介護の椅子ってどんなの使うの!?介護の椅子を大解剖!

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皆様は、介護に利用する椅子の事をご存知でしょうか?
高齢者の方にとって、自分の体の状態に見合った椅子を利用することは、日常生活を送る上でとても大切になります。今回は、どのような種類、用途があるのかをご紹介したいと思います。

 

介護の椅子の役割

高齢者の方にとって、座るという行為は年を重ねるにつれ大変なものになってきます。背中が曲がり、真っ直ぐ座るということが困難になるため、前方に倒れてしまったり、体を支える力が弱くなるため、つかまるものがないと椅子に座ることさえ出来ないこともあります。また、悪い姿勢で座り続けると体に悪影響を及ぼすこともあります。
それらを補ってくれるものが、「介護用の椅子」です。
代表的なものとしては、皆様ご存知の車椅子だと思いますが、車椅子は移動時は大変便利なものですが、日常生活の中で座り続けるのは大変困難なものになります。そこで、現在はそれらを援助してくれる椅子がたくさん作られています。
つかまりやすい位置に手すりがつけられ、座りやすい位置まで高さが調節できるものでしたり、長時間座っても疲れないよう、背もたれが調節できるものでしたり、たくさんのニーズに合わせたものがあります。
自分の体の状態に合わせたものを選ぶことによって、快適にテレビが見られるようになったり、ちょうど良い位置で食事が出来るようになったり、長い間座っていても体が疲れなかったり、寝たきりになりがちな高齢者の方の日常生活を手助けしてくれる、とても大切なものになります。

 

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介護の椅子は高さが大事

高齢者の方にとって、座位を維持することはとても大変なことです。
座る時間が長ければ長いほど、体に負担がかかってしまいます。
その為、座るのが億劫になってしまい寝たきりになる方も少なくありません。
そこで、なるべく負担のかからないような高さの椅子を選ぶかことが必要になってきます。
確認していただきたいポイントとして、高齢者の方の足底がきちんと床に付いているかどうか。また、肩や骨盤は水平かどうかです。
これらが維持できていなければ、一人で立ち上がることも困難になってきます。また、介助をする方にとっても体に負担がかかります。
高さが適切でない為に姿勢が維持できず、転倒してしまった事例もあります。高齢者の高齢者の方にとって、転倒は命の危険もある避けなければならない事故です。
今の介護の用の椅子は、高さが調節できるものも用意されています。
購入を決める際には、その高さで介護者と利用者が共に快適な状態であるかを必ず確認するようにする事が大切です。
人それぞれ、安楽な高さは異なると考えられますので、高齢者の方とコミュニケーションを取りながら一番最適な高さを調節できるようにすると良いと思います。

 

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介護の椅子 お風呂

介護の椅子は、入浴用のものも作られています。
高さ調節ができるのはもちろんのこと、滑らないように滑り止めがついていたり、手すりがつけられているものもあります。
また、立位を保つのが困難な高齢者のため、座ったままシャワーが浴びられるように、臀部の位置に穴が開けられそのままお湯が流れる仕組みになっています。また、浴槽までの移動がスムーズに出来るように、手すりが取り外し可能なものもあります。これらは、シャワーを浴びたり体を洗うときに便利なものですが、浴槽に入る時に利用できるものもあります。
高齢者の方にとって、浴槽に足を入れる事が難しい場合もあります。
浴槽用の椅子は、お湯に沈むめる事ができるので、そのまま浴槽の中に設置が可能です。その為、足があまり曲がらない高齢者の方でもゆっくりと湯船に浸かっていただく事ができるのです。

また、介護度が高くこれらを使用する事が難しい方の為に、座ったまま
衣服を着脱、お風呂場までの移動、入浴が全て可能なタイプのものもありますので、その時の介護度に合わせたものを選ぶと良いと思います。
入浴中は床が滑りやすく大変危険です。くれぐれも高さ調節や滑り止めチェックは必ず行ってください。

 

介護の椅子 施設によって色々

自宅介護の場合は、自分で高齢者の方の状態を把握しどのような椅子が最適かを選ぶ事が出来ますが、施設に入所となると状況は変わってきます。まず、施設で利用されている椅子は、施設によって異なるからです。スタンダードなタイプの車椅子でしたら、どこの施設も必ず利用されていますが、同じ車椅子でもリクライニングが可能のもの、手すりや足置きが取り外し可能なもの、様々なタイプがあるからです。入浴用の椅子も同様です。また、食事用の椅子、団欒用の椅子もそれぞれの施設によって異なります。

特に施設に設置されているこれらの椅子は、手すりや滑り止めは付いてあるものが多いですが、高さ調節は出来ないタイプがほとんどです。

しかし、施設には介護職員の方がたくさんいらっしゃるので、その事で不便さを感じることは少ないと思います。職員の方が、利用者の方一人一人に合った椅子が提供出来るよう動いてくれるからです。
もし施設入居を考えるのであれば、事前に見学に行かれる事がほとんどなので、利用者の方がどのようなタイプの椅子を利用しているかをしっかり確認したり、施設のスタッフの方に質問されると良いと思います。

 

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介護の椅子 選び方

では、高齢者の方に合わせた椅子を選ぶには、どうしたら良いのでしょうか?それはまず、その方がどれほどの介助が必要かによって大きく変わってきます。

1,ほとんど介助のいらない場合

この場合は、日常生活に不便さはほとんどないと考えられます。
しかし、より快適に生活が送れるように、手すりや高さが調度良いものを
選ぶと良いと思います。

2,部分介助が必要な場合

必要な介護に合わせて選びます。
例えば、移動が不便なら車椅子を。
自身で操作出来るものや、乗り降りのしやすいものもあります。
食事用の椅子でしたら、リクライニング式のもの、回転式のもの様々で
す。個々に合わせて、必要なものを選ぶと良いと思います。

3,全介助が必要な場合

この場合は、まず第一に寝たきりを防がなければなりません。
その為、なるべくベットから離れることが必要になりますが、その分介護
者の負担も大きくなります。介護者が体を壊しては本末転倒なので、負
担の少なくて済む椅子を選択してください。
利用次第で、寝たまま移動が可能な椅子などもあります。
また、高齢者の方も過ごしやすいよう、長時間座っていても体が痛くなら
ない、クッション性の高いものもあります。
介護が大変になる為、ベッドでの生活が多くなりがちですが、そんな時こ
そ介護用の椅子を利用し、離床を促してください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ひとえに介護の椅子といっても、様々な用途のものがあったかと思います。座るという行為は、私たちにとってはごく普通のことですが、高齢者の方にとっては、QOL(生活の質)を上げるのに必要な行為です。また、筋力低下を防止してくれたり、褥瘡予防になったりと。いいことずくめです。
本やネットを見ると、様々な情報が手には入りますが、一番大切なのはその方に合った椅子を選ぶということです。

その為には、日頃の体調の把握や、毎日のコミュニケーションが必要になってきます。
お互いにより良い生活ができるように、意思の疎通が図れる環境を作れるといいと思います。

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