「介護の人間関係」が職場や介護現場で重要になっている!?

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介護職は仕事がきつく、人材が足りないため心に余裕がなくなることがあります。皆がその状態で働いているので人間関係があるくなることがあります。特に、施設内の閉鎖された空間でパワハラ、いじめなどがあると耐えられなくなります。その結果、利用者様に影響を与え、満足な介護ができなくなる可能性があります。介護現場では人間関係で悩んでいる人が意外と多いのです。

今回は「介護の人間関係」についてご紹介したいと思います。

 

介護での人間関係は

どの職業でも人間関係は仕事を続けていく上で大きな要素となっています。介護現場では皆が仲良く和気あいあいとしているところもあるのですが、そうでないところもあるようです。

介護施設での人間関係の問題

介護施設現場では様々な職種の人が働いています。ですから、人間関係は大きな課題となっています。

・古い施設になってくると、古くから働いているお局がいて気に入らないとやめさせようとする
・次々と入れ替わる新人を受け入れて教育するため、新人を受け入れることに疲れてしまう
・女性が多い職場なので抜きんでたことができないし、相手の顔色をいつも伺っていなくてはならない
・利用者の要望が多くて、対処しきれない
・忙しすぎて、わからないことを訪ねても教えてくれない
・また、他職種の人とコミュニケーションをとらなくてはいけないため、それがうまくいかないと他職種の人との人間関係が悪くなる

在宅での人間関係の問題

在宅介護現場では、主にかかわることが多いのは利用者や家族です。利用者や家族とうまく人間関係を取れているかどうかは職場を続けていけるかどうかの大きな問題になってきます。

・1対1で利用者と向き合うため、そこの家に一人しか入っていない場合、すべてを自分で抱えてしまい、うつ状態に陥ってしまう
・利用者からの要望が多くて、介護保険外のことまで強く要望されて断ることができない
・取られ妄想の利用者の場合、ヘルパーが盗ったと言われる場合が多く、介護に入っていても交代になることがある
・登録ヘルパーの場合、直行直帰なので、同じ職場で働く介護士同士連絡を取る機会が少なく悩みをあまり話すことが出来ない
・サービス提供責任者との報連相を密にしても、責任者が忙しすぎて、話に耳を傾けてくれないし、コミュニケーションがうまくいかない
・サービス提供責任者はケアマネージャーや登録ヘルパーの間に入り、非常にストレスを抱え体調を崩すことがある
・利用者からの様々な苦情をサービス提供責任者が受けるため、ヘルパーの調整を図り、ケアマネに相談したりして調整しなくてはいけない
・家族が同居している場合、家族ともコミュニケーションを図らなければならず、家族が協力的な家はいいのですが、苦情が多い家だとヘルパーとしてはいることが苦痛になりストレスを抱えます。

 

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介護職の退職理由1位は「人間関係」

介護職はきついとか汚いとか言われ、それが嫌でやめる人もいるのですが、人間関係が嫌でやめる人が一番多いのです。

介護現場の実情

介護の仕事は人材不足で非常にきつい労働環境に置かれています。給与面でも以前に比べてよくなってきましたが、まだほかの業種に比べると低いです。ですから、離離職率が高く、無資格の人材も受けざるをえません。人材不足で働く環境がきついとほかの人に当たってしまい、パワハラやいじめに至ることがあり、離職という結果になることがあります。

介護現場での意識の違い

嫌々仕方なく介護の仕事をしている人にとって、介護の仕事はストレスになります。喜んで仕事をする場合と嫌々している場合とではストレスのかかり具合が違います。

他職種とのコミュニニケーション不足

介護現場では他職種の人が関わってきます。介護士、ケアマネージャー、ソーシャルワーカー、看護師、医師、栄養士、事務員、管理者など様々な職種の人が一緒になって働いています。コミュニケーションがうまく取れなければ、うまく伝わらずに聞いていないということになりかねません。皆が忙しく仕事をしていて、自分の受け持ちの仕事だけで誠一杯です。すると、お互いに和やかな雰囲気を作ることが出来なくなりギスギスした関係になりがちです。その結果、働きづらくなり離職するということになります。

利用者や家族との兼ね合いがうまくいかない

利用者が気にいったヘルパーにはいいが、気に入らないヘルパーにはきつく当たったり、暴言を吐いたりすることがあります。また、物を盗られたと疑われて、家族までも利用者のいうことを信じてしまいます。特に、在宅では利用者とヘルパーが1対1かもしくは利用者と家族とヘルパーが上手にコミュニケーションをとらなくてはいけません。兼ね合いがうまくいかない場合、離職するという結果になりかねません。悩みをうまく人と共有できないとますます深みにはまって在宅の仕事はしたくないと介護職すらもやめてしまうこともあります。

 

介護での人間関係のポイントは

介護現場で働くなら人と仲良くしたいですね。人間関係を円滑にするいくつかのポイントを紹介します。

プロ意識をもつ

たとえ、在宅介護は資格を持っていないといけませんが、無資格で施設に入ったとしても、施設は資格を取ることをよしとしています。ですから、忙しくても資格を取りに行くことを考慮してもらえる所が多いです。プロの介護士として堂々と自分の意見を発言すると、介護の仕事に誇りをもって行うことが出来ます。

コミュニケーション技術を身に着ける

介護現場ではコミュニケーション技術を身に着けることが大事です。利用者や家族、他職種の人とのかかわりや上司、同僚とのコミュニケーションが円滑にできるかどうかが人間関係の良しあしを決めます。
良好なコミュニケーションをとるためには、次の点がポイントです。

1、相手の存在や相手の意思、相手の話すことを認めるということです。つまり、相手の話に耳を傾けてあなたの言うことをきちんと聞いていますよということを態度や言葉で示すことです。表情や声で相槌を打ちそれを伝えることができます。

2、相手を認めてほめることが人間関係を円滑にすることです。例えば、相手の頑張っている点や笑顔など何でも相手を認めることです。適切な言語的コミュニケーションや非言語的コミュニケーションをとることによって、相手は自分を認めてくれる人を受け入れるでしょう。

3、相手の話に関連づけて話をします。相手の話に関連づけて話を進めると話が発展していきます。他職種との連携をとるような連絡を受けた場合は、メモを取り、きちんとほかの人に伝えることが大事です。

 

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介護での人間関係 年齢

一般企業の平均年齢は40,2歳となり、以前に比べて上がっています。介護業界は一般企業より年齢層が高いです。
訪問介護員の場合、平均年齢は53,0歳で90%が女性です。
サービス提供責任者は、平均年齢が47,2歳で女性が82%で男性が15%(無回答3%)です。
介護施設職員の場合、平均年齢は43,2歳で女性74%、男性23%(無回答3%)です。
ケアマネージャーは平均年齢が48,9%で女性74%、男性24%(無回答2%)です。
生活相談員や支援相談員は平均年齢43,2歳です。女性63%、男性35%(無回答2%)です。

訪問介護員の平均年齢が50代で、他は40代です。介護業界では50代、60代でもバリバリと働いている人がたくさんいる現場です。超高齢化社会になるにしたがって、年齢が高い人でも働ける介護業界は将来的に安定した仕事です。介護業界はハードで人間関係が難しいと言われていますが、見方を変えれば人を支えることによって、自分自身も人間として成長できる非常にやりがいのある仕事です。福祉関係の大学を出て介護の仕事に就く人も多いですが、なかなか続かず離職率が高いです。40代以上の場合、親と同じぐらいの年齢の利用者で気持ちがわかり、実際に介護経験をしている人もいます。これからの高齢者を支える年齢は40代~60代でしょう。

 

介護での人間関係 対策のポイント

チームワークとして共感する

介護現場ではチームワークが大事です。介護の仕事をするときに仕事仲間に共感することによってチームワークを気付くことが大事です。介護職員はチームとして働いています。お互いが信頼しあえて共感できることがとても幸せなことなのです。毎日の仕事が忙しくて共感できないかもしれませんが、一緒に何かの目標に向かって頑張り共感することによって仕事が楽しくなり、一緒に働いているという実感がわくのです。無理にでも共感する癖をつけていたら、利用者への声掛けの仕方が上手になります。

仕事以外でストレスを発散する場を設ける

仕事以外でストレスを発散する場を設けてリフレッシュすることによって、新たな気持ちで仕事に取り組むことが出来ます。

悩み相談窓口を利用する?

解決できない悩みを相談できる窓口があります。
・福祉の仕事・なんでも相談(03-5212-5513)
平日10:00~17:00
福祉職に詳しい専門員が福祉や介護の仕事の悩みを相談に乗ります。
・こころスッキリ相談(0120-981-134)
毎日9:00~22:00
臨床心理士・産業カウンセラーなどの専門のスタッフが職場の悩みを聞きます。

メンタルがやられる前に悩みを打ち明けて相談すると、思わぬ解決の糸口が出ることや、聞いてもらえるだけで心が軽くなることがあります。

 

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まとめ

介護現場での人間関係は介護離職の大きな問題です。介護職のプロとして、積極的に利用者にかかわり誇りをもって仕事をすることによって、介護の仕事を前向きにとらえることが出来ます。

介護施設のチームワークの一員として相手の話をよく聞き、共感することによって良い人間関係を築くことができます。介護職の悩みを聞く電話相談があるので活用することも一つの手です。

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