。

休みの日はのんびりしたいかもしれませんが、そういう時にこそ受診をオススメします。

 

thumb____RRR

 

介護の腰痛 予防

ここまで腰痛になった場合の対処法を示してきましたが、腰痛にはなりたくないと思っている人はたくさんいると思います。しっかり予防することも、介護においては重要なことだと思います。

予防方法

1つ目は先ほども上げましたが、コルセットを巻くことです。

コルセットとは、【腰部固定帯】と呼ばれており、身体を支える筋肉や腹筋の働きを助けることで前傾姿勢など痛みが出やすい姿勢をとらないようにカバーをしてくれるものです。腰痛は治せるわけではありませんが、予防においては重要な役割をしてくれます。
2つ目はしっかり準備体操をすることです。

ストレッチをせずに急に激しい運動をすることで大けがをしてしまったという方がもしかしたらいるかもしれません。ストレッチをすることで怪我をしづらくなりますので、体操は取り入れてみる価値はあります。
3つ目はボディメカニクスです。

ボディメカニクスとは、人間の運動機能である骨、関節、筋肉などの相互関係の総称で、力学的相互関係を活用した技です。簡単な説明しなおすと、人間の体のメカニズムを効率的に使うことで介護職員にとっても要介護者にとっても安全かつ安楽な介助をするための技法と言われています。もっとわかりやすいれいをあげるならテコの原理を勉強されたことがあると思いますが、あの力を介護でしましょうという話です。ボディメカニクスを活用できれば、介護負担もかなり減ります。

 

介護の腰痛 労災

業務上で怪我をした際に、労災を受けられるという話がよく聞かれますが、介護でも腰痛になってしまった場合労災が受けられるのでしょうか。
まず一般的に、腰痛が労災として認められるには、災害性の要因、もしくは非災害性の要因のいずれが必要です。

労災のポイント

災害性の要因

無理な体勢で物を持ち上げようとしたら腰を痛めてしまった。持ち上げたものが予想より重くて腰が砕けてしまった、などの場合に該当します。つまり、普通の荷物や人を持ち上げようとして起きた怪我なら認定基準にはならないということです。

非災害性の要因

常に重量物を中腰姿勢で扱うような仕事を何年も続けている港湾労働者などが当たりますが、実際労災が下りる事例は少ないとのことです。
このことからも、介護現場で特に腰痛に関しての労災はなかなかおりにくいという現状があります。
ではなぜ難しいのでしょうか。腰は人間の最大の弱点であり、ヘルニアなど潜在的に存在するもの、もしくは持病として腰に爆弾を抱えている方などは、特にささいなことで腰痛を悪化しやすい状況なのでそのすべてを事業主に補償責任を負ってもらうということはかなり大変なのです。

また、外傷と違って、いつ怪我をしたか分かりにくいので施設も判断するのが難しいという現状があります。

 

youtsu_nouka

 

まとめ

腰は体【にくづき、月】の要と書いて腰と書くのですが、体を支えるのに重要な箇所です。しっかり準備運動をして、業務中もできる限り2人対応をするなり、負担を減らすことに努めましょう。

また、職場の人と話し合いながらどのようにしたら負担を減らして業務を行えるか話し合うことも重要だと思います。

今後も腰のけがは課題となりますのでしっかり休みを取りながら業務をこなしてほしいです。

qna