認知症予防ってどうやるの?テストや対策を大紹介!?

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「認知症」この病名を知らない人はいないと思います。誰でも等しく年を取り、認知症になる可能性はあります。皆さんの両親、そして皆さん自身も・・認知症に対して言い知れぬ不安は常につきまとっています。
でも、認知症が予防する方法があるとしたら、皆さんならどうされますか。
今回は、認知症予防についてご紹介したいと思います。

 

認知症予防は

認知症患者の大部分を占めているのはアルツハイマー型認知症という脳の神経細胞が次第に脱落し、脳が委縮していく病気です。脳が委縮する原因はまだはっきりとせず、完全に治療する方法も見つかっていません。

しかし、研究が進む中で、認知症の発症には生活環境が大きく関係していることがわかり、認知症になりにくい生活環境を取り入れることで発症リスクを減らすことができることがわかってきました。

認知症になりにくい生活習慣としては、食習慣、運動習慣、人との関わりをもつという対人接触、知的行動習慣、睡眠習慣があります。生活習慣の見なおしと並んで脳機能を鍛えることも認知症予防には有効です。
アルツハイマー型認知症は長い時間をかけて症状が進行していく病気で症状が出る時は最終状態とも言われています。認知症予防は早ければ早いほど良いと言えます。

またアルツハイマー型認知症に次いで患者数の多い脳閉塞や脳出血といった脳血管疾患を原因とする脳血管性認知症は、高血圧症やコレステロール、中性脂肪といった血管の老化を防ぐことでその発生リスクを減らすことができます。ここでは認知症予防の中でもすぐにでも取り組める、食習慣と運動習慣について説明します。

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認知予防を運動で

持続的に脳に新鮮な酸素を送り込み、脳の血流量を増やす有酸素運動は脳血管を再生することになり、認知症予防に非常に有効です。有酸素運動の代表格はウォーキングでしょう。ゆっくりとした速度でのウォーキングは膝や足首への負担も少なく、運動習慣のなかった人が始めるに適した運動といえます。
ウォーキングをするなら一人ではなく家族や友達と一緒にすることをお勧めします。会話をしながら歩くことで、取り入れる酸素量が増えることに加え、歩く速度が速くなりすぎるのを防ぐことができますし、会話そのものが脳への良い刺激となるからです。また周りの風景の変化も脳の活性化の効果が期待できます。
ウォーキングは足の筋肉の強化にもなります。足は第2の心臓とも言われ血流に大きく関わっています。また日頃から足の筋肉を強くしておくことは、将来寝たきりになるリスクを軽減することにもなります。
最初は10分程度でも良いですが、できれば週に2~3回30分程度有酸素運動を取り入れてください。30分が無理なら10分×3でも良いでしょう。
室内でできる認知症予防に有効な運動として「デュアルタスク」「ながら体操」といわれるものがあります。これは複数の動作を同時にすることで脳を活性化させるものです。歌を歌いながら運動したり、左右の手でことなるじゃんけんの型を作ったり、手と足を違うルールで動かす等といったものがあります。
「認知症予防運動プログラム」として様々ものが考案されています。ネットでも見ることができますので参考にしてください。
また、認知症だけではなく、体の筋力やバランス感覚を鍛える「介護予防体操」も無理なく行える運動して取り入れるもの一つの方法です。
なお、現在病院にかかっている方は必ず医師に確認ください。

 

認知予防を食事、食材で

長年の研究で認知症予防に有効な食事、食材もだんだんと判明してきました。
食事携帯は和食の方が良いとされています。それは洋食に比べて不飽和脂肪酸を多く含む魚や野菜を摂取しやすいからです。脳を若く保つための食事として心がけることは「減塩」「抗酸化」「コレステロール」です。塩分やコレステロールの撮りすぎは血管を老化させ脳にダメージを与える動脈硬化や脳梗塞の原因となります。活性酸素は新陳代謝を妨げます。
体に良いバランスのとれた食事は、認知症予防に効果的なのです。
次に食材について説明しましょう。日々の研究で介護予防に効果がある食材はいろいろと発見されていますが、ここでは比較的摂取しやすいものについて説明します。
〇 魚~青魚、ブリ、ウナギなどには脳に良いとされるDHAや血液をサラサラにするEPAが多く含まれています
〇 大豆製品~中性脂肪や血中コレステロールを低下させるレシチンが多く含まれています。特に納豆には含まれるナットウキナーゼは血栓の主成分であるフィブリンを溶かす働きがあります。
〇 きのこ類~きのこ類には食物繊維が多く含まれています。なかでもしいたけは悪玉コレステロールを低下させるエリタデニン、コレステロール値や血圧を下げるフィトステリが含まれ、グルタミン酸には脳の老化を妨げる効果があります。
〇 ブドウ~抗酸化作用のあるポリフェノールが多き含まれています。
最近の研究ではコーヒーにも多くのポリフェノールが含まれていることがわかりまし
た。
〇 ゴマ~ビタミンEや脳を活性化するトリプトファンさらに黒ゴマにはセサミンも含まれています。
ここで説明した食材は一部で他にも認知症予防に効果のある食材は多くあります。メニューに上手に取り入れてください。現在病院にかかっている方は必ず医師に確認してください。

 

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認知症予防をテスト判断する

認知症は、早期に発見し適切に対処すればその後の進行を遅らせることが可能です。
最近物忘れがひどいとか、人の名前が覚えられないといった認知症かなと思ったら、認知症テストで判断をすることは認知症を予防する上で非常に重症なことです
認知症テストは日本の医療機関で最も多く使われている長谷川式認知症スケールと国際基準であるMMSE(ミニメンタルステート検査)の二つが代表的なものですが、そのほかにも様々な種類があり、ネット上にも無料でできるものも公開されています。
無料で手軽に利用できるものとしては認知症予防財団がホームページで公開していますのでそれを利用すればいいと思います。
認知症予防財団 認知症自己診断テスト

認知症予防財団 認知症自己診断テストプリントアウト用
認知症自己診断テストを利用して診断する時に注意しなければならないのは、あくまでも簡易の判断であり、対象者の体調や、性格によって診断結果が左右されることがあるということです。テストをするときは本人任せにするのではなく、家族が協力して客観的に実施することが大切です。
テストの結果認知症の可能性があるときは速やかに病院で検査を受けてください。認知症かどうかの診断は医師にしかできません。
またこれらのテストはアルツハイマー型認知症の診断用であることが多く、レビー小体病による認知症等、種類の異なる認知症の診断として必ずしも十分でないこともありので注意してください。

 

認知症予防財団って?

1990年3月に毎日新聞社が「毎日新聞創刊120周年記念事業」として提唱し設立された公益社団法人で “認知症の予防・治療に関する調査研究および社会的な介護体制づくり、介護家族への支援活動などを行い、豊かで明るい希望に満ちた長寿社会の実現”を目的にしています。
認知症予防財団ホームページから抜粋
主な事業としては、シンポジウム事業、調査・研究事業、電話相談事業、介護家族支援事業、財団報の発行事業を行っています。
事業のうちいくつかを紹介します。
電話相談事業
無料の電話相談窓口として「認知症110番」を月曜、木曜(祝日を除く)の10時から15時まで認知症にまつわる相談を受けています。1992年から行われており、これまでの相談件数は10000件を優に超えています。
これまでの認知症相談は財団のホームページから見ることができます。
専門家による相談員が非常に丁寧に回答していますので、認知症でお悩みの時は閲覧されると良い回答が見つかるかもしれません。
10か条の制定
調査研究事業の成果として「介護予防の10か条」「認知症介護の10か条」「認知症家族の接し方10か条」が作られました。10か条はホームページにも掲載されいます。
この10か条はNHKでも取り上げられ話題になりました。
また10か条を解説した書籍「認知症30か条」の出版も行っています。ポイントがわかりやすく書かれていますので、介護に携わる人は、一度は目を通しておきたいものです。
広報媒体等
財団報「新時代 New Way of Life」を隔月に発行してします。
また「認知症110番の相談員が相談者目線でまとめた「認知症ハンドブック」も好評です・
他にもホームページで介護家族の役に立つ情報を発信しています。

 

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まとめ

認知症の介護はその家にとって大きな負担となります。認知症予防の正しい知識を持ち、実践することで、認知症にならない、または症状の進行を遅らせることは十分に可能です。
認知症は恥ずかしいことではありません。もし疑いがあれば少しでも早く病院で診断を受け、必要があれば公的な支援をためらわずに受けてください。本文で説明した「認知症予防財団」はじめ相談できる窓口もあります。
決して家族だけで抱え込んで悩まないでください。

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