介護支援専門員(ケアマネージャー)協会って?介護支援専門員協会を大紹介!

Is-your-carer-doing-a-good-job-Woman-in-Wheelchair-1080x675

 

介護保険制度の中で働く職種の中に介護支援専門員(ケアマネージャー)がありその職種の協会として「介護支援専門員協会」があります。

介護支援専門員(ケアマネージャー)の役割としては、直接食事のお手伝いをしたりするのではなく「どこで」「誰によって」「どれくらい」利用者がサービスを受けるのかを利用者本人や家族と相談してプランを組む、という事があります。他にも利用者が受けたいサービスの申し込みや日程の調整を行ったり、利用者とサービス担当者を集めて月に一回担当者会議を開いたりと、連絡調整も大きな役割になります。

このように役割も大きい介護支援専門員(ケアマネージャー)と介護支援専門員協会は、一体どのような関係なのか見ていこうと思います。

 

介護支援専門員(ケアマネージャー)協会とは

~介護支援専門員の状況~

専門職として活動する中で必要なのは、自己研鑽と情報収集です。それらを行いながら刻々と変化する本人や家族の状況に合わせて対応を行っていく仕事です。また介護保険制度はよくマイナーチェンジをする事と、今後の改定にむけた動きをチェックして自分の今後の動きにつなげる必要がありますので、個人で働いている介護支援専門員にとっては特に、情報収集のしやすい場所がほしいと思う実情があります。

~介護支援専門員協会とは~

介護支援専門員協会とは、東京に本部を置いて各都道府県に支部を置く介護支援専門員の職能団体です。介護支援専門員は協会に会費を払う事で会員となります。
本部・支部ともに共通している役割としては、適切な情報周知や研修を行うなどして、介護支援専門員にとって必要な情報の提供、研修の開催とお知らせ、介護保険についての情報や報告会の内容についてお知らせ、などを行っています。
また会員である介護支援専門員にアンケートをとったり、現場の生の声を聞いて、それらが次の提言につながるような話し合いもしています。
もうひとつは、過去に看護協会が奮闘したような「社会的地位の確立」です。まだまだ介護支援専門員の社会的認知度は低く、それによって待遇は改善しません。介護支援専門員の働く環境の改善もまた協会の使命のひとつですから、知名度向上のために様々なPRを行っています。

 

 

20160215154758-00738

 

 

介護支援専門員(ケアマネージャー)協会は地域ごとにある

各都道府県ごとにあるという介護支援専門員協会について、ここでもう少し詳しく述べてみましょう。基本的には研修を行ったりし、その報告をホームページ(HP)に載せたりしている所がほとんどです。47都道府県に各支部がありますが地域ごとにブロック分けされており、その運営は少しずつ特徴があるようですので目を引くものを紹介していきます。

~北海道ブロック~

北海道には支部がひとつです。以前から国が進めようとしている「居宅介護支援費の自己負担導入」というものがあります。実は今までプランを作る費用は利用者側には負担ゼロだったのです。それを今後は自己負担する方向で国が議論を開始していたのですが、中には負担が増えると困るという方もいますので、北海道支部では自己負担反対の署名運動を行ったようです。広い道内でひとつしか支部がない中、全体で集まった署名の数で北海道支部は上位にいます。かなり活動に尽力される団体なのがうかがえます。

~東北ブロック~

青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島から成るブロックです。岩手の介護支援専門員のHPでは求人や学校にもリンクをつなげています。これは紹介と同時に仕事の募集までしているというアクティブな団体だという事が伺えます。一方宮城はオレンジドアをHPに載せています。これは認知症かな?と思った本人が人には聞きにくい、受診にも腰が上がらない、けれどもなんとなく心配という方が簡単にセルフチェックできるという内容になっています。秋田は地域の社会資源の紹介がすごくていねいにしてあります。秋田の紹介を見るだけで、地域にどんなものがあるのか簡単にわかるようになっています。

~北関東ブロック~

こちらは茨木、栃木、群馬から成るブロックです。HPでの報告も頻繁にされていますので、協会や介護支援専門員のPRに尽力されているようです。

~南関東ブロック~

埼玉、千葉、東京、神奈川から成るブロックです。埼玉は包括的リハ研究会など多職種含めた勉強会なども盛んなようです。千葉は定型的な活動の他にもラインやフェイスブックへのリンクをHPに貼り付けて、働く世代にもうまく溶け込んだ形で展開しているようです。東京は中規模な研修を会員の介護支援専門員に頻繁に行っていますし、介護の商品や食品のリンクもHPに貼っています。意外と、いざほしいとなった時にどこを調べたらよいのかわかりにくいものなので便利です。神奈川はツイッターやアマゾンにもHPからのリンクがあり、書籍の紹介や購入にもつなげています。

~甲信越ブロック~

山梨、長野、新潟からなるブロックです。どこの支部でも研修や情報提供は行っているのですが、新潟のHPは募集中のものと終了したものなどが整理されて見やすいです。同じくらいの数の研修などがどこの支部でも行われていますが、速やかに情報がほしい介護支援専門員にとって、見やすい事は本当に助かる事でもあります。

~東海ブロック~

岐阜、愛知、三重、静岡から成るブロックです。この地域では定型的な活動はもちろんの事、一般の方への対応やPRにもHPで力を入れています。介護保険についての質問コーナーを設けたり、事業者向けの訪問講座なども設けている地域もあります。

~近畿ブロック~

滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山から成るブロックです。京都では国際アルツハイマー病協会国際会議(一般向け)が行われます。この認知症についての国際会議はまさに最前線の内容ですので、介護支援専門員にとっては学びがいのある環境かもしれません。

~中国ブロック~

島根、広島、山口、鳥取、岡山から成るブロックです。多くの支部では会員向けのレクリエーション企画があるようですが、山口県はそれを積極的に報告しています。会の歌まであるようですので、よほどの団結力が伺えます。

~四国ブロック~

徳島、香川、高知、愛媛から成るブロックです。研修などはどこの地域でも盛んに行われていますが、高知では地域カンファレンス、MSW、難病相談支援センターからの研修など幅広く活動を行っている事が伺えます。

~九州ブロック~

福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄から成るブロックです。ここでは地域ブロックネットワーク活動というものがあり、九州ブロックの中でさらに小単位でのブロックに分けられた研修会などが盛んに行われています。

 

yamanobori_couple

 

 

介護支援専門員(ケアマネージャー)協会はケアマネの拠り所

介護支援専門員協会が東京を本部として各支部がそれぞれ活動している中、それは実際に働く介護支援専門員にとってどのような位置づけなのでしょうか。
まず、国からの情報が早く入手できるという事があります。

介護保険制度は3年ごとに見直されていきますが、改定前にマイナーチェンジする事もありますから常に新しい情報は得たいのです。
そして、働く介護支援専門員は孤独に判断を迫られる事もあります。同じ事業所で仲間がいても、総合的に判断するのは個人なのです。

多くの介護支援専門員が相談相手を求めていますが、個人情報保護の観点から言ってそうそう出来るものでもありません。協会や支部は、そういった介護支援専門員からの相談を受け付ける事での支えにもなっています。

そして細かい事ではありますがとても大切な、資格の更新についてのお知らせ、各種自己研鑽のための研修会案内、横のつながりを持たせてくれるコミュニティへの案内など助かる内容がとてもたくさんなのです。

介護支援専門員は日々の仕事の合間に協会HPを開いて情報を得る、という事がすでに業務に入っているといっても過言ではなく、もはやなくてはならないものなのです。
さらには、協会の目的のひとつに「社会的地位の向上」があります。HPで、地域で、様々な活動がされています。これは全て介護支援専門員の働く環境をよくするためですし、サービスを受ける方が困らないような提言を国に行ってもいます。

協会のがんばりが、介護支援専門員の将来を左右するのかもしれない、というくらい重要な職能集団ですね。

 

まとめ

介護支援専門員の仕事は、配慮やコミュニケーションからマネジメントまでかなり幅広く多岐にわたります。毎日刻々と変化する事例もあれば、昨日まで元気だった方が突然倒れて…なんてこともあり得る予測のつかない所もあります。そんな中で、いつ呼び出されてもいいように待機の電話を片手に自宅に帰る介護支援専門員も全国に大勢います。そのようにがんばっている人達の社会的地位の向上と、働く環境がよりよくなるように、協会にはがんばってほしいですね!

qna