老人ホームでカップル誕生!?老人ホームでの恋愛事情を大紹介

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老人ホーム内の利用者が相手を好きになってしまった。とくに珍しいことではありませんよね。一昔前までは話題にも上らなかったことですが、世間の話題として認知されるようになってきたのは超高齢社会の反映だと言えます。もはや日本ではやさけて通れない問題と言えるでしょう。高齢期が長くなった現代において、高齢者の恋愛事情も複雑になっています。老人ホームもまたその渦中にあります。

今回はそんな老人ホームのカップルについてご紹介したいと思います。

 

 

老人ホームでのカップルって

老人ホーム内でのカップルの取り合わせはいろいろです。ここではカップルについて、「配偶者を亡くした独身の異性同士がお互いに恋愛感情をもった2人」と定義します。しかし、定義にあてはまらない2人組、カップルも老人ームではたくさんみかけられます。いわゆるなぜか気が合う仲のよい2人です。これは女性同士はもとより男性同士もあります。心を許し合える仲間を持っていると、老人ホームの中でのくらしでも楽しく過ごせるものです。
また、認知症の人にもこうしたカップル状態にあるひとをみることがあります。中度以上認知症になると話に一貫性がなく、話題があちこちにとび、いままで話のなかにでてこなかった登場人物がいきなりでてきて、しかも時制がメチャクチャなものです。論理的に理解しようとすると頭から機関車3台分の蒸気がのぼることになります。しかし、同じ程度の認知症をもった人を話し相手にすると、まったく穏やかに2人で会話することができるのです。2人の会話はロジックは崩壊していますが、相手の雰囲気を感じ取って、会話(みたいなもの)を楽しむ、という認知症カップルもいます。これはこれで楽しそうに過ごされています。
さて、このようなカップルはどこの施設でも普通におられますが、最近問題になってきているのが「配偶者を亡くした独身の異性同士がお互いに恋愛感情をもった2人」、つまりホームの入居者同士のカップルと言えるでしょう。

 

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老人ホームのカップルは施設としては

老人ホームによってカップルについをどう考え、対応するかはそれぞれの老人ホーム次第となっています。もちろん特別な法的規制などは存在しません。介護を受けているとはいえ、高齢期とはいえ、男女が狭い空間で24時間ほとんど毎日顔を合わせて共同生活しているわけです。

施設側もあの人とあの人がなんだか良い関係になっているな、ということにはすぐ気が付きます。よくいっしょにフロアの席に隣同士で座っているなとか、どちらかの個室に一緒にいるところをみかけたとか。

老人ホームの職員としてはその程度なら微笑まく思う程度で逆に応援したくなるものです。この年で仲のよい異性を見つけられてよかったですね、お互い幸せそうで長く続いて欲しい、くらいの感覚です。相手同士が了解のうえ行っていることに問題はなにもありません。しかし、中には老人ホーム内で性交渉をする入居者もいると聞きます。要介護高齢者同士が性交渉と聞くと何か間違ったものを食べたときのように違和感を持ってしまいがちです。高齢になっても了解をえた者同士の性交渉は認められるべきだと思います。しかし、問題は老人ホーム施設内というのはどこでも人の目につきやすい公共場所のようなもの。そこでことを行うのは慎むべきことでしょう。

施設側も他の入居者や職員自身のこともあり、性交渉の場をみつけると注意します。しかし他の人の迷惑にならないような状況(夜勤帯で個室で行われている)などでは黙認することもあると聞きました。
高齢者とセックス、しかも介護が必要な人同士、さらには老人ホーム内でのできごと。施設によっては利用者をモーテルに送り、帰りの送迎も行う場合もあります。逆にここまで理解のあるホームばかりではありません。

カップルになった利用者同士を別の階数の違うべつのフロアに変えてしまうホームもあるのです。とくに実害が出ればべつですが、そのために高齢者同士の恋愛はご法度という、施設の勝手な価値観が優先されることもあります。

 

 

 

老人ホームのカップルは家族しては

家族の反応はさまざまです。そんなたいそうな歳になってまで人を好きになったなんて恥ずかしいからやめてほしいと思う家族もいます。逆に年をとっても恋愛感情を持つことができて、さらに相手まで作るなんて立派だと積極的に認め、応援する家族もいます。

もちろんカップルになったもう一方の家族も同じような考えの持ち主で、お互いが良い関係を築く必要があるのはいうまでもありません。自立度が高いカップル同士ならホームをでてデートに出かけたり、旅行にいくこともあるかもしれません。それは生活が自立するために必要なレクリエーションなので男女のパートナーを得た最大の効用といってもいいでしょう。

その程度の付き合いなら誰も何もいわないと思いますが、相手と結婚したいなどといい出し始めたらちょっと待ったをかけるのが家族ではないでしょうか。元気で判断力が保たれているうちはもう一度この人と結婚を、と本人同士は思われるのでしょう。財産管理上とくに問題がなければよいと思います。結婚すれば遺産配分が大きく変わります。

配偶者に半分、残り半分が子どもたちということになります。子どもたちは晩年に新しく登場したお義母・お義父さんさんの影響を強く受けます。また、財産というのはプラスのものだけではなく、負債もあります。

もし相手方が負債をかかえていて、親が亡くなった後の相続で負債を背負わせる可能性もあるのです。

 

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老人ホームのカップルの行く末は

要介護者が好きな異性を見つけることによって、生きがいになり身体機能があがり、病気がなおり、意識が清明になり、認知症が改善するという話を聞いたことがあります。日本の人口はすでに4人に1人が65歳以上の高齢者です。これは減少することなく、ゆくゆくは3人に1人が高齢者という超高齢社会になると予想されています。人口のほとんどが65歳以上がしめる高齢者マジョリティー社会です。

元気な高齢者も恋をすると思いますが、要介護高齢者もまた老人ホーム内で恋をするでしょう。婚姻関係を結びたいと思う人もいれば、事実婚状態で穏やかに晩年を一緒に生きたいと思う人もいると思います。
老人ホームは従来のADLの介護の仕事以外に、老人のカップル問題にもかかわらなくてはいけなくなりそうです。そこで問題は入所者間の恋愛を認めるか、認めたとしてもどのように対応していくかでしょう。カップルになったことで別々のフロアに離れ離れにさせる。これは人権侵害ではないでしょうか?特別な理由がない限りこのようなことはするべきではありません。

要介護だから、認知症だから、といったラベリングが自らの中にないかをもう一度確認してほしいと思います。その上で、共同生活の場で行うべきこと、行ってはいけないことを示していくしかないと思われます。

 

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まとめ

いずれにしろ、高齢期に入ってからまた異性が気になり、男女のつきあいができるのは素敵なことだと思います。男性も女性も死ぬまで男磨き、女磨きを続けられる動機がちゃなんとあるのです。老人ホームでの恋愛は一般常識としてかくすところはかくす。

そうでない部分は積極的に世間知ってもらう。そのようにしていくと、自分自身の高齢期にも少し希望がもてる気がしますね。

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